七五三といえば子供の晴れ着に気をとられがちですが、
親の服装はどのようなものがベストなのでしょうか?
普段ラフな服装が多いばかりに
「どんな服装をしたらいいのかわからない…」
なんて思う人も少なくないはず。
カジュアルな服装はNG?
ジーパンでお参りって非常識?
そんな七五三詣りのマナーについて
こちらでしっかり確認しておきましょう。
七五三の親の服装 カジュアルはNG?
七五三といえば子供の服装に力を入れる親御さんも多いと思います。お祝い事ですし、晴れ着を用意して素敵な思い出にしてあげたいですよね。
でも、ちょっと待って。
子供のことで頭がいっぱいになって親である自分の服装のことが後回しになってませんか?七五三は親もきちんと正装でお参りするべき。
「子供が主役なんだから、自分たちは普段着でいいや」
なんて考えはNGです。
親であるからこそ、きちんとTPOに合わせた服装でお参りするのは最低限のマナーであり、それを子供に教えるいい機会でもあるのです。
そもそも、七五三は3歳・5歳・7歳といった節目の年に子供の成長とこれからのご加護を神様にお祈りする日本古来からの儀式です。子供のために神様にご挨拶に行くのに、不適切な服装でお参りするのは失礼にあたる行為となってしまいます。
「意外とカジュアルな服装の人もいるじゃない」
なんて思っていてはダメですよ。
場に合っていない恥ずかしい恰好でいることをなんとも思わない人と同じ考えに感化されるなんてナンセンスです。
なにより、
「周りの人がしていれば自分たちもやっていい」
そんな考えを子供に教えているのと同じになってしまいます。
子供は成長し、いずれ大人になります。これから色んな行事に触れさせていく中で、自然と身についていくことも多いものです。
子供に間違った解釈を与えないように、そして常識ある大人に育てる為にも、親が普段から正しい姿を見せておくのは大切なことなのです。
七五三の親の服装 ジーパンって非常識?
「七五三のお参りにジーパンで行ったらいけないの?」
普段からよくジーンズを着用している人だと、ついついいつもの服装で…なんて思ってしまう人も多いかもしれません。特に普段スーツを着ることの少ない仕事に就いているパパほどそんな風に考えてしまいがちですね。
でも、前述の通り七五三のお参りはいわば神様へのご挨拶も兼ねています。カジュアルファッションとして今や定番のジーンズですが、元々は作業着にあたるものです。
神社へのお参りは正装、もしくは正装に準ずる服装が基本ですので、ジーパン着用は控えるようにしましょう。
もちろんTシャツもNGです。シャツを着るのであれば襟付きのものが望ましいですね。父親としてきちんとした服装でお参りするようにしましょう。
そしてママにも同じことが言えます。ラインのきれいなジーンズでもカジュアルな服装であることには変わりありません。
カジュアルな装いは普段の服装で楽しむもの。時と場所に応じてフォーマルな装いも着こなせるのがおしゃれな女性であり、母親としておさえておくべきマナーです。
七五三の親の服装はスーツがベスト?
カジュアルな普段着でのお参りは控えるべき、とはわかったものの
「じゃあ何を着ていったらいいの?」
と困惑する人もいることでしょう。
一番ベストなのは両親ともにスーツ着用でのお参りです。
ただ、かっちりフォーマルではないセミフォーマルでも問題ありません。
スーツを持っていない人はジャケットだけでも用意した方が無難ですね。普段スーツを着慣れていないお父さんこそ、1着くらいはフォーマル寄りの服を用意しておくべき。今後、子供の卒業式といった学校の式典にも着ていくことができますよ。
お母さんにはカラーのママスーツがおすすめ。あまり着る機会が少ないフォーマルスーツをわざわざ購入するのは気が引ける…なんて人も多いと思いますが、そんな時は極力使いやすいカラーのネイビーやグレーをセレクトするといいですね。
華やかさを補うために淡いパステルカラーのインナーにしたり、アクセサリーで全体のバランスを整えましょう。
もちろん和服でもOKです。着付けや準備に手間はかかりますが、七五三という伝統行事にはぴったりの装いですよね。
注意点として格が高すぎない着物を選ぶこと。七五三はあくまでも子供が主役の行事ですので、子供より目立つようなことになってはいけません。
大事なのは夫婦で同じ格に合わせること。子供のお祝い事にふさわしい素敵な装いで、思い出に残る一日にしてあげてくださいね。
まとめ
- 子供が主役の七五三でも親としてきちんとした服装でお参りするのがマナー
- ジーパンのようなカジュアルな服装は控えること
- 両親ともにスーツ着用で格を合わせるのが無難
↓こちらもオススメ↓