『ふしぎ遊戯 玄武開伝』第11巻は2012年7月に発売された人気漫画。
四神天地書という経典が軸となるファンタジー物語です。
ふしぎ遊戯(朱雀編)のエピソード1ともいえる作品。
前作を読んでいる人はより楽しめる内容となっています。
そんな『ふしぎ遊戯 玄武開伝』のあらすじについて
感想を交えながらご紹介します。
今回ご紹介するのは第11巻。
ついに7人目の七星士が揃う、目が離せない物語です。
ふしぎ遊戯玄武開伝11巻のあらすじをネタバレ!
斗宿の過去を覗き見る能力によって、北甲国皇帝テギルの陰謀を知った多喜子。
女宿とその父テムダン王を引き裂いた予言は偽りだったのです。
女宿とテムダンが逢う前に真実を告げなければと先を急ぐ多喜子たち一行。
そんな中、テギルは反乱軍によって捕らえられ、テムダンの元に連行されます。
陰に隠れながら状況を見守る多喜子とフィルカ。
テムダンは病気によって失った両足、左腕、左目を同じようにテギルから奪っていきます。
そして最後にハーガスの手によってとどめを刺されたテギル。
兄弟の因縁に終止符を打たれた瞬間でした。
テギルが死に、北甲国の新皇帝となったテムダン。
皇帝しか持つことのできない地下迷宮の鍵を手にしたことで、やっとテグの元へハーガスを案内できることになります。
そして陰に隠れていた多喜子たちはハーガスにあえなく見つかってしまいますが、テムダンとは真っ向から向き合わなければ状況が変わらないと考えた多喜子はハーガスの案内のもと、玉座の間へ向かいます。
移動中にも咳き込み、血を吐いてしまう多喜子。
仲間になってほしい、自分には時間がないということを訴えますが、ハーガスは聞き入れてくれません。
テムダンの元へ多喜子を案内したハーガスは、女宿を討つため地下迷宮へと急ぎます。
同じ頃、別行動で地下から侵入していた女宿たちがテグの居場所を探してさらに地下へと進んでいたところ、地下へと降りてきたハーガスと鉢合わせしてしまいます。
自分はもう戦う気はないと訴える女宿に対し、ハーガスは愛する女の命を犠牲にして玄武を呼び出すのかと問います。
さらにどのみち多喜子の命は永くないだろうとハーガスは言い放ち、女宿は茫然とします。
女宿がショックを受けたその隙にハーガスは斬撃を放ち、傷を負った女宿は地下へと落ちていきます。
すんでのところで『風』の能力を使い、地に足を着けた女宿。
そこには長い間幽閉されていた、テグの姿がありました。
共に行こうとテグに呼びかけますが、弟であるハーガスを連れてこなければ誰にも従わないとテグは答えます。
するとそこにハーガスの姿が。
双子同士の感動の再会を果たしたのもつかの間、天井から落下してきた岩からテグをかばい、ハーガスは倒れます。
七星士の字を二人で分けて生まれてきたこと。
完全な七星士になるためにはどちらかが消えなければならないこと。
それをわかっていたハーガスは死ぬことを覚悟していました。
これからは自由に、とテグに告げ力尽きるハーガス。
その瞬間、テグの眉間にひとつになった『危』の字が浮かび上がり、完全な七星士『危宿』として覚醒したのでした。
ふしぎ遊戯玄武開伝11巻の考察感想まとめ
ふしぎ遊戯玄武開伝11巻は怒涛の内容になっています。
ざっとまとめると、
テギル拘束、処刑
↓
テムダン、新皇帝に
↓
多喜子、テムダンに謁見
↓
女宿、テグを発見
↓
テグ、ハーガスと再会
↓
ハーガス死亡
↓
危宿、覚醒
…と、次から次に話が展開して、読んでいるこっちもハラハラ。
多喜子がひた隠しにしていた病のこともついに女宿の知るところとなってしまい、
「ハーガス、空気読みなさいよ…」
とツッコミたくなるところもありましたが(笑)
クライマックスに向けて目が離せない展開に。
ついに7人目の七星士が揃う感動シーンをぜひ漫画版でチェックしてみてください!
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そしてなんといっても見逃せないシーンが掲載されています。
それは…多喜子と女宿の結婚式!
最初は自分たちが巫女と七星士であることを理由に躊躇していましたふたり。
が、命がかかっている時だからこそ心から愛している者との絆を結ぶようにとのアユラの後押しがあって、結婚式が実現!
花嫁衣裳に身を包んだ多喜子がとっても素敵なんです!
女宿の多喜子への愛の言葉もじーんとしちゃいます。。
大波乱の展開とひとときの幸せな時間が綴られた11巻。
ぜひ漫画版でお楽しみください。