安産祈願を受けるなら
腹帯を持っていくべき?
持っていくなら昔からのさらし?
市販されている腹帯は種類も豊富だけど
祈願に持参していいものなの?
初めて出産する妊婦さんはわからないことだらけ。
安産祈願と腹帯についてわかりやすくまとめました。
お参りを予定している妊婦さんは
是非こちらでご確認くださいね。
安産祈願に腹帯は必要?
カレンダーを見れば12日ごとにめぐってくる『戌の日』。
この戌の日に『帯祝い』といって妊婦さんのお腹にさらしを巻く行事が行われてきました。犬は多産で安産であることから「あやかりたい」という思いがあったんですね。
さて、安産祈願に腹帯が必要かというと必ず必要というわけではありません。混同して考える人が多いようですが、安産祈願は「妊婦の○○さんが安産でありますように」と、神主さんが祝詞を読み上げて神様にお願いすること。
そして帯祝いは「戌の安産にあやかれますように」と妊婦さんのお腹にさらしを巻く家庭の行事であること。(病院でさらしを巻いてくれるところもあるようです)
このふたつは別物なんですね。
「帯祝い(または日常使い)に使う腹帯をお祓いしてもらった後に使いたいから安産祈願の際に持参する」
こういった人が増えた為、安産祈願には腹帯を持っていくものという考えが広まったのでしょう。安産祈願は妊婦さん自身のお祓いなので腹帯がなくても祈願は受けられます。考え方次第ですが、もう用意しているものがあるのならせっかくなので一緒にお祓いしてもらうのもいいと思いますよ^^
安産祈願に持参する腹帯はやっぱりさらし?
前述したように帯祝いといってさらしを巻くという昔からの習慣がありました。
昔は嫁入りの際に一反のさらしを用意して子供を身ごもったら腹帯に。その後は旦那さんのふんどし(笑!)になったそうです。諸説ありますが、お母さんのお腹を保護する意味合いはもちろんのこと、赤ちゃんの魂を固定するといった霊的な意味合いもあったとの説も。
その名残もあって、安産祈願にさらしを持参する人は今でも多いようです。ですが、いざ使うとなるとさらしは巻きにくい…というのも事実。
戌の日に合わせて病院で先生が巻いてくれたり巻き方を教えてくれるところもあるようですが、一人で巻ききるにはずいぶんな長さですし、巻くのに慣れたとしてもそこそこの時間が必要になります。現代のライフスタイルの中で普段使いする分にはなかなか難しいものがありますね^^;
ただ、さらしは巻き方こそ難しいですが妊婦さんのお腹の形に合わせて使うことができますし、綿100%でできているので肌への安心感もあります。
「頑張ってさらしの巻き方マスターする!」
「戌の日だけ伝統にあやかってさらしを巻いて、それ以降はガードルや腹巻タイプでいこう!」
妊婦さん本人の考えと使い勝手にもよりますのでどちらの考えも間違いではありません。使用する季節や生活の仕方にあわせて柔軟に使いまわしていくのがベストだと思います。
では、日常使いのガードルや腹巻タイプのものを安産祈願に持ち込んでいいのでしょうか。次の章で確認していきましょう。
安産祈願に持参する腹帯は普段使いのものはダメ?
市販されている腹帯は種類も豊富で妊婦さんが実際使うものとしてはガードルや腹巻タイプのものが多いと思います。
こういった日常使いの腹帯は安産祈願に持参してはダメなのでしょうか。
答えとしてはさらしではない日常使いの腹帯を持ち込んでもOK。妊婦さんと一緒にお祓いすることができます。
「お祓いを受ける時にガードルをそのまま出しておくのは恥ずかしい…」
そういった人は風呂敷を用意して当日包んでおくと見た目もスマートですしおすすめですよ^^
↓こちらで確認できます↓
洗い替え用として複数枚用意しているのであればせっかくなので一緒に持参するといいでしょう。さらしと腹巻(もしくはガードル)を一枚ずつ持参する人もいるようです。
ただ、神社によっては「新品のさらしのみ」という考えのところもありますのでお参りする予定の神社へ事前に問い合わせておくといいかもしれませんね。
まとめ
- 安産祈願は妊婦さん自身のお祓いなので腹帯なしでも祈願できる
- 持参する腹帯はさらしでも日常使いのものでも良い
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