「方位除けと八方除けの違いって何?」
このふたつって似ているようで微妙に違うんです。
なんだか良くない年回りってことはわかるけど
実際には何がどう違うの?
そんな疑問について
神主さんにわかりやすい解説をお願いしてきました!
気になるお祓いのことや
引っ越しについて不安に思う人はぜひご一読を。
八方除けと方位除けの違いとは?
神社にお参りに行くと、よく『厄除け早見表』といった看板がありますよね。
年が明けて初詣に行く先々でよく見かけるものですけど、厄年のものだけでなくて
『八方塞がりの年』
に関するものだったり、
『方位除け(凶方位)の年』
にあたる計算の早見表だったり。
お参りする場所によって内容が違うので
「このふたつって同じものじゃないの?」
なんてちょっと疑問に感じていたんです。
なので、神職をしている友人に確認してきました!
いやー、専門家が身近にいるって心強い!(笑)
私は八方塞がりの年に何も知らずに散々な思いをしたことがありまして。
その時にもこの友人に厄年と八方塞がりについて教えてもらったんですよね。
▼こちらから確認できます▼
早速神主さん対参拝者として説明を聞いたものの、
「方位除けっていうのは鬼門が…うんたらかんたら…」
ハイ、ストップ。
お願いだから素人目線でわかる内容で教えてください…。
『暗剣殺』とか『五黄殺』とか、意味わかりません…。
で、気を取り直してわかりやすく教えてもらいました。
八方除けと方位除け、どちらとも九星気学から導き出される自分の本命星によって決まります。
要するにざっくりまとめるとこんな感じだそうです。
本命星からみて全ての方角に災難が待ち構えている年に受けるお祓いのこと。
本命星がその年の凶方位と重なっている年に受けるお祓いのこと。
つまり、このふたつは似ているようで別物。
どっちが悪いのか、しいて言うなら…『八方除け>方位除け』の方式が成り立ちますね。
八方除けは全部の方角が良くないと言われているだけに、まさに八方塞がりという表現以外ありえないでしょう(笑)
方位除けは年回りによる凶方位に当てはまる人にとってはひとつの方角のみが悪いということになります。
「方位が良くない年にはどうしたらいいの?」
と不安に思う人の為に、神主さんが神様に方位除けの祝詞(のりと)を奏上して、お祓いをして災いを取り除くお手伝いをしてくれるわけです。
ちなみに、神社によっては方位除けのことも『八方除け』として考えるところもあるそうですよ。お祓いを受ける場所によりけりみたいです。
では方位除けのお祓いについて、このまま詳しくご説明していきましょう。
▼八方塞がりについての詳しい内容はこちらをどうぞ▼
方位除けのお祓いはした方がいい?
「今年、自分の本命星は大丈夫かな…」
なんて心配する人もいらっしゃると思います。
2024年の凶方位にあたる本命星の人は、
六白金星(北東)
八白土星(北)
九紫火星(南西)
になります。
下記の早見表で確認をしてみましょう。
2024年 方位除け早見表
大正11年生まれ … 103歳
昭和6年生まれ … 94歳
昭和15年生まれ … 85歳
昭和24年生まれ … 76歳
昭和33年生まれ … 67歳
昭和42年生まれ … 58歳
昭和51年生まれ … 49歳
昭和60年生まれ … 40歳
平成6年生まれ … 31歳
平成15年生まれ … 22歳
平成24年生まれ … 13歳
令和3年生まれ … 4歳
大正9年生まれ … 105歳
昭和4年生まれ … 96歳
昭和13年生まれ … 87歳
昭和22年生まれ … 78歳
昭和31年生まれ … 69歳
昭和40年生まれ … 60歳
昭和49年生まれ … 51歳
昭和58年生まれ … 42歳
平成4年生まれ … 33歳
平成13年生まれ … 24歳
平成22年生まれ … 15歳
令和元年生まれ … 6歳
大正8年生まれ … 106歳
昭和3年生まれ … 97歳
昭和12年生まれ … 88歳
昭和21年生まれ … 79歳
昭和30年生まれ … 70歳
昭和39年生まれ … 61歳
昭和48年生まれ … 52歳
昭和57年生まれ … 43歳
平成3年生まれ … 34歳
平成12年生まれ … 25歳
平成21年生まれ … 16歳
平成30年生まれ … 7歳
※数え年の表記になります(早生まれは関係ありません)
これらの年回りに当てはまるからといって、必ずお祓いをした方がいいということではありません。
人によっては自分が凶方位に当てはまることを知らないまま1年を過ごす人だっています。
知っていたとしても特別何も気にしないなんて人もいることでしょう。
ただ反対に、やっぱり気になってしまう…なんて人も少なからずいるはずです。
転勤や転職による仕事の都合で引っ越ししなければならない人だったり、結婚を機に転居を…と考える人だったり。
今年悪いと言われている方角にどうしても移動しないといけない、なんて人もいますよね。
そんな心配をずっと抱えたままでいるくらいなら、最寄りの神社に相談してお祓いを受けることをおすすめします。
不要な災いはスッキリ取り除いてもらっちゃいましょう。
考え方次第といえばそれまでですが、せっかく新しい日常が始まるのにもやもやした不安な気持ちのまま生活をスタートさせるよりは、きちんとご祈祷を受けて前に進む気持ちを持った方が広い目で見てもベターですよ。
方位除けの効果で引っ越し前の安心を
引っ越しは自分の人生の中でもそう多くはないことですし、その決断に至るまでも色んなことがあったと思います。
それなのに、
「新居の方角が悪い…」
なんて、たまったもんじゃないですよね。
気持ちの中に何かがつっかえたままでいるよりは、やっぱり方位除けのお祓いを受けた方が何かと安心。
でも、お祓いを受けるなら注意してほしいことがひとつだけあります!
それは、引っ越し『前』にお祓いを受けること。
今から良くない方向に動こうとしていて、でもお祓いを受ける気持ちはあるのに何もしないまま移動したら何の意味もないですよね。
実際、神職をしている友人の話によるとすでに引越しを済ませてしまった状態で相談に来る人も稀にいるそう。
そういった人にはお祓いする意味を始めに説明するらしいのですが、
「それでもいいのでお願いします!」
とお祓いを希望する人もいるのだとか^^;
順番は違うと分かっていても、気持ち的に安心したいんでしょうね…。
もちろん、本人の納得いく形でお祓いをしてあげたそうです。
神主さんが読み上げる祝詞(のりと)にはいろんな種類のものがあるので
「転居してくる人が新しい家でも平和な生活ができますように」
といった『入居前のお祓い』もできるので、もし引っ越し後に方位が悪かったことに気付いた人は最寄りの神社に相談すれば何らかの形で対応してもらえると思います。
まぁ、一番いいのは引っ越し前にお祓いをすることですね。
先に不安も災いもキレイに取り除いてもらってから気持ちよく転居するようにしましょう。
以上、今年の凶方位に凹んでいる人の参考になりましたら幸いです。
まとめ
- 八方除けは全面NG、方位除けは該当する凶方位一面がNGの時にそれぞれ行うお祓いのことである
- 厳密にいえば別物だがまとめて『八方除け』とする考えの神社もある
- 転居する方角に不安があってお祓いを希望する場合は引っ越し前に神社に相談するべし
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