「就活に教員免許って有利なの?」
そんな疑問を抱えた学生さんは少なくないと思います。
「逆に教員免許持ってることで不利になるんじゃ…」
なんて不安になる人も。
実際のところはどうなのでしょうか。
どの業種にしたって、
就職活動は100%の自分自身をうまくアピールできるかどうかによります。
「どんな風に自己PRしたらいいの?」
「教育実習のことをつっこまれたらどうしよう…」
そんなお悩みを抱えた学生さんは迷わずチェック!
他の人にはない自分だけの就活力を面接でうまく発揮できるように
こちらでしっかり確認しておいてくださいね。
教員免許を持っていると就活に有利になる?
晴れて教員免許を取得したものの、民間企業への就職活動を続ける学生さんは共通して抱えている悩みがありますね。
それは、
『教員免許を持っていると、就活に有利なのか?不利なのか?』
ということ。
頑張ってとった免許だとしても、
- 教員免許の取得を周りが進めたから
- 『保険』として取っておくべきかと思ったから
- 自分が本当にやりたいことは民間企業の仕事だったことに後から気付いた
その理由は人それぞれ違います。
ただ、就職活動を進める際に、
「どうしてウチの会社を希望したの?」
と確実に問われることになります。
結論として、有利になるのか不利になるのかで言えば『グレー』であるとしか言えないのが実情でしょう。
教員免許に限らず他の資格を持っているのに、その資格とは関連性のない会社への入社を希望すれば、面接官は
「なぜうちの会社を希望したのか?」
と疑問に思って当然です。
しかし、『グレー』であるということは面接官への志望動機の伝え方次第で逆に良い印象をアピールできるということでもあるのです。
それは一体どんな方法なのか。
順を追って詳しく確認していきましょう。
教育実習で頑張ったことのアピールと+αを用意しておこう
数週間という短い期間とはいえ、実際に実習期間を終えてみて教員という仕事がどれだけ大変だったかは身に染みて感じたことだと思います。
ただ、その中で少なからず自分なりの『気付き』があったのではないでしょうか。
- 自分が教員として本当に向いているのか
- 実習期間の中で意外とそつなくこなせる分野に気が付いた
- 『教える力』だけでなく『コミュニケーション能力』も重要だとわかった
…などなど。
自分が実際の現場で感じたことは上記以外にもたくさんあるのではないでしょうか。
面接官への伝え方は色々あると思いますが、
「『憧れ』だった教育現場を実際に体験させてもらって自分の甘さを痛感させられた」
「目に見えていなかった『指導』以外の裏方の仕事の大切さを学ばせてもらった」
「実習先で色んな先生と話す中で自分の知らなかった長所や短所を知ることができた」
教育実習を受けたことで狭かった自分の視野が広がり、教育関係以外の仕事にも興味を持つきっかけを与えてもらった…といったように実習そのものについての否定は決してすることなく、逆にその体験があったからこそ民間企業への就活も考えるようになった。
こういった流れで教員免許を持ちつつも今も就職活動を続けている経緯と志望動機をうまく繋げて面接官へのアピールにすると良いでしょう。
面接官も自分たちの会社にどれだけの働きを見せてくれるか、本当にやる気があって志望したのか。
その点をはっきりさせたいわけです。
自分が逆の立場だったら、当然同じように思いますよね?
だからこそ、自分も本番の面接官も首を縦に振れるしっかりした理由と+αのアピールを用意しておくことが大切です。
教育実習を絡めた自己PRで就活の風向きを上げていこう
就職活動に自己PRは欠かせないものです。
ですが、教員免許を持っているばかりに不利になるのでは…と、ついつい後ろ向きに考えて先に踏み出せないままでいる学生さんも中にはいることでしょう。
エントリーシートの自己PRの書き方にしろ、当日の面接官とのやり取りにしろ、会社にとって良い印象を残すことは何より重要です。
しかし教育実習を受けてきた学生さんは全国にたくさんいるとして、その全員が同じ環境、同じ体験をするでしょうか。
実習期間内で感じたことはあなただけが得られた『学び』。
本やネットに載っているような、どこかで聞いたことのあるマニュアル的な志望動機よりも、あなたが準社会人として実際の現場で感じたリアルな社会について思ったことを語り、他の志望者とは違う一面を面接官に伝えることで強い印象を残せるはずです。
そして志望する会社でまた新たな学びを得て様々なことにチャレンジしたい。
そう面接官に熱意をもって訴えかけるのもひとつの有効な手段だと思います。
また、将来家庭の事情や何かしらの理由で離職することになっても今までの会社で得ることができたスキルを活かせる仕事だけでなく、教育関連の仕事も視野に入れてまた新たに就職活動をする日が来るかもしれません。
塾の講師だったり、地域のコミュニティだったり、学び得たことが今すぐ役に立つことはなくても、無駄になることはないのです。
元より、教育実習は多くの人が音を上げるほど大変な期間だったと思います。
でも、あなたはそれをやり遂げた。
就活に不利だなんだと不安に思うより先に、ひとつのことを責任もってやり遂げたという自信に変えて就職活動に臨んでください。
教育関連であれ、民間企業であれ、あなたにぴったりの仕事に決まりますように。
そして残りの学生生活を存分に楽しんでくださいね。
まとめ
- 有利か不利か余計なことを考えるよりも面接官の胸を打つだけの志望動機を伝えることが重要
- 教育実習を否定するのではなく、その期間で学べたことに感謝してこの先の人生に活かしていくことをアピールする
- 他の人とは違う自分だけのエピソードを志望動機に盛り込んで面接官への強い印象を残せるとベスト
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