八方塞がりとは何でしょうか。
その意味は?
厄年との違いは?
八方塞がりのお祓いってどんなもの?
私自身が八方塞がりの年になった時、
どう過ごしていたか等の体験を交えながら
わかりやすくまとめてみました。
八方塞がりを迎える人へ
何かしら理解を深めるものになれば幸いです。
▼方位除けについて知りたい方はこちらをご確認ください▼
八方塞がりと厄年の違いとは何か?
「お前、今年八方塞がりやぞ」
友人が神主やってるもので、初詣の時に挨拶にいった時に言われた一言。
「…は?八方塞がり?何それ??」
とりあえず縁起の良さそうな響きではなかったんで、できるだけわかりやすい説明を要求して帰ってきました…
忘れないうちに記述しておきます。
厄年に関しては男性と女性で厄年にあたる年に違いがあり、人生の中で男性は3回、女性は4回めぐってきます。
●女性 … 19歳、33歳、37歳、61歳
(すべて数え年になります)
わかりやすい例をあげると、男性は仕事面での転機だったり、女性は出産や育児面だったり何かと環境の変化が起こりやすい時期であるため災厄をむかえやすいとされているようです。
八方塞がりに関しては厄年とは違って男女関係なく、自分の歳にあたる1の位と10の位の数字を足して『10』になる年であること。
実際の『東西南北』といった方角ではなく、九星方位気学から出される星回りからみて八方塞がりの年とされるそうです。
例を挙げると、
55歳 … 5 + 5 = 10
つまり、19歳、28歳、37歳、46歳、55歳、64歳、73歳、82歳、91歳、です。
(すべて数え年になります)
※数え年は今年誕生日を迎える歳に1を足した年齢になります。
…ハイ。わたくし見事に当てはまる年でございました。
「じゃあ、どうしたらええのん!?」
いきなり「八方塞がってますよー」とか言われてもどうしていいかわかんない!
なので八方塞がりのお祓いについても聞いてきました。次の章でご説明していきます。
八方塞がりと厄年のお祓いについて
厄年と八方塞がりのお祓い。
災厄を除くという意味では似ているかもしれませんが、祝詞(のりと:神主さんが祈願の際読み上げているもの)の内容を比べるとふたつは別のものといえます。
神主やってる友人にわかりやすーく説明をお願いしたところ(難しい言葉並べられてもわかんないんで…笑)
厄年のお祓いだと、
「今年厄年にあたる〇〇さんが一年難なく穏やかに過ごせますように~」
八方塞がりのお祓いだと、
「〇〇さんの周り全部、禍津神(まがつかみ)に囲まれちゃってるんで、せめてどこかの方位開けちゃってくださ~い」
すごくかみ砕いていうとこんなイメージの内容の祝詞を神様に読みあげているそうです^^;
禍津神(まがつかみ)って神様が取り囲んでるとか…名前から禍々しさ満点じゃないの。
もう、魔のかごめかごめ状態。泣きたい。。。
ちなみにお祓いを希望する場合、いつまでに受けるといった決まりごとはないものの、旧正月の2月4日頃の立春の時期を目安にお参りに来る人が多いのだとか。
この辺りは個人の考え方ですが、どうせお祓いを受けるなら早い方がいいでしょうね。
で、友人に指導してもらったはいいものの、お納めできる初穂料がお財布に不在だったのでその日はお祓いできず。
なんだかんだで月日は流れ現在に至ります…
八方塞がりと厄年 過ごし方の体験談
結局お祓いを受けられないまま気が付けばもうすぐ年末。八方塞がりと厄年重なっていたのに。
その後私がどんな一年だったかというと。
まー、散々でしたわ。
- 通勤中に車は止まるわ(買いなおしを余儀なくされる)
- よく鼻血を出すようになるわ(大人の鼻血は怖い!)
- 足骨折するわ(職場のラックに足ひっかけただけなのに)
- 下の階の人から水漏れの苦情がくるわ(施工の問題で私のせいじゃなかったけど)
- 次から次に電化製品が故障するわ(自分から悪い気が出るのが原因とか…)
- appleを騙る迷惑メールに騙されそうになるわ(危なかった…)
などなど。
細かく挙げたらきりがないんじゃないかってくらい、とにかくいい年ではありませんでした。
「今年はつつましやかに過ごすようにね」
って友人から助言を受けたものの、つつましやかにしてたのになんでやねん!ってくらいひどかった…
「なんで私ばっかり…(´;ω;`)まがつかみのばかっ」
と半ベソかく時もありましたが、全部塞がれてっからねー!しゃーないしゃーない!と今や開き直り状態。
八方塞がりにあたる人は新しいことを始めるなら次の年へ持ち越して準備期間として備えておいた方がよさそうです。
今の自分を見つめなおして、より良くできることは改善を心がけて。
私の八方塞がった一年の過ごし方としては
- 大好きな旅行は控える
- 転職に向けての勉強期間とする
- ひとりの時間を増やす
- とにかく断捨離!
こんな感じでした。
いつも仲良しの友達の楽しく過ごしている姿を見たらなんとなくネガティブな気持ちになってしまいそうだったのです。その友達は全然悪くないですもんね。
なので外に出てアクティブなことを楽しむより、スキルと内面を磨く、といった方面に力を入れた『動』より『静』の一年として過ごしました。
つつましやかに過ごす、という意味では間違ってないはず^^;
八方塞がりの年は9年に1度やってきます。最近では人生のチェックポイントとして9年ごとにつつましやかに過ごす時期があってもいいかなーなんて思うようになりました。
お、成長できてるじゃん私。
年が明ける大晦日には「あばよ、禍津神!」と魔のかごめかごめ状態からおさらばしてやろうと思います。
来年はもうちょいマシな一年になるようにちゃんと後厄のお祓いに行こうと思います…あと、9年後にまたやってくる八方塞がりのお祓いもね。
まとめ
- 八方塞がりは男女関係なく9年ごとに巡ってくるもの
- 八方塞がりのイメージとしては悪い神様に周りを囲まれている状態
- 八方塞がりの年は新しいことは控え、自分を見つめなおす時期
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