「厄年のお祓いって前の年と同じところに行くべき?」
「違うところに行ったら厄払いのご利益が半減しちゃう?」
厄年は前厄・本厄・後厄と3年間あるので、
お祓いを受ける神社やお寺について
首を傾げてしまう人も多いのではないでしょうか。
そんな疑問について神主さんにお話を伺ってきました!
厄払いのお礼参りについても合わせて確認できますよ。
今年厄年の方はぜひご一読を。
前厄と本厄 違う神社でお祓いするのは良くない?
厄年とは災難が起きやすいと言われている年。
何か悪いことが起きたらどうしよう…といった不安から神社やお寺にお参りしたり、厄払いのお祓いを受ける人も少なくありません。
ただ、気になることがひとつ。
『前厄の年と本厄の年で違うところにお参りしてもいいのか』
ということ。
厄年にあたる人はちょっと気になっちゃいますよね。
そんな疑問を解消するべく、神職をしている友人に色々と質問をぶつけてきました。
「厄年の人が別々のところにお参りしたら神様怒っちゃったりするの?」
私のぶしつけな質問に友人はまず大笑いした後、
「そんなことで神様は怒らないし、毎年違うところにお参りしてもお祓いしても問題ない」
と答えてくれました。
そんな笑わなくてもいいじゃないか…私は全国の厄年の人の代表として質問したのに(笑)
まぁ、真面目な話に戻りますが、家の都合で長期で帰省していたり転勤で前回と同じ場所へのお参りが難しいなどご家庭によってそれぞれの事情はあるもの。
なので前厄と本厄と同じ場所への参拝にこだわる必要はないそうです。
もちろん後厄に関しても同じことが言えます。
一般的には氏神神社でお祓いを受ける人が多いものの、崇敬(すうけい)神社、つまりお気に入りの神社がたくさんある人だっています。
「前厄のお祓いはこっちの神社で、本厄のお祓いはあっちの神社でお願いしよう」
といった考えでも構わないそうですよ^^
毎年違う場所でお祓いを受けるのも、お守りをいただくのも、お参りだけして帰るのもどの形でもOK。
それぞれの神様への敬意の気持ちを忘れなければ何も気に病むことはないのだと神職の友人は教えてくれました。
厄年のお祓いを受けたらお礼参りを!
違う神社へのお参りを気にするよりももっと大事ことがある、と神職の友人が教えてくれたことがあります。
それは、無事に厄年を終えた後の『お礼参り』が大事であるということ。
例えば、安産祈願のお礼参りも兼ねて
「赤ちゃんのお宮参りを…」
とご家族揃ってご祈祷にくる人は多いですよね。
厄年に限らず学業成就、家内安全、除災招福、恋愛成就…と様々なお願いごとをするために人は神社に足を運ぶのに、
「〇〇できますように、〇〇が叶いますように」
とお願いをするだけの人が多いということです。
一方的にお願いをするだけの人に神様がご利益を下さるでしょうか?
わざわざ正式に昇殿参拝してお礼参りする必要こそありませんが、拝殿前で手を合わせて感謝の気持ちをきちんとお伝えすることを忘れてはいけない、ということなんです。
お礼参りを、というと堅苦しく聞こえてしまうかもしれません。
ただ、願い事に対してどんな結果が待っていたとしても、
「見守っていただいてありがとうございました」
という人同士の間でも当たり前にある謙虚な姿勢を忘れないようにしたいものです。
前厄と本厄 同じ神社へお参りする時には
前厄の年と本厄の年、同じ神社へお参りする予定の人は、前回いただいた厄除けのお札やお守りをまとめておきましょう。
当日になって、
「あっ、前のお守り持ってくればよかった…」
って人、結構多いそうですよ^^;
お札やお守りは授与された日から1年を目安にお返しするもの。
前厄にいただいたものは前年の御守護として、本厄にはその年の御守護として、また新たに別のお札やお守りをいただくものです。
厄年は前厄・本厄・後厄と3年あるから同じお守りをずっと持っておこう…というのはちょっと違う話になってしまうので気をつけてくださいね。
↓こちらで詳しく確認できます↓
そして前述の通り、お祓いを受けるならご祈祷中に、お参りだけするなら自分でしっかりと感謝の気持ちを持って神様へのお祈りを。
その後にお札やお守りを返納するようにしましょう。
「お祓いを受けたのに、事故にあったり病気になったりした」
なんて不満を口にする人も稀にいるそうですが、
『大難を小難に、小難を無難に』
という言葉の通り、現状よりももっとひどい状況になっていたかもしれない可能性だってあります。
厄年の災いについては気の持ちようといえばそれまでですが、厄払いを受けることで抱えていた不安を少しでも軽くできることは確かです。
もちろん神頼みだけ…というのもよくありません。
無事に厄明けできるよう厄年の3年間が少しでも平穏な毎日であるように、普段からの行動にも十分気を付けてくださいね。
まとめ
- 前厄と本厄それぞれ違う神社やお寺にお参りしたりお祓いを受けることは問題ない
- お願いごとがあってお参りしたりお祓いを受けたならお礼参りは怠らないこと
- 前厄には前厄の年のお守り、本厄には本厄の年のお守りとして1年毎に新しいものを受けるようにする
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