喪中の時は正月飾りを出さないものと聞いているけれど
忌中は明けているのにそれでもしない方がいいもの?
家の神棚も何もしない方がいい?
実際にどうするのが正しい形なのかわからない…
使えなくなってしまった正月飾りの処分についても
いろいろとまとめてみました。
どうぞ参考にしてみてください。
喪中の期間は?正月飾りはどうする?
喪中の期間は一年間といわれ、慶事を控える時期といわれています。
年末年始に喪中を迎えた場合、マナーとして気を付けておかなくてはならないことがいくつかありますが、正月飾りについても同じことが言えます。
鏡餅
門松
しめ飾り
その他縁起物
といった正月飾りすべての用意を控えること。
すでに正月飾りを飾っていたのに年明け早々に喪中になってしまった、という場合もすぐに取り外しましょう。
突然の不幸ごとで、戸惑ってしまうことかもしれませんが、そのまま正月飾りを忘れたままでいると
「あの家、喪中になったはずじゃ…」
と首をかしげる人もいるかもしれません。
特に家の外、玄関に飾るしめ飾りや門松は人の目にふれるので注意するようにしましょう。
喪中の正月飾りに関しては
忌明けの50日が経っているから飾る
という人もいますし、先述したように
ご近所の目が気になるからやめておく
という人もいます。
この辺りはご家庭での考え方によりますが、喪中で正月を迎える場合の正月飾りはやはり控えておいた方が無難だと思います。
喪中時の正月飾りは神棚にもしない?
家に神棚を祀られている家庭は、年末になればしめ縄やお札の取り換えをしますよね。
ですが、喪中である場合どうするべきか。
喪中期間は一般的に一年間とされていて、50日の忌明けの期間まで神棚自体も白い半紙を貼って封印されています。
これは神道が死に対して『穢れ』という考えであるからです。
その穢れが神棚に入り込むことのないように神棚封じをします。
50日祭という神道の儀式が終われば、封印をといてしめ縄等の正月飾りを設置してかまいません。
お札の取り換えに関しても問題ありませんが神社によって考えが違う場合もあります。
毎年用意されている氏神様や崇敬神社のお札があるのであれば、そちらに直接問い合わせをするとよいでしょう。
正月飾りの処分はどうしたらいい?
正月飾りを購入して、飾る前に喪中になってしまった場合は、残念ですが来年に使うことはあまりおすすめできません。
人それぞれ、個人や家庭の考え方にもよると思いますが
正月飾りは歳神様を迎える目印やお供えであって、一年経った古いものを用意することは神様に対して失礼であると考えられるからです。
来年に使いまわすことにしたとしても、保存状態が悪ければ傷みも目立ってくるものもあるでしょう。
せっかく用意していたものをもったいないと思う気持ちはもちろんですが、自分で使うものではなく神様のためのものと考えれば、やはり一年ごとに新しいものを用意するのが正しい形ではないかと思います。
そして処分についてですが、
お正月を過ぎたら『どんど焼き』といって縁起物を燃やし、歳神様をお送りする行事が神社で行われています。
ただ、喪中になった時期によってこのどんど焼きの日程に忌明けする日が間に合わない人もいるでしょう。
そんな時は自宅で保管し、忌明けの日を待って50日以降に神社に持ちよりお焚き上げをお願いするようにしましょう。
お気持ちをお納めして手を合わせることを忘れずに。
規模の大きい神社ではお正月シーズンでなくでもいつでも古札やお守りを納める専用の納め所がありますので、普段お参りする神社でなければ事前に問い合わせておくと確実です。
まとめ
- 喪中で正月を迎える場合の正月飾りは控える(50日以降なら個人の考え方による)
- 家の神棚に飾るしめ縄は50日以降であれば取り付け可
- 使えなくなった正月飾りは神社のお焚き上げをお願いする
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