たかがお弁当、されどお弁当。
栄養面だけでなく食中毒にも気を付けながら
毎日お弁当を作っている皆さまお疲れ様です。
さて、突然ですが質問です。
味付けに必要なケチャップはそのままかけてますか?
それとも小分けにして別の容器に入れてますか?
使い方を間違えると、
お弁当を食べた人がお腹を壊してしまうことにもなりかねません。
「そのままかけたら傷んじゃうの?」
「面倒でも別に小分けした方がいいの?」
そんな疑問を踏まえて、お弁当に使うケチャップの扱い方について
詳しくご説明していきますね。
お弁当のご飯にケチャップ使うと痛む?
お弁当を食べる人が飽きないようにと、作り手側も色々とお弁当の内容を考えるものです。
そこで、
「ケチャップライスかオムライスにしようかな…」
そんな考えに行きつくわけですが。
「ケチャップライスにしてお昼まで傷んだりしないのかな?」
なんて疑問を感じて不安に思ったりすることもあるはず。
結論として、ポイントさえおさえていれば問題ありません。
ではそのポイントについて詳細を確認していきましょう。
ケチャップライスを作る時には
ケチャップライスを作る際には、具材をしっかり炒めること。
そしてできるだけ濃いめの味付けにすることがポイントです。
なぜかというと、水分が菌を繁殖させる原因になるから。
しっかり炒めておかないと、保存状態にもよりますが傷みやすいケチャップライスになってしまいます。
また、出来上がったらしっかり冷ますことも大事です。
- しっかり炒めて水分を飛ばす
- 濃いめの味にして傷みにくくする
- 出来上がったらしっかり冷ます
そして、ケチャップライスに使う具材はできるだけ傷みにくいものをセレクトするようにしてください。
オムライスを作る時には
お弁当のオムライスに半熟卵は厳禁!です。
しっかりと火が通らせて水分が出ないように薄焼きに仕上げましょう。
卵に生の部分(半熟)の箇所があるとそこから菌が繁殖する恐れがあります。
どの季節にでも言えることですが、とにかくしっかり焼くこと。
どうしても、という時でもない限り梅雨や夏の時期のオムライス弁当は避けた方が良いでしょう。(お腹を壊したら自己責任です 笑)
お弁当のケチャップは腐るって本当?
ケチャップライスのポイントはわかりましたが、それとは別に、おかず類にケチャップをかける場合はどうでしょうか。
答えとしては、かけない方が無難です。
ハンバーグや揚げ物等にケチャップをかけたままにしますと、べちゃべちゃになって見た目も味も悪くなります。
お弁当がゆすられた場合のことも考えると、周りの食材に使っている色んな調味料が混ざることになってせっかく作ったお弁当も味が微妙になりますし、あまりオススメはできません。
肉類だけでなくおかずの野菜類にも同じことが言えます。
ケチャップには塩分が含まれています。
その塩分が原因で野菜から水分が出てきて、お弁当箱の中身は菌が繁殖するのに最適な空間となってしまうのです。
他の調味料においても同様です。
ほとんどの調味料には塩分が含まれているので、お弁当に使う際は十分気を付けるようにしましょう。
お弁当にケチャップ使うのは結局大丈夫なの?ダメなの?
結局のところ、お弁当にケチャップはアリなのか、ナシなのか。
一言でまとめると、使うもの、そして時と場合によります。
ケチャップライスにするならば火をしっかり通せば大丈夫ですし、おかず類にケチャップをかけて食べる場合はおかずカップの下にケチャップを絞って上から野菜をのせたりする等工夫すれば、特別問題はないでしょう。
朝作って昼食べるのであればさほど時間が経っているというわけではないので、肉類やあげものに事前にかけておいても大丈夫ですが、お弁当の中身がシェイクされないように十分気を付ければギリOK。
ただ、前述の通りおかずの野菜にたっぷりかけておくのは控えるべき。
お弁当箱が揺さぶられて中身の蓋にべっちゃり付いてしまったり、隣のおかずと合わさってとんでもない状態になるかもしれないことを考えるとおかず類にかけるのはやめておいた方がいいですね。
- 見た目も崩れずキレイなまま蓋を開けてほしい
- 美味しく安全に味わってもらいたい
といった考えであれば、別容器に入れて食べる直前にかけるなりディップしてもらうようにした方が賢明です。
少々面倒かもしれませんが、別の容器に小分けしてお弁当を持たせてあげるようにしましょう。
以上、お弁当に使うケチャップのポイントについてのレポをお届けしました。
毎日のお弁当作りに勤しんでいる方々のお役立ち情報になりますように。
まとめ
- ケチャップライスにする場合は濃いめの味付けにして水分をしっかり飛ばすように炒めること
- オムライスの卵は必ず薄焼きでしっかり火を通すこと(半熟厳禁!)
- 食材が傷みやすい時期等考慮して菌が繁殖しにくいお弁当作りを心がけること
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