「八方塞がりの年って一体何なの?」
なんだか縁起の悪そうな年に自分が当てはまっていたら…
何か良くないことが起こってしまうのかと気になりますよね。
そもそも八方塞がりの意味って何?
厄年と重なったらもっと悪い年になるの?
そんな疑問について
神主をしている友人に詳しく確認して参りました!
不安な一年を過ごしたくない人はぜひご一読を。
▼方位除けについてはこちらの記事で確認できます▼
八方塞がりの意味って何?
神社にお参りした時に目にする厄年や年回りの案内表。
何気なく目を通したら、
「え…?今年って八方塞がりなの…?」
なんて愕然とする人、結構多いのではないでしょうか。
厄年のことはなんとなくわかっているつもりでも、八方塞がりについてはさっぱりわかっていない人って意外と多いんですよね。
では、八方塞がりとは何なのか?という疑問についてお答えしていきましょう。
八方塞がりとは、読んで字のごとくすべての方面を塞がれている状態。
打つ手のない状況で「もう八方塞がりだ!」なんてよく言いますよね。
神主さんから教えてもらった話いわく、八方塞がりにあたる本人の周り全方位を『禍津神(まがつかみ)』という災いを招く神様に取り囲まれてる状態なんだとか。
そんな状態で何をしようとしてもうまくいかない年を八方塞がりの年というそうです。
ですので、何か新しいことを始めるには不向きな年と言われています。
例えば、
●起業
●結婚
●出産
●引っ越し
…などなど。
厄年にあたる年にも同じようなことが言えるので勘違いする人が多いのですが、八方塞がりと厄年は全く別物。
そしてこのふたつが重なってしまう年もあります。
良くないと言われる年が重なってしまうと何かと不安に思う人も多いことでしょう。
八方塞がりの年と厄年、このふたつの違いをあげながらさらに詳しく解説していきます。
八方塞がりと厄年が重なる年は最悪?
厄年は、男性と女性それぞれ厄年にあたる年が決まっています。
男性…25歳、42歳、61歳の3回
女性…19歳、33歳、37歳、61歳の4回
※数え年で考えます
古来より、これらの年は災難の起こりやすい時期とされてきました。
男性は仕事面での転機(出世や移動など)だったり、女性は出産や育児に直面したりと何かしら現状とは違う環境の変化が起きやすい時期と重なることが多かったんですね。
それに対して、八方塞がりは男女関係なく巡ってきます。
八方塞がりは九星方位気学から導き出されるもので、数え年の年齢の1の位と10の位を数字をそのまま足して『10』になれば、その年は八方塞がりに当てはまる年になります。
男女共に19歳、28歳、37歳、46歳、55歳、64歳、73歳、82歳、91歳の9回。
※数え年で考えます
よーく見ると…お気づきですね。
そう、女性の19歳と37歳は八方塞がりと厄年が重なっているのです。なんで女だけ…と不服に感じるのは私だけではないはず(笑)
どちらも災難に関わる年と言われるだけに、
「八方塞がりと厄年が重なると最悪な年になるの?」
なんて不安に思う人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
このあたりについては個人それぞれの考えからや受け止め方にもよると思いますし、一概に言えるものではありませんが、少なくとも私の場合は最悪でした^^;
私にとって数え年で19歳というと、ちょうど17歳の頃。
10代で多感な時期というのもあったのでしょうが、思い返せば進路や将来のことで些細なことでも不安になり、色々と物事をうまく進めることができなかったように思います。
そして数え年で37歳だと、35歳の頃。
周りの友人も結婚したり、最後のチャンスだと転職を決めたり。子供を望むならこのままでいていいのか?と考えさせられる時期です。
ちょうど保険の金額も上がり始める歳になるので色々と見直しを考えたりと自分の棚卸をする時期に直面していました。
こうやってみると人生の分岐点ですね。今思えば八方塞がりの年は何もない年と比べて、自分にとって大きな決断を迫られる年だったのかもしれません。
そんな大変な年をどんな風に過ごすべきか。気になる対策について続けて確認していきましょう。
八方塞がりって結局どうしたらいい?
では、八方塞がりの年はどのような過ごし方をすべきなのでしょうか。
神主さんに尋ねてみると、
「八方塞がりの年は極力慎ましやかに過ごすこと」
とのアドバイスを頂きました。
何か新しいことを始めたいと考えているなら、それを成功させるための地固めに徹する年とした方が良いそうです。
八方塞がりについて、どう感じどう捉えるかは個人それぞれの自由ですが、表立った派手な行動は控えて、今の自分自身と向き合ういい機会とすること。
後ろ向きになるのではなく、何事も前向きに転換させる力を自分に身に着けさせるために人生の中で9年ごとに巡ってくる年回りなのかもしれませんね。
何かと不安に思う人はお祓いを受けるのもひとつの手です。神社のご祈祷受付に出向いて、
「八方除けのお祓いをお願いします」
と申し出れば当日でもお祓いを受けることができますよ。
↓お祓いを受ける時期についてはこちらで確認できます↓
お祓いまではちょっと…という人はお守りを身に着けておくだけでも心持ちが違ってくると思います。
ちなみに私自身の厄年と八方塞がりが重なった時の話になりますが、厄年にはちゃんとお祓いしてもらって八方塞がりの年はお守りだけ持ち歩くようにしていました。
厄年と八方塞がり両方のお祓いを受けたら、納める初穂料が結構大きな額になってしまうので片方だけお祓いしてもらった…っていうパターンです^^;
人それぞれ色んな考え方がありますので、じっくり考えて自分で納得のいく1年にすることが第一です。何事もない穏やかな年を過ごせるといいですね。
以上、参考になりましたら幸いです。
まとめ
- 八方塞がりの年とは何かを始めるのには不向きとされている災難の起きやすい年のこと
- 八方塞がりと厄年が重なってしまうには要注意 ※女性で数え年の19歳と37歳
- 八方塞がりの年には慎ましやかに過ごすことが基本(お祓いを受けるのも受けないのも自由)
↓こちらもオススメ↓