大学生活も中盤を迎え、
そろそろ就職活動…
でも親に教員免許取れって言われてるし…
なんて思った人、案外多いのではないでしょうか。
確かに取れる資格は取っておいた方が安心ですし、
それが教員免許だったら何かと印象がいいのでは、と思う人もいるでしょう。
でもそれは昔の話。
お父さんお母さん時代の教員免許と今の教員免許とでは
価値観が違うものになります。
結局のところ、
「教員免許ってとった方がいいの?」
といった疑問に重点を置いて解説していきましょう。
教員免許は取った方がいいの?
大学3、4年生のそこのあなた。
「教員免許だけでも取っておきなさい」
と親にちくちく言われたことありませんか?
万が一、一般企業に就職できなかった時の保険として…といったお考えなのでしょうが、実際のところは本気で教員になりたいという気持ちがない限り、教員免許はただの紙切れにすぎません。
教員免許を取るには教育実習は必須です。
生半可な気持ちで取得するのは正直難しいでしょう。
逆に実習を受けてみたことで、
「教師になりたい!」
という気持ちが強くなる人がいないとも限りません。
結論として言えるのは『やってみないとわからない』ということ。
教員という職種とは違う職種と天秤にかけている人ならなおさらですね。
やってみて、思った通りだった。
思っていたイメージと全然違った。
個々の受け止め方によって出る答えは十人十色だと思います。
ただ、やるからには本気で取り組むのがマナーです。
というのも、実習先の学校にとって教育実習はボランティアでしかないから。
自分たちの忙しい時間を割いて、ド素人の自分達に様々な指導をして下さるわけですから
「大学行ったし、一応免許とっておこうと思いまして」
といった気持ちを外に出すのはNG。
言われた課題には真摯に取り組んで、実習期間をしっかりやり遂げましょう。
教員免許はあると有利って本当?
教員免許を持ちながら就活をするのはデメリットばかり…というわけでもありません。
例えば、
- 自分は好奇心旺盛でどの職種が向いているのかわからなかった
- だから学生のうちにやってみたいこと、興味のあることをとりあえず短期でアルバイトやボランティア活動を経験してみた
- 色んな体験を経て、最終的に『仕事』にしたいと思ったのがここの会社だった
「これまでの経緯を経て、自分の長点を活かせて御社に貢献できる人材になりたいと思いました」
といったアピールの仕方もアリだと思います。
正直なところ就活1本で頑張っている人と比べたら不利な面もあるかもしれませんが、
●どんなことにも興味を示して向上力アピールをしっかりできる志望動機を持った人
自分が面接官だったらどっちを選びますか?
私なら当然、後者の人を選びます。
結局のところ、教員免許をもっていたら有利とか不利とかそんな話ではなく、面接官は『人』を見ている、ということです。
この人は一体どういう人なのか。どんな気持ちで教員免許を取ろうと思ったのか。
その上でこの人は会社にとってどんな利益を出してくれるか。
企業側が知りたいのはそこだと思います。
ほとんどの会社が面接の際に教員免許について聞いてくるでしょう。
そこをうまく反転させて、良い方向に印象付ける自己アピールができれば文句なしだと思いますよ^^
教員免許の期限切れに注意!
教員免許をもっていれば、将来なんらかの理由で現在の職場を離れることになった時の再就職に役立つこともあります。
例えば、塾の講師。
履歴書に『教員免許取得』の文字があれば、面接する人から見ても印象は悪くないはずです。
ひとつ注意しないといけないのが、教員免許が更新制になったこと。
10年毎の更新が義務付けられることになったので、消滅しないようにきちんと覚えておく必要があります。
そういう意味では昔と違って、教員免許はもう『保険』ではないんですよね。
ですので最初の話に戻ってしまいますが、保険として教員免許取得を考えるのではなく、実際にやってみて自分の気持ちがどっちに傾くのか。
それを確かめたいと思う人こそ、教育実習を受けて免許を取得するのもいいかもしれません。
ただ、就活だけでも大変なのに、その上で教育実習も掛け持ちで頑張るというなら相当な根性が必要になりますので、その点だけはお忘れなく^^;
以上、教員免許取得についてのレポをお届けしました。
ご自分の中にある気持ちを整理する情報になりましたら幸いです。
まとめ
- 教員に対する興味が捨てきれないのなら実習を実際に受けて判断した方が吉
- 就職活動する際は教員免許のことをマイナスにとらえず自分自身が感じた前向きな意見を用意しておくこと
- 教員免許は10年更新になったのでその点も含めて就活を考えるようにするべし
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