娘の嫁ぎ先からのお中元。
受け取ったはいいものの、
「お礼って電話をしたらいいの?」
「それとも手紙を書くのが正しいの?」
と、マナー的なお悩みであたふたする人は案外多いものです。
そこで相手先へのお礼のやり取りについて
詳しくレクチャーしていきます。
受け取ったお中元を手にお困り状態の人は
ぜひチェックしてくださいね。
娘の嫁ぎ先からのお中元のお礼の仕方
娘の嫁ぎ先からお中元が届いた際、
「何かお礼を伝えた方がいいのかしら…」
と対応に悩んでしまう人は少なくないと思います。
電話がいいのか、それともお礼状を書くべきか。
正しいマナーをきちんと知っておきたいですよね。
結論として、一番いいのは『電話』と『お礼状』どちらも一緒にすることです。
お中元を受け取った日にまず電話。
数日後にお礼状が届くように手配する、という形ですね。
とは言っても実際は仰々しくなってしまうという考えからどちらか一方だけ、という形をとる人が多いのが実情です。
電話だけのお礼は略式ではありますが、お中元を受け取ってすぐにお礼の気持ちを伝えられるのがメリットです。
日頃から交流のある間柄であれば電話のお礼だけでも問題ないでしょう。
そしてお礼状を用意するのは正式なやり取りになります。
話下手な人であればお礼状だけ、という形でもOKです。
ただ、
「実際にどんなやり取りをすればいいのか…」
とお悩みの方もいることでしょう。
それではお中元をいただいた際のお礼の仕方について、『電話』と『お礼状』それぞれの対応を確認していきましょう。
お中元のお礼 電話の場合
形式的なやり取りが苦手な人であれば電話でお礼を伝える、という形が手っ取り早いですね。
ただ、実際に電話で何を話せばいいのか…と手が止まってしまう人も少なくないはず。
以下、話す内容例になりますので参考程度に確認してみてください。
「ご無沙汰しておりますが、皆様お変わりないでしょうか」
「本日お中元いただきました、ご丁寧にありがとうございます」
「主人も喜んでおります、さっそくいただきたいと思います」
「毎日暑くて大変ですけど夏バテしないようにお気を付けくださいね」
「電話でのご挨拶になってしまって失礼いたしました」
「ご主人様にもよろしくお伝えください」
…といった内容で話をつなげてみるといいですね。
電話をかける時間帯としては18~20時くらいがいいでしょう。
昼間だと用事で電話に出られないことも考えられます。
お相手の話に応じながら、うまくお中元の話にもっていってお礼を伝えるようにしてください。
また、お中元をいただいたものの、こちらからのお中元は用意していなかった、という場合には
「近いうちにうちからも届くと思いますのでどうぞお受け取りくださいね」
とお伝えして、すぐに品物の手配をするようにしましょう。
お中元のお礼 手紙の場合
最後にお礼の手紙を書く場合について確認していきましょう。
手紙とはいってもはがき1枚でかまいません。
書く内容としては、
●季節の挨拶
●お中元の品のお礼
●近況報告
●相手を気遣う言葉、締めの挨拶
これらが書けていれば十分です。
ではこちらが例文になります。
拝啓
毎日暑い日が続いておりますがお変わりございませんか。
お見舞い申し上げます。
この度は結構なお品をいただきましてありがとうございました。
いつもあたたかいお心尽くし感謝申し上げます。
さっそく家族でいただきました。
<<近況があればここに書く>>
まだまだ暑い日が続きそうですね。
どうぞご自愛くださいませ。
敬具
○○○○
令和○年〇月〇日
○○○○様
…といった感じですね。
ちなみに「お体ご自愛ください」と書く人が時折いますが、それは間違った使い方です。
「ご自愛ください」の中には「お体を」という意味合いが含まれているので、重複した書き方になってしまうことになります。
その点は注意して書くようにしてくださいね。
まとめ
- お中元を受け取ったら電話かお礼状どちらかの方法でお礼の気持ちを相手に伝えるべし
- 電話をかける際は相手の話に応じながらお中元のお礼につなげるように心がけること
- お礼状を書く際は相手を気遣う言葉を使ってうまく締めの言葉につなげるようにする
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