「厄年だからとりあえずお守りだけでも持っておこうかな」
なんて考える人、結構多いのではないでしょうか。
厄年って良くないことが起こりそうだし、
お祓いもちゃんと受けておいた方がいいのかも…?
実際のところは、どうするのが一番ベストな形なのでしょうか。
そんな厄年の疑問について
神主さんに色々とアドバイスをいただいてきましたよ!
厄年はお守りだけじゃ不安?
年が明けると何かと気になってしまうのが『厄年』。
歳の近い友人や知人が
「うわー、今年厄年だ…」
なんて話しているのを耳にすると自分ももうすぐ厄年がまわってくるのか…なんてちょっと気になっちゃいますよね^^;
数年後に厄年を控えている人も、今年厄年になってしまった人も、共通して気になることは
『実際、厄年にはどんな対策をしたらいいの?』
というのが一番大きな疑問ではないでしょうか。
神社の守り札授与所に行くと色んなお守りが並んでいますが、
「厄年だし、一応厄除けのお守りでも買っておいた方がいいのかな…?」
なんて思う人も少なくないと思います。
何も無いよりはお守りだけでも手元にあった方がちょっとは気持ち的に安心できますしね。
でも、人の考え方は十人十色ですし
「やっぱりちゃんと厄払いのお祓い受けとかないと悪いことが起きるかも…」
なんて不安になってしまう人も中にはいることでしょう。
個人それぞれの考え方次第ではあるものの、厄年は男女共に災難が降りかかりやすいと言われている年だけに何もしないでいるのはちょっと気が引けるかな…なんて考える人が実際には多いものです。
お守りだけだとなんとなく不安…。
でもわざわざお祓いを受けるのはさすがに大げさかも…。
どっちの考えを優先するのが正しいものなのでしょうか。
そんな気になる疑問について神社の神主さんに色々とお尋ねしてきましたよ。
厄年はお守りとお祓いどっちがいい?
私には長年神職をしている友人がいまして、私自身が厄年を迎えた年にも色々と相談に乗ってもらいました。
実際、お参りに来る参拝者の方々も厄年のことについて心配に思うことが多々あるようで、よくご相談を受けるそうです。
お宮参りとか七五三とか、安産祈願といったお祝い事のご祈祷と違って厄年のお祓いの目的は『災難を退けること』ですからね。
結局のところ結論としては、
- お守りだけいただいて普段から身に着けておく
- 正式に昇殿参拝して神主さんから厄年のお祓いを受ける
- お祓いも受けて更にお守りも持っておく
どの形でも構わないそうです。
神社側としても、
「こうすべきです」
というような言われ方をされることはないと思います。
例えばの話ですが、
「お守りの力だけでは災いから身を守るのに不十分です、きちんとお祓いも受けておきましょう」
なんて案内をされることはまずありません。
お守りは神様の力が宿ったもので、それを普段から身に着けることでご加護をいただくもの。
ご祈祷は神職の方を通じて、「平穏無事な1年になりますように」と神様に祈願するもの。
お守りを受けるにしても、お祓いを受けるにしても、厄年にあたるご本人が一番安心できる形を選択するのが大事だということです。
ですので、お守りとお祓いどっちがいいかと考えることよりも
自分自身が安心して厄年をやり過ごす為にはどの形がしっくりくるのか?
どんな形が自分の気持ちに嘘がないか?
というところからまず考えてみるようにしましょう。
厄年はお祓いしないといけないものなの?
自分が今年厄年だと判明したとしても
「えー、そんなん気にしてどうするの?」
なんて受け流すだけの人もいることでしょう。
そんな周りの意見を気にして
「じゃあ、お守りだけでいいか…」
なんて考えるのは少し違う話ですよね。
神主さんいわく、
「大事なのは、自分がどういう考え方をしてどう行動する信念を持つか」
このことをまず第一に考えるべきではないかとのアドバイスをいただきました。
極端な話、言ってしまえば『お祓いをしない』という選択もけして間違いではないのです。
個人的には厄年にはお祓いやお守りを受けるものという概念が先に立って、厄年を平穏無事に暮らせる1年になるような普段の生活スタイルや行動に気を付けようという本人自身の意識がおざなりになっていることが多いように感じます。
お守りを受けてもいい。
お祓いを受けても受けなくてもいい。
普段のふるまいを自重するのもいい。
不安に思うなら全部やったっていい。
ただ、その前に神様へ厄年を何事もなく過ごせるようにお祈りすることと、無事に厄明けしたらその感謝をきちんとお伝えすること。
それが厄年を迎える人にとって一番忘れてはならないことだと、私が神職の友人から教わった大事な心がまえだと思っています。
まとめ
- お守りだけ受けても厄払いを受けても自分でお参りしても、どの形も問題なし
- 周りの意見に流されずに自分が厄年を安心して過ごすにはどの形がベストかを考えることが大事
- 厄年には慎ましい行動を心がけて神様のご加護への感謝を忘れないこと
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