古くなったお守り、どうしてますか?
どのお守りもごっちゃにして適当な返し方してませんか?
違う神社のお守りを返したり。
お寺のお守りを神社に返したり。
…それ、間違った返し方かもしれませんよ?
1年間守ってくれたお守りを正しい形でお返しできるように
返納の仕方をしっかり確認しておきましょう。
お守りを違う神社に返すのはNG?
「初詣に行くから一緒に古いお守りも返しに行こう!」
…なんて、お正月にはよくある光景ですよね^^
でも、ちょっと待って。
家にあるお守りを全部まとめて同じところにお返ししていませんか?
お守りの返し方にも決まり事があるんです。
神職をしている友人にきっちり習ってきましたので(年末の忙しい時期に申し訳ない…汗)、お守りの返納の仕方についてここでシェアさせていただきますね。
では、まず神社のお守りの返納について確認していきましょう。
お守りを納めるのは違う神社でもいいの?
基本的に、お守りは頂いた場所にお返しするものです。
つまりお守りを受けた場所が神社であれば、同じ神社に返納するのが一番ということ。
ですが、そうしたくても難しい場合もありますよね。
例えば観光で立ち寄った先の神社や寺院でお守りを受けることもありますし、お土産としてお守りを頂く場合もあると思います。
「直接お返しには行けない…」
そんな状況の方も少なからずいるはずです。
その点について神職の友人に尋ねたところ、
「違う神社のお守りでも、神社のものであればどこの神社に返納しても大丈夫」
とのことでした。
ちゃんと一緒にお焚き上げしてくれるそうですよ。
遠方で参拝するのが難しかったり自分の都合で本来返すべき場所にお返しできない場合は、神社のお守りに限り全部まとめて返納してもOK!ということです。これでひと安心ですね。
ただ、その際は神主さんからお願いがあるそうです。
- お返しするためにお参りした神社の神様に本来返納すべき場所にお返しできなかったこと
- お参り先の神社にお返しさせてもらう報告とそのお礼の気持ちを伝えること
- 1年間自分を守ってくれたお守りに対しての感謝を伝えること
この3つを拝殿前できちんとお祈りしてくださいね、とのことでした。
できれば、この先いつでもいいのでお守りをいただいた場所にお参りして、神様へのご加護と感謝の気持ちをお伝えできたらなおベスト、との深イイ話も教えてくれました^^
お守りを神社と神社以外に分別しておこう
お守り袋の裏側には、授与していただいた神社やお寺の名前が刺繍されてあることがほとんどです。
その名前を確認して、神社と神社以外のものに振り分けていきましょう。
○○神宮、〇〇神社、〇〇大社、〇〇宮
〇〇寺、〇〇院
事前にお守りを分類しておけば、お参り先でまごついてしまうこともありません。
お正月の時期は特にたくさんの参拝者で古神札納め所あたりもごった返してますからね^^;
あとは神社のものは全部神社に、お寺のものは全部お寺にお返しすればOK…
…と、思ったでしょ?(笑)
前述の通り、神社のお守りであればどの神社でも返納して問題ないんですが、お寺となるとちょっと扱いがちょっと違ってくるんですね。
では続いてお寺のお守りの納め方についてご説明していきます。
お守りをお寺に返納する時の注意
神社へお守りを返納するのとは違い、お寺のお守りを返納する時にはまず参拝予定のお寺に手元にあるお守りが返納可能か問い合わせておくことをおすすめします。
というのは、お寺には様々な宗派があるからです。
同じ宗派であれば返納することができても、違う宗派だと返納を断られてしまう可能性もあるかもしれないんですね。
ただ、神社にしろお寺にしろ授与していただいたところへお返しするのが本来の考え方です。
「お守りを受けた場所へお返し下さい」
なんて断られてしまったら困りますよね。(稀なケースだとは思いますが…)
そんな時は郵送でお守りをお返しすることもできます。
最寄りの神社やお寺で返納できない時のために、郵送でお返しする際の手順もご紹介しておきますね。
お守りの返納 郵送でお返しする場合
お守りを郵送でお返しする場合は、お焚き上げ料をお気持ちとして一緒に包んでおきましょう。
ただ、こういう料金ってどこも明確になっていないんですよね^^;
目安としてはお守りを受けるのにお納めした金額と同じくらいの額をお焚き上げ料として考えるといいそうです。
何にしろ、送りっぱなしは良くありません。せめて、
「お焚き上げをお願い致します」
といった一筆書きだけでも同封しておく気遣いはあって当然ですね。
送る前に電話なりメールなり事前に返納について先方へご相談の連絡を入れておくと失礼がないと思います。
逆に『お守りを返納しない』という選択肢もあります。
考え方は様々ですが、個人それぞれに色んな思い入れがあって返納せずにずっと手元に残しておきたいと考える人もいるわけです。
古いお守りをずっと手元に保管しておきたいのであれば、日頃から粗末にならない扱いを心がける、ということを覚えておきましょう。
以上、古くなったお守りをお返しする際の参考になりましたら幸いです。
まとめ
- 神社のお守りとお寺のお守りは事前に振り分けておくべし
- お寺のお守りは宗派によっては返納できないこともある
- 郵送でお返しする場合はまず先方に連絡を入れてお焚き上げ料を忘れずに
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