厄年は前厄・本厄・後厄と三年あります。
災難のない年に過ごせるようにと、
厄年にあたる人はお祓いを受ける人も多いですね。
ただ、気になる点もあります。
例えば、
「一度お祓いを受けたら3年間同じ神社にお参りするべき?」
「違う神社でお祓いをするのはあんまりよくない?」
なんて不安に思う人もいることでしょう。
そこで今回は厄払いの予備知識について
わかりやすく解説していきます。
今年厄年の方は必見です!
厄払いは違う神社にお参りしたらダメ?
「今年厄年だからお祓いに行かなきゃ…」
と考えている人は少なくないと思います。
厄年は何かと災いが多いとされている年です。
心穏やかに過ごせるように厄払いを受けるわけですが、厄年は前厄・本厄・後厄と3年間あります。
「3年間とも同じ神社に行った方がご利益あるの?」
「前回と違う神社に行ったら神様が怒っちゃう?」
などなど、このあたりは気になる点だと思います。
結論としては、毎年違う神社でお祓いを受けても何ら問題はありません。
例えば、旅行に行った際に厄払いで有名な神社にお参りする機会があったからせっかくなのでお祓いを受けてきた…なんて人もいることでしょう。でも翌年にその神社にお参りに行くのは難しい、なんてこともありますよね。
そんな時は無理せず近くの神社で厄払いを受けても全く問題ないんです。
旅行に限らず、帰省先や転勤先で厄払いを受けたから翌年同じ神社にはお参りできない、なんて人も同様です。
前厄・本厄・後厄と、どの年にどの神社で厄払いを受けてもご利益が半減するなんてことはありません。
もちろん違う神社でお祓いを受けたら神様が怒っちゃうなんてこともないのでその点は安心してくださいね^^
厄払いを受ける際の神社のマナー
さて、厄払いを受けるにあたって同じ神社にこだわる必要はないということはわかりました。
次はいざお参りする際に覚えておくべきポイントをまとめましたのでひとつずつチェックしていきましょう。
御祈祷受付について
神社に着いたら御祈祷の受付所へ出向きましょう。
基本的にどの神社でも御祈祷を受ける際の予約は不要で、当日受付で厄払いを受けることができます。
前の参拝者の御祈祷が終わり次第、拝殿に上がることになりますので準備を整えておきましょう。
受付を済ませた後に
「ちょっとトイレに…」
なんてことのないように。
いざ順番がまわってきた時に不在…なんて状況になってしまったら神主さんにも他の参拝者にも迷惑をかけてしまいますので、すべての用事を済ませた状態で受付をするようにしてくださいね。
初穂料について
御祈祷料として納めるお金を初穂料といいます。
納める金額は神社によっても異なりますが、大体5000~10000円に設定しているところが多いです。
(ちなみに私の近所の神社は1つの祈願につき5000円の初穂料でした)
また、決まりというわけではありませんが、できれば初穂料は新札であることが望ましいですね。
初穂料は神様に捧げるものですから、失礼のないものを用意すべきという考えからです。
白い無地ののし袋を用意して受付でお納めしましょう。
拝礼について
神主さんによる祝詞奏上が終わると、神様への拝礼です。
どの神社でも基本的に『二礼二拍手一礼』ですので、神主さんの案内に合わせて作法通りに拝礼しましょう。
※例外として出雲大社のように『二礼四拍手一礼』の場合もあります
両手を合わせたら神様へ
「この一年が平穏無事で過ごせますように」
とお祈りして深く一礼します。
お礼参りを忘れずに
無事厄年を終えることができたら、『お礼参り』を忘れないようにしましょう。
『お礼参り』は厄払いに限らずどの御祈祷にも言えることですが、神様に対して
「見守っていただきありがとうございました」
「一年間何事もなく過ごすことができました」
といった感謝の気持ちを神様へお伝えする大切なお参りです。
例えば人間同士でもお願いしっぱなしの関係は失礼ですよね。
神様に対して無事に一年を過ごせた報告と感謝をお伝えするべく、厄年が終わったら再度お参りして拝殿前で手を合わせてきちんとお参りすることを忘れないように。
厄払いを受ける神社の選び方
厄払いを受ける神社の選び方に特に決まりはありません。
しいていえば氏神(うじがみ)様という地域の神社にお参りするのが一般的ではありますが、神社によっては神主さんが在中していないこともありますよね。
そんな時には自分が心に想う神社にお参りすればいいのです。
心に想う、というのは
「この神社何か好きなんだよね」
「ここにお参りすると安心するな」
といった気持ち的なもの。
つまりは自分の好みで選んで全く問題ないということです。
また、ご家庭によっては車をもっていない…なんてこともあると思います。そんな場合には行きやすさや交通の便の良さで選んでもOKですよ。
結局大切なのは、神様へ敬意を持ってお参りできるかいうことなんです。
毎年同じ神社で厄払いを受けてもよし。
逆に毎年違う神社でお祓いを受けてもよし。
神様と真摯に向き合う気持ちさえあれば、どの神社で厄払いを受けても問題ないのです。
まとめ
- 前厄・本厄・後厄とそれぞれ違う神社で厄払いを受けてもご利益は変わりない
- 厄払いを受ける際は神社や他の参拝者の迷惑にならないようマナーを守るべし
- 神様への敬意を持ってお参りできればどの神社で厄払いを受けても問題なし
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