初詣の縁起物として破魔矢をいただいたけれど
これって袋から出して飾っていいもの?
じーちゃん家は透明袋に入れたまま飾ってたけど
あれってどうなの?
ちいさな疑問だけど、地味に気になる。
そんなもやっと感をきっちり解決!
あわせて破魔矢を飾る置き場所や方角、処分の場所についても
まとめてみました。
破魔矢は袋から出す?出さない?
神社にお参りした際に破魔矢を頂いた時にふと、思うこと。
「破魔矢って袋から出して飾っていいの…?」
こんな疑問を持った人、きっといるはず。
お正月に縁起物として授与される方も多いですよね。
なので、近所の神主さんに聞いてみました!
答えとしてはどっちでもOKとのこと。
例えばお札の場合、自宅に持ち帰るまで穢れがつくことのないようにと薄い紙で包まれています。
それと同じように、破魔矢も汚れを防ぐための、あくまで『包装』であるので外してもそのままでもまったくかまわないそうです。
きっと袋のまま飾っている人は『破魔矢本体にホコリが付いたり汚れないように』との心遣いからだと思うんですが、その袋にホコリがかぶっていたら同じことですよね。
まとめると、気にしなければいけないのは、袋を外すのか外さないのかではなく、こまめな掃除を心がけて清浄な状態を保つこと。
破魔矢は『魔を破るもの』として一年間悪いものを払い、家庭を守ってくれるものです。粗末な扱いにならないように気をつけましょう。
ちなみに袋から出して飾る場合、袋は普通にごみとして処分されて大丈夫ですよ^^
破魔矢の置き場所と方角はどうしたらいい?
破魔矢を自宅へ持ち帰ったら、さて、どこに飾るべきでしょうか。
神棚がある家庭であればそちらでOK。
神棚前のスペースに余裕があるならそこに寝かせるように置いてもかまいませんし、神棚横に立てかける形で置くのもよいでしょう。
羽が上向き、矢じり(尖っている方)が下向きになるようにして設置してください。
マンションやアパート暮らしで神棚のない家庭の場合は『目線より高く清浄な場所』であればどちらに飾っても大丈夫です。
なぜ目線より高くするのか?
その理由としてはやはり神社からの授与品を見下ろす形では失礼にあたるからです。
タンスや背の高いラック等の上に立てかけるように置けば見上げる形になるのがベスト。倒れてしまわないように支えになるものを置いて固定しましょう。
魔を払う意味で家の入口である玄関や家族が集まるリビングの高い位置に飾るのもおすすめです。
最近は破魔矢立てといった専用のスタンドも販売されていますね。せっかく神社から授与された破魔矢をかっこよく飾りたい!という人には便利なアイテムです。
そして気になる方角に関しては、『特別な決まりはない』ということ。
お札を祀る時、お札の文字が【南】か【東】を向くようにするのに合わせて破魔矢を飾る時も同じように羽が【南】か【東】を向くようにする人もいれば、魔除けとして矢じりがその年の凶の方角に向くように飾る人もいます。要は個人の考え方次第ということです。
方角については方位磁針の無料アプリなどを利用すれば、簡単に確認することができますよ。
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破魔矢の処分は違う神社でも大丈夫?
破魔矢は一年に一度新しいものに取り換えるものです。
お正月シーズンには神社も普段より多めに古札納め所を設けているので、初詣の際に古いものを持参して、新しいものを受けて帰る人が多いですね。
ですが旅行先での授与や頂き物として、遠方の神社の破魔矢を祀っていた場合はいざ返納の時期になっても
「遠いし、行けたとしてもいつになるかわからない…」
と、困ってしまう場合もあるわけです。
本来はお守りやお札と一緒で授与を受けたところにお返しするのが理想ですが、授与された神社と違う神社にお返ししてもは問題ありません。
神社のものであれば神社へ
お寺のものであればお寺へ
お返しをすれば大丈夫ということになります。
お参りの際に一年間見守って頂いたお礼と感謝の気持ちをお伝えして、また新しい破魔矢を飾りましょう。
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まとめ
- 破魔矢を飾る時は袋から出しても出さなくてもどっちでもOK
- 破魔矢を飾る場所は目線より上で清浄な場所であれば方角を含め特別な決まりはない
- 破魔矢の返納は授与されたところ以外に返納しても大丈夫(ただし神社とお寺は別)
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