女の子の節句には華やかな雛人形。
…なのですが。
次に生まれた子が女の子だったら?
更に三人目も女の子だったら?
雛人形は安い買い物ではありません。
子供の誕生自体は喜ばしいことです。
それだけに頭を抱える親御さんも少なからずいらっしゃるでしょう。
ちゃんと1人ずつ用意する?
それとも雛人形はひとつだけで乗り切る?
はたまた別の手段を考える?
そんな姉妹の初節句事情のお悩みについてまとめました。
どうしたらよいものかとお困りのご両親はぜひご一読を。
雛人形 二人目以降も女の子の場合はどうする?
女の子の初節句には昔からの伝統として受け継がれてきた、雛人形を飾る文化が今でも残っています。
近年では核家族化が進んだこともあって、どちらかといえば七段飾りよりも親王飾りを選ぶ傾向がありますが、ご家庭それぞれの事情に合わせて雛人形を用意してお祝いをされているようですね。
ただ困ったことに、次に生まれた子が妹(次女)だったら。
元々雛人形は、『子供の災厄の身代わりとなるように』と作られたもの。
となると、1人に対してひとつの雛人形を用意するのが正式な形となります。
しかし二人目、三人目と女の子が続いた場合、
「また新しい雛人形を用意した方がいいのかな…」
「三人分も揃える余裕なんてうちにはないんだけど…」
なんて、色んな考えが渦巻いてうなだれてしまうご両親もいらっしゃることでしょう。
結論として、
●置き場所にも困るから一人目の一台だけ…出費は抑えられるけれど本来の趣旨から外れる
このどちらかの選択肢になるわけですが。
買いそろえる場合も、買わない場合も、どちらにもメリットデメリットがあります。
そして各家庭によって予算等の問題もありますよね^^;
どういった方法を取るのが一番ベストな形か、わかりやすく例をあげながら考えていくとしましょう。
雛人形 安っぽいものを買うくらいなら最初から買わない方が吉
「ケースに入った親王飾りなら買えないこともないし…」
と二人目の妹の為に、2台目の雛人形の購入を検討するご家庭もあることでしょう。
ですが、購入するなら一人目(姉)と同じグレードのものを買うことをオススメします。
その理由として、後々姉妹の喧嘩の元になるから。
まだ何もわからない赤ちゃんの頃はいいとして、ある程度大きくなると姉妹がお互い持つものと比較するのは雛人形に限った話ではないからです。
特に二人目以降はなんでもかんでも上のきょうだいからのお下がり。
買ってもらえたとして間に合わせレベルです。
「お姉ちゃんばっかり新しいもの(良いもの)買ってもらって…」
と子供心にひがむ日が来るのが目に見えています。
実際、私自身が妹だったのでその気持ちが良くわかるのです。
「そんなことで喧嘩しないの!」
「ちゃんと自分のがあるでしょ?」
というのは子供からすれば親の身勝手な言い分です。
でも子供は言い返すほどの力も言葉も知らないからぐっと耐えるだけ。
陰で泣いている子もいるでしょう。
親からすれば、
「せっかく買ってあげたのに…」
という気持ちは十分わかりますが、明らかに見た目に差があるものは子供にだってわかります。
どこの家でもそうですが、下の子になるにつれて記念写真等も雑になって数も減ってくるもの。
ひな祭りのようにお祝いとして用意する雛人形にも同じことが言えます。
そういったことを下の子は幼いながらにちゃんと自覚しているんですね。
喧嘩の元になるくらいなら買わない。
無駄な出費になるだけです。
本来の雛人形を飾る意味からは逸れてしまうかもしれませんが、そうなるくらいならいっそ、
「このお雛様はふたりのものだよ」
と教えてあげた方が姉妹が大きくなってから場が収まりやすいでしょう。
雛人形 三人目ともなると…打つ手なし?
おめでたいことに三人目も授かった…
でも今回も女の子だったら?
「今度の初節句はどうしたらいいんだ…」
と頭を抱えてしまう親御さんも多いはず。
ご家庭によっては三人目の雛人形を購入する余裕のある家もあるかもしれませんが、買えたにしろ飾る場所も収納するスペースのことも考えなければいけません。
もちろん処分することになった時のことも。
ただ、何もしてあげないのは一番親としてNGです。
では三人目も女の子だった場合どうするべきか。
その解決策をご紹介していきますね。
二人目の初節句の時にも使える対処法ですよ^^
↓雛人形の処分関連の詳細についてはこちらで確認できます↓
雛人形の小物を追加購入してゴージャスに
雛人形を用意する際、イオンのようなショッピングモールや近場のホームセンター等で購入する人にはあまり知られていないことかもしれませんが、ちゃんとした専門のお店には人形以外の小物も取り扱っています。
つまり、主役のお雛様お内裏様以外にも小物を単品だけで追加購入ができるということです。
最近では人形業者専門のお店が少なかったり、なかなか足を運ぶ時間や手段がない…といった方に配慮してか通販でも取り扱いが増えてきているようですね。
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一番最初に購入した雛人形に合わせて、小物のオプションを増やして豪華にしていく…という手も十分使える手段だと思います。
「親王飾りだけでも…」
とお雛様とお内裏様を増やす必要もないですし、周りの小物が増えれば見た目もぐんと華やかになります。
三人目の分の小物を追加すれば、全体的に相当ゴージャスになりますよ^^
何より雛人形を姉妹全員分用意するより、出費も抑えられるメリットは大きいです。
また、つるし雛を雛人形の両脇に飾るのも見栄え良くなります。
もし実家や義実家の祖父母にお祝い金をいただけるようなことがあればそういったものを買い足して、華やかさをさらにupさせるのもいいですね。
できるなら、小物の追加と一緒に生まれた子供の名前旗も一緒に揃えてあげると子供たちも喜びます。
その名前旗を脇に姉妹分そろえて並べてあげれば、姉妹みんなのお雛様、という実感が増すことでしょう。
できるだけ出費も減らして、子供たちの気持ちも満足のいくように。
色んなアイディアや工夫次第で案外すんなりと解決できるものです。
自分たちだけの特別な雛飾りに囲まれてお祝いするひな祭り。
姉妹全員が笑顔で素敵な思い出となる一日になるように、ご両親で色々と話し合って作戦を練ってみてくださいね。
以上、女の子姉妹の雛人形事情に関する解決レポでした。
少しでも参考にしていただければ幸いです。
まとめ
- 雛人形は一人につき1台用意するのが本来の形だが姉妹で1台だけの家庭も増えている
- 一人ずつ用意してあげる場合は雛人形のグレードに偏りがないように注意すること
- 主役の雛人形を増やすのではなく周りの小物を単品で増やしていく形もひとつの手段としてアリ
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