おにぎりは冷めてから握る?握ってから冷ます?上手な冷まし方とは

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お弁当や軽食に大活躍のおにぎり。
でもいざ自分で作るとなると小さな疑問がちらほら…。

「おにぎりって一度冷ましてから握るものなの?」

「それとも熱々ごはんを使った方がいいの?」

お弁当に詰める場合は、食中毒の心配がないように
最善の注意が必要です。

美味しいおにぎりの握り方、そして冷まし方について
わかりやすくご説明していきます。

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おにぎりは冷めてから握る?

子供の頃におばあちゃんやお母さんが熱々のご飯をおにぎりにして食べさせてくれたことを私は今でもよく覚えています。
ただの塩むすびがなぜあんなに美味しいのか。その理由は今でもわかりませんが、おにぎりは日本人のソウルフードといっても過言ではないと思っています。

大人になってからおにぎりを作る機会が多くなったと感じる人も多いことでしょう。旦那さんのためだったり子供のためだったり。親が自分にしてくれたようにせっせとお弁当用のおにぎりをこしらえる毎日。でも、

「ご飯が冷めてからじゃないと握れない…」

なんて人も少なくないはず。
ここでおにぎりの握り方を改めておさらいしてみましょう。

おにぎりは熱々ごはんで握るもの?

本来おにぎりは熱々のうちに握るものです。でも、実際のところは

「炊きたてだと熱くて握れない!」

という人が大半なのではないでしょうか^^;

できたてをそのまま食べる場合は問題ありませんが、お弁当に詰めることを考えるなら普通のご飯でも「冷ます」ことは基本ですよね。それにおにぎりの中に具を入れるのであればご飯が熱々だと傷みやすいので握る前に粗熱をとってから…というのは理にかなっていると思います。

ですので『冷ましてから握る』こと自体は問題ありませんが、ポイントとして『冷ましすぎないようにする』ことを覚えておきましょう。ご飯が冷え切った状態で握ったおにぎりは正直美味しくありませんし、握りにくい上に菌も繁殖しやすくなります。中に具を詰めるのではなく、熱々ご飯をボウルに移して具を混ぜ合わせたものを握る作り方にすると、混ぜている間に蒸気もおさまって自然と粗熱もとれた状態になるのでおすすめです。

食中毒が心配な梅雨から夏の時期は、梅干をつぶして混ぜ合わせたおにぎりにすると抗菌効果がありますし、普通に握ったおにぎりより傷みにくいので安心ですね。
先につぶした梅干に鰹節(パックのもので可)を合わせて少し醤油であえたものをご飯に混ぜるとおかかの旨みがきいてより美味しくなりますよ。ぜひお試しあれ^^

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おにぎりを握ってから冷ます場合

おにぎりは熱々のうちに握った方が美味しい…というのは前述の通りですが、実際問題、熱すぎてどうにもこうにも不可能なわけです。私自身、無理です(笑)
世の中のおばあちゃん、お母さんの手は一体どうなっているのでしょうか^^;

「どうせ握るなら美味しいおにぎりにしたい…」

そう考えるあなたの為に熱々ごはんでもできる握り方をレクチャーしますね。

おにぎりの熱くない握り方

まず、お茶碗をふたつ用意します。少し大きめの方が使いやすいかもしれません。

①お茶碗の内側全体を軽く塗らす(余分な水分は残らないように)
②ムラにならないようにお茶碗に塩をふりかける
③炊きたてのご飯をお茶碗によそう
④もうひとつのお茶碗をかぶせる
⑤上下左右に振ってご飯の形をまとめていく
⑥中のご飯をラップに包んでにぎにぎ

わかりやすく言うとバーテンさんがシェーカーふってるイメージなんですが、あまり強く振るとがちがちに固まったおにぎりになってしまうので優しく数回振りましょう。お茶碗の中で転がしている間にある程度の形が整って粗熱もとれるのでその状態をラップに包んで(熱さを我慢できるなら素手でも可)2~3回程度握れば十分。握りすぎは禁物ですよ。空気がある程度含まれていて口の中でほろっと崩れるくらいのやわらかさが理想ですね^^
上手に握れたらお好みで海苔や胡麻のトッピングを。

おにぎりを冷ます時には乾燥に注意

お弁当に入れるおにぎりが温かいままだと腐ってしまうのできちんと冷ます必要があります。かといってただそのまま放置しておくと表面が乾燥して固くなってしまったり…。
おにぎりの乾燥を防ぐにはふきんかキッチンペーパーがあればOK。お皿に乗せたおにぎりの上にかぶせておけばおにぎりから出る余分な蒸気を吸収してくれますし、おにぎり表面の乾燥も防ぐことができて一石二鳥です。ふきんもキッチンペーパーもどのご家庭にもあって使いやすいものだと思いますので一度試してみてくださいね。
蒸気もおさまってお皿におにぎりの汗(いわゆる水滴です 笑)をかかなくなったらお弁当に詰めていい目安ですよ。

おにぎりの上手な冷まし方とは

最近はおにぎりをラップに包んで握る人が増えているようですが、炊き立てを握った状態でそのままラップに包んでいるとなかなか冷めませんし、中に水滴がたまって衛生的にあまりよろしくありません。冷ます時はラップを外した状態がいいですね。
そして乾燥しないようにお皿に移してふきんかキッチンペーパーをかぶせておきましょう。急いでいる時はお皿の下に保冷剤を敷いておくと早く冷ますことができます。

炊き立て熱々ご飯が無理なら一度ボウルや大き目のバットに移してみましょう。炊飯器のお釜から移している間にある程度の蒸気は飛びますし、少しうちわで扇いで粗熱をとれば少々熱くても意外と握れるものです。何回も握っていたらそれは熱いと思いますが、実際おにぎりを「ぎゅっ」とするのは3回程度ですしね。

おにぎりを握る時に冷ましすぎはNGですが、粗熱がとれた『温かい』状態であればまだ慣れない人でもそれなりに握れるようになると思います。あとは『経験』あるのみですね。

おばあちゃんやお母さんが握ってくれたような美味しいおにぎりをいつか私も握れるようになれたらな、なんて思う今日この頃です。

まとめ

  • ご飯を冷ましてから握る場合は粗熱をとる程度にとどめる(冷ましすぎに注意)
  • 熱々ご飯が慣れない時にはお茶碗を使った裏技をマスターすべし
  • おにぎり表面の乾燥防止にはふきんやキッチンペーパーを活用しよう

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