節分の時期には
厄払いを受ける為に神社にお参りする人が増えますが
「私、厄年と八方塞がり重なってるんだけど…」
こんな人いらっしゃると思います。
そもそも八方塞がりとはなんでしょうか。
厄年とどう違うのでしょうか。
このふたつの違いとお祓いを受ける場合の基礎知識について
わかりやすくまとめました。
八方塞がりを迎える人は
ぜひ目を通してみてくださいね。
八方除けと厄除けの違いとは?
八方除けと厄除け。
このふたつの違いとはなんでしょうか。
簡単に説明すると、八方除けとは八方塞がりの年に受けるお祓いのことをいいます。
八方塞がりというのは九星といわれる方位学から導き出される星回りの年のことで、人生の中で9年ごとにめぐってきます。
自分の数え年に当たる1の位と10の位の数字を足して『10』になる年を八方塞がりの年と考えるのです。
19歳 … 1 + 9 = 10
37歳 … 3 + 7 = 10
数え年で19歳、28歳、37歳、46歳、55歳、64歳、73歳、82歳、91歳を迎える人が八方塞がりに該当します。
厄除けとは厄年に受けるお払いのことで男性と女性でそれぞれ厄年にあたる年が異なります。
●女性 … 19歳、33歳、37歳、61歳
(すべて数え年になります)
神社の神主さんによると、
八方除けの際に読み上げる祝詞は祈願者の周りを囲んでいる禍津神(まがつかみ)という悪い神様を取り払うような意味合いのもの。
厄除けの際に読み上げる祝詞は人生の節目として厄年を迎える祈願者の身に災難が降りかかることなく穏やかな1年を過ごせることを願う意味合いのもの。
災厄を除くという意味では八方除けも厄除けも似ていますし同じものというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、このふたつはそれぞれ違うお祓いになるのです。
厄除けと八方除けは同時にしてもらえる?
年齢によって厄年と八方塞がりが重なる年もあるので、
「厄除けと八方除け、一緒にお祓いしてもらえるのかな?」
「どちらかのお祓いは日を改めた方がいいのかな?」
こんな疑問を持つ人がいらっしゃると思います。
答えとしては、どちらのお祓いも同日、同時に受けることができます。
神社社務所の受付で
「厄除けと八方除けのお祓いをお願いします」
と申し出れば大丈夫です。
神主さんが厄除けと八方除け、それぞれの祝詞を読み上げてくれますのでわざわざ日を改めてお参りする必要もありません。
厄払いだけ受ける人もいれば八方除けだけ受ける人もいます。
この辺りは個人の考え方によりますので不安に思う人は両方受けるといいでしょうし、お参りする予定の神社に事前に問い合わせて当日までに考えをまとめておくとよいでしょう。
八方除けの初穂料 かかる費用は?
全国的に見て神社で祈願を受ける場合、初穂料は5000円から、とされているところが多いようです。
「お気持ちお納めください」
と言われる場合もありますが、5000円用意しておけば特に問題ないでしょう。
神社によりますが、提示された金額より多めに初穂料をお納めすると授与品を多くいただけるところもあります。
八方除けと厄除けのお祓いを一緒に受ける場合は祈願2回分と考えて10000円ほど用意しておきましょう。
また、封筒に入れて準備する際はひとつの封筒にまとめても入れても、別々の封筒に分けてもどちらでも問題ありません。
使用する封筒はのし袋、白封筒、どちらを使ってもOK。
上部に初穂料(もしくは玉串料)、下部に祈願を受ける人の名前を記入します。
最近は現金そのままで受付している神社も多いので、気になるようであれば当日までに神社社務所に問い合わせておきましょう。
まとめ
- 八方除けと厄除けは災厄を除く意味では似ているが、それぞれ別のお祓いである
- 八方除けと厄除けは希望すればどちらのお祓いも同日同時に行うことができる
- 八方除けのお祓いを受ける場合は5000円を目安に用意しておくとよい
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