いなり寿司を翌日の弁当にすると痛む?冷蔵庫保存も前日冷凍もダメ?

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「いなり寿司余っちゃったから、明日のお弁当にしよっかな」

なんて考えたことありませんか?
もしくは、もう実践しちゃったことがある人もいるのでは。

No!

はっきり言って、
前日の残り物のおいなりさんをお弁当に詰めるのはNGです。

「冷蔵庫に入れておけば大丈夫なんじゃ…」

「冷凍しといて翌日解凍すればいいんじゃない?」

なんて考える人もいるでしょう。

確かに捨てるのはもったいないですよね。

ですが、いくらお酢を使っている酢飯だからとはいえ、
出来立てのものと時間が経過してしまっているものとではやはり別物。

前日のいなり寿司をお弁当にするのはなぜダメなのか。
その理由をわかりやすく解説していきましょう。

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いなり寿司を弁当に入れると痛む?

いなり寿司には酢飯が入っているため、お酢の作用で日持ちすると思っている人は多数いらっしゃると思います。

確かに白米のご飯よりも持ちはよく、傷みにくいのは事実です。
しかし、前日作ったいなり寿司をお弁当に詰めるのはNG

当日の朝作ったいなり寿司をお弁当にするのであれば問題ありませんが、翌日のお弁当に詰めるのはやめておいた方が賢明です。

夏場だと特に食中毒が怖いのでお弁当には神経を使いますから、酢飯を使ったお弁当を用意するご家庭も多いことでしょう。
家族全員分、大量に作らないといけない秋の運動会のお弁当にもいなり寿司の出番は多いですよね。

「いなり寿司ならお酢の抗菌作用があるから大丈夫でしょ!」

と考える人もたくさんいるはず。

実際、お酢を使った酢飯であることから、食中毒を起こしたりお弁当が腐る…といったことは確率的には低いと思います。

ですが、それ以前の問題もあります。

それはいなり寿司を作る時の道具や入れる容器自体が不衛生だと傷んでしまうことがあるということ。
ご飯やおかずを詰める際のお箸が原因でお弁当が傷んでしまうことだってあるのです。

特にお弁当箱のパッキンあたりは菌が繁殖しやすいので十分な注意が必要です。

雑菌は目に見えるものではありません。
見た目はどんなにキレイだとしてもシンク周りに菌がいたために、朝作ったいなり寿司でも痛むことがあることを覚えておきましょう。

また、調理する人の手にも注意が必要です。

しっかり洗ったつもりでも完全に清潔と言える状態ではない可能性もあります。
作る人に不衛生な要素がないとは言い切れないのです。

そんな状態で作られたいなり寿司が1日経ってしまうとどうでしょうか。
翌日のお昼までに、更に時間が経過してしまうことになりますよね。

いざお昼に食べる時…
口にする人の体質によるところもありますが、最悪お腹を壊して体調を崩してしまうことも考えられるのです。

もし子供用に用意したお弁当だとしたら…想像するだけで怖いですよね。

以上のことから、季節問わず前日のお稲荷さんをお弁当に詰めるのはあまりオススメできません。
抗菌シートのようなアイテムを使っているから問題ない、と過信するのもダメですよ^^;

いなり寿司の弁当を冷蔵庫保存していても意味なし?

「前日のおいなりさんでも冷蔵庫で保存しておけば大丈夫なんじゃないの?」

と考える人も中にはいるでしょう。

ですが、酢飯は低温になるとご飯に含まれるでんぷん質が変化してぱさぱさ、ポロポロ、何より米自体が固くなり、美味しいいなり寿司とは言い難いものになってしまいます。

そもそも、本来酢飯は基本的に常温保存するべきもの。

↓こちらの記事でも詳しく確認できます↓

夏場のような気温の高い時期に

「あとでもうちょっとしてから食べよう」

と一時的に冷蔵保存しておく分には構いませんが、お弁当に詰めるとなると話が別です。

前日に余ったいなり寿司を早めに食べきってしまいたい、というのではなく単に時短でお弁当を作りたいというのであれば、前日の夜のうちにいなりのお揚げだけ味付けして炊いたものを冷蔵保存しておくといいですよ。

その下ごしらえを済ませておいたお揚げに翌朝酢飯を作って詰めて、出来上がったいなり寿司をお弁当に…といった方法ならOK。

どのご家庭でも朝は何かとバタバタして忙しいものです。
お弁当を簡単に仕上げたいという気持ちはわかりますが、安全面・衛生面でも注意すべき点は抜かりのないようにしましょう。

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いなり寿司を前日冷凍していても弁当には不向き?

余ったいなり寿司の保存には冷凍保存がベストです。
レンジで解凍すれば元のふっくらした酢飯の状態で食べることができます。

…が。

それは自宅で食事する場合のこと。
お弁当に入れるのにも適している、というわけではないんですね。

レンジで加熱すれば確かに酢飯は元の柔らかい状態に戻りますが、お弁当に入れる場合、普通のご飯でもある程度冷ました状態にしてから蓋をしますよね。

解凍したいなり寿司もそれと同じこと。
まだ温かい状態で蓋をしてしまうのは菌が繁殖してしまう原因になりかねないのです。

だからといって、忙しい朝に

「じゃあ自然解凍をすれば…」

なんて考えも本末転倒でしょう^^:
解凍自体にどのくらいの時間が必要になるかわかりません。

結局は時間も手間もかかってしまうことになるのです。

解凍加熱時に酢が抜けてしまうというデメリットもありますから、お昼には味も落ちて、残念なお弁当だった…という結果しか残りません。

早く食べきってしまいたいが為にお弁当に詰めるのは個人の自由ですが、お昼にお弁当箱を開いた時には後悔しかないと思います。

以上のことからどんな保存の仕方をしていたとしても、前日のいなり寿司をお弁当にするのはやめておいた方がいいと言い切れるでしょう。

前日に余ったいなり寿司は冷凍保存して自宅での食事に。
お弁当にいなり寿司を入れるなら当日の朝に作る。

これだけは基礎中の基礎として覚えておいてください。

以上、いなり寿司弁当についてのレポをお届けしました。
キッチンで頭を悩ませていた方の参考になりましたら幸いです。

まとめ

  • 前日余ったいなり寿司を翌日のお弁当に詰めるのは味や衛生面から見てもNG
  • お酢の抗菌作用や抗菌アイテムを過信しすぎないこと
  • いなり寿司弁当を作るなら必ず朝こしらえるようにすること(お揚げの下ごしらえをしておくと時短になる)

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