我が子に用意する雛人形。
どんなものを買おうか決め手に困っている人も少なくないはず。
誰に見られても恥ずかしくないようなグレードのもの?
飾り場所や収納に困らないもの?
それともやっぱり予算第一で考える?
ご家庭によってお悩みはそれぞれ。
そこでズバリ雛人形の選び方の決め手を解説していきたいと思います。
雛人形は決して安くはないお買い物。
後になって、
「失敗した~…」
と後悔しないように値段の違いや購入時のポイントを
しっかりおさえておきましょう。
雛人形の決め手とは?ズバリこれ!
「どの雛人形にすればいいか決めきれない…」
そんなお悩みを抱えたご両親はきっと多いと思います。
七段サイズは立派だけど飾るのも大変そうだし…
ケース付きの親王飾りだとちょっと寂しい気もするし…
ご家庭によって家の間取りの制限がありますし、何より一番気になるのは予算です。
そこで優先順位をつけるとなると、
②親王飾り
③予算
この順番で検討した上で購入するのがベストでしょう。
ではその理由について、細かく説明していきますね。
飾るスペース+収納場所
七段飾りにしろケース飾りにしろ、飾り場所に十分なスペースがないとどうにもなりません。
七段飾りは見た目こそ華やかでゴージャスですが、それなりのスペースが必要になります。
カタログや人形販売店のHP等を検索して、ある程度のサイズを把握しておくことが大切です。
また、ケース飾りはコンパクトで収納にも場所を取らずに便利ではありますが、飾る場所に余裕をもったスペースで測っておかないと、買ったはいいものの
「あ、あれ…ケースが前にはみ出る…」
もしくは
「スペースが足りなくて設置できない…」
なんてことになりかねません。
十分に余裕のある場所であることをしっかり確認して、メモを取った状態で店頭に行くようにしましょう。
親王飾り
雛人形の主役はやはりお雛様とお内裏様とお内裏様です。
昔ながらの品のあるお顔立ちのものにするのか、
それとも現代風のカジュアルなものにするのか。
どちらを選ぶのかは各家庭での好みや話し合いによって決めることになるでしょうが、主役のふたりが貧相なものだと見た目も寂しいものになってしまいます。
意外と知らない人も多いようですが、きちんとした人形専用の販売店だと『三人官女だけ』や『五人囃子だけ』といった追加購入をすることもできるのです。
もちろん、お雛様とお内裏様の身の回りの小物だけを購入することもできます。
つまり初節句の時にどーんと立派なものが用意できなくても、少しずつ買い足して華やかさを増すことができるということです。
周りの小物類を追加するのもしないのも考え方次第ですが、どちらにしろ主役のふたりだけは見栄えのよいものを選んだ方が追加購入した場合に後々困ることもないでしょうし、そのままお雛様とお内裏様だけ飾る場合もベターだと言えるでしょう。
同じ雛人形といえど、人形によってそれぞれお顔立ちや表情が微妙に違うものです。
じっくり見比べて「これだ!」と思えるものを見つけてくださいね。
予算
飾るスペースや親王飾りについてご説明してきましたが、一番頭を抱えるのが雛人形を用意する費用ではないでしょうか。
できれば低い予算内で用意できるに越したことはありませんが、先々のことも考えて購入した方が賢明でしょう。
●安物買いをして数年で傷んできてしまったら。
●妹が生まれた時はどう対応するか。
各家庭それぞれに環境の変化があるとも限りませんよね。
それに子供のお祝い事は桃の節句だけではなくこれから先も色々あります。
無理に高いものを揃えなくても、ミニチュアタイプのお雛様を選べばコンパクトで場所も取りません。
それに前述のように一度に揃えずに毎年少しずつ買い足していくという方法もアリです。
なんにしろ、ご家庭の生活に見合った予算で購入できる雛人形を用意するのが一番です。
もし雛人形の売り出しセールの時期を見計らって購入を考えているのであれば、セール品とは言え、出来の悪いものを選ばないように注意しましょう。
とはいえ、
「じゃあどういったものを選べばいいの?」
「そもそも高いものと安いものの違いって何なの?」
と疑問に思う方はたくさんいらっしゃると思います。
そのあたりの『?』について、続けてわかりやすく説明していきましょう。
雛人形の値段の違いは何がどう違うの?
雛人形に限った話ではありませんが、お祝い品の価格はピンキリです。
高ければ高いほど良いものになりますし、値段がお手頃であればあるほどそれなりの品物になるでしょう。
その具体的な違いとしては、人形に使われている顔や髪の毛、着物に使われている生地の質です。
質のいい人形は肌の質感は見た目から違いますし、髪の毛には絹糸が使われています。
だからあんなにツヤツヤでキレイなんでしょうね。
安物にはナイロン等の安価な素材で作られています。
その違いは見た目にもはっきりわかると思われます。
また、着物の生地の美しさにも違いが表れています。
職人さんが手掛けた雛人形は十二単の襟元や着物の袖といった細部にまでしっかりと作りこまれています。
ぱっと見ではわからないようなところまでも職人魂をこめて作り上げる。
上質な素材を使い、細やかな作業によって仕上げられた雛人形はそれなりのお値段がついて当然、というわけです。
親御さん達が自分で用意する場合もあれば、おじいちゃんおばあちゃんがお祝いに買ってくれる…なんてケースも少なくないと思います。
せっかくお祝いとして贈ってもらえるのであれば、ここぞとばかりに良質なものを選ぶといいかもしれませんね。
ただ、買ってもらう立場なだけに色々と意見を言われて自分たちの希望が通らない可能性もあることをお忘れなく^^;
雛人形の失敗しない選び方とは
雛人形を購入する際、失敗しない選び方。
それは『国産』のものを選ぶに尽きます。
元々雛人形自体が高いものですし予算に限りがあると思います。
そこでできるだけ価格のお手頃なものを選ぶ人が多くなるのは当然ですが…
外国産のものはどうしても細かいところの作りが雑です。
購入してすぐは問題ないかもしれません。
ですが、数年で国産のものとの差が目に見えて表れてきます。
例えば雛人形が着ている着物。
見えない部分は着物の生地を切りっぱなしのままきちんと縫い合わせていなかったり、縫い合わせるのに面倒な箇所を着物飾りでごまかして隠しただけの仕上がりだったり。
そんな作りだと数年で糸がほつれてきてもおかしくありません。
更に言えば、表面の生地だけ良いものを使って内側に重ねる生地はあまり質の良くないものが使われていたり…。
髪の毛の生え際の辺りもじっくり見れば、素人でも判断がつきます。
国産の雛人形はそういった見えないところ細かいところにも作りがしっかりしています。
人間国宝の職人さんが作った最高峰のグレードものを!とまでは言いませんが、やはり日本で人形を専門に扱う職人さんが作った国産ものを買うのが間違いないでしょう。
一番安心なのは雛人形の専門店で購入すること。
予算上、ショッピングモールのセール等での購入を検討している場合は、必ず作った職人さんが日本の人であるかを店頭の係の人に確認してから購入することをオススメします。
以上、雛人形を購入する際の決め手ポイントレポでした。
予算内で素敵な雛人形が見つかりますように^^
まとめ
- 飾り場所を測る時はスペースに余裕を持った状態で行うこと
- 予算と相談しながらできるだけ国産のものを選ぶのがオススメ
- 小物や人形の買い足しは後からでもできるのでまずは自分たちの納得のいく親王飾りを揃えるのがベスト
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