「今年厄年だけど結婚に影響ってないのかな…?」
晩婚化が進む現代、
結婚や出産の時期が厄年と重なってしまうことはそう珍しくありません。
厄年の結婚は避けた方がいい?延期するべき?
でも出産を控えているしどうしたらいい?
そんな不安を抱えている人はぜひご一読を。
厄年の結婚や出産といった女性ならではのお悩みについて
神社の神主さんにお話を聞いて参りました!
厄年の結婚や入籍は大丈夫?
厄年と聞くと、人生の中で何かと災難がふりかかりやすい時期というあまり良くないイメージを持つ人が少なくないと思います。
そんな厄年に結婚や入籍が重なってしまったら。
「やっぱり延期した方がいい?」
「でもタイミングを逃してしまうのも不安…」
なんて色々と考えこんでしまいがちです。
女性によってやはり結婚はこれから先の生き方にも関わる大事なことだからこそ、不安要素はできるだけ取り除いておきたいと思うのは当然の心理でしょう。
特に気になる人は本厄だけでなく、前厄や後厄のことまで気にしてしまう人もいるはず。そうなると3年間は結婚の時期を逃してしまうことになります。
この辺りについて、神主として神社で奉仕している友人に色々とお話を聞いてきました。
すると、
「厄年に結婚したらいけないというわけではない」
「ただ、厄年は昔から本人の環境や体調に大きな変化が起きやすい時期なので、普段以上に日頃の行いに気をつけて一日一日を大切に過ごす心構えが大切」
とのアドバイスをいただきました。
厄年なんて気にしない!と決めても、いざ結婚後に何か問題が起きてしまったら。
逆に厄年を気にし過ぎたばかりに、せっかくのご縁がうやむやに流れてしまったら。
どちらに転んでも
「やっぱり厄年だったから…」
と結果論の一言で片づけられるものではありませんよね。
本人やお相手の仕事の都合だったり実家同士の事情だったり、厄年を避けての入籍を…なんて悠長なことを言っていられない場合もあるはずです。当人同士が結婚したいと思った今の想いとタイミングこそ大事にすべきものだと思います。
結論として厄年は誰しもが巡ってくるものですし、要は本人の考え方次第ということになりますが、1人で抱え込まずにお相手の方や家族、友人に相談して色んな意見を聞いてみて心の中の整理に努めることです。ずっと悩んだままでいるよりも気持ちがスッキリするかもしれませんよ。
厄年に結婚して出産も重なる時には?
めでたく子供を授かったものの、出産時期が厄年と重なってしまうことに不安を感じている人も多いと思います。
「そんな縁起の悪い年に出産なんて…」
なんて心配したまま臨月を迎えてしまう人も中にはいるかもしれません。
母体にとっても出産は命がけですし、生まれてくる子供に何かあったら…とネガティブな考えが頭の中をぐるぐる回ってしまう人も少なからずいることでしょう。
結婚も出産も女性にとっては大事です。
ですが、厄年に出産したお母さんも生まれた子供も全国にはたくさんいます。
厄年だからと重たく考えすぎること自体がお母さんにもお腹の中の赤ちゃんにとっても良くありません。
どうしても心の中の不安がぬぐいきれないという人は厄年のお祓いやお守りを受けてみるのも良い手段だと思います。
お祓いやお守りの効果を信じる信じないは本人の考え方次第ですが、何もしないで不安なままでいるより、安心できる何かがひとつでもあれば気持ちも違ってくるものですよ。
出産に向けて安産祈願を予定している人は、お参りがてら厄年について神主さんに直接意見をうかがってみてはいかがでしょうか。
↓厄払いと安産祈願について解説しています↓
厄年の出産は厄落としになるの?
厄年の出産を不安に思う中で、
「厄年に生まれてくる子供が厄落とししてくれるんだって!」
なんて情報を周りの人から聞いたことはありませんか?それが本当のことなら安心して出産に臨めることでしょう。
でも、それって都合のいい迷信ぽいような…なんて思う人も少なくないはず。
個人的にも気になったので、この疑問についても友人の神主さんに確認してきました。
すると返ってきた答えは、
「あくまでも地域の風習的な考えであって、うちの神社ではそういった案内はしていない」
とのことでした。
元々限定した地域内での考えが、いつしか全国的に広まっていったのでしょう。
ただ、子供の誕生はとてもおめでたいもの。
母親が抱えている厄を子供が生まれてくる喜びでプラマイゼロにしてくれるという考えは、妊婦さんの気持ちを軽くしてくれる昔の人の前向きな生き方から生まれたものなのかもしれませんね。
厄年だからと過敏にならずに、自分らしく前向きに生きることが第一です。
考え方も受け止め方も心持ち次第で180°変わるものなのですから。
↓こちらの記事でも詳しく解説しています↓
まとめ
- 厄年の結婚や入籍は絶対に避けるべきと一概に言えるものではない
- 厄年の出産が気になる人は厄払いを受けて気持ちの整理をするのもひとつの手段
- 出産の厄落としという考えは地域から生まれた風習になる
↓こちらもオススメ↓