「子供の七五三はしなくてもいいかな?」
なんて親目線で安易に考えてしまうのは少々問題かもしれません。
子供が将来大人になった時に
自分は親に愛されていなかったのかと
心を痛めてしまう可能性も…。
七五三とは一体どういう行事なのかを改めて確認した上で
子供のお祝い事にどう向かい合っていくか考えてみましょう。
七五三をしてもらえなかった子供の気持ちとは
「周りの子は七五三してるのに、自分はしてもらってない…」
物事の分別がつく年頃になると自分が七五三をしてもらっていないことに気付いて物思う人もいるようです。
どうして私はしてもらえなかったのか。
大事にされていなかったんだろうか。
何もしてもらえなかった子供全員がそう思うとは限りません。
なんとも思わない子もいるでしょうが、やはり何かしら心に寂しさを感じてしまう人が多いのが実情だと思います。
金銭的な問題だったり当時の家の事情で出来なかったなら子供の立場からしてもまだ受け止め方も違ってくると思いますが、ただ単にめんどくさいからやらなかったという理由であった場合、大人になっても悲しい思い出としてずっと心の中に残ってしまいます。
小さい頃に感じた悲しい思い出やネガティブな感情は親が思っているよりも根強く、大人になってもなかなか消えないものです。
七五三は昔から伝わる日本の伝統でもありますし、大人の都合だけでそういった文化に触れる機会を奪ってしまうのは少々考え物ではないでしょうか。
『ただ単にやらない』のか『したくてもできない』のか。
この点をもう一度頭の中で整理してみるといいかもしれませんね。
七五三は写真だけでも残しておくべき?
写真スタジオでの記念撮影だったり、着物の手配などお金のかかることばかりが目立ってしまいがちな七五三ですが、本来は子供がこれまで健やかに成長できたことへの感謝とこれからのご加護を神様にお祈りするのが古来からの伝統として伝えられた形です。
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最近では神社へのお参りよりも記念写真を残すことばかりに気を取られているご家庭が多いようですね。ですが個人的には思い出を形に残すという意味ではお参りと同じくらい大切だと思っています。
子供からすれば大きくなった時に
「あぁ、こんな風にお祝いしてくれたんだな」
と子供が自分の目で確認できるものなので、写真があるのとないのとでは心持ちが全く違ってくることでしょう。
特に3歳くらいだとまだ小さくて覚えていない子も多いと思います。
実際、私自身も3歳の時に七五三をしてもらっていてその時の写真も見せてもらったのですが当然記憶にありませんでした^^;
写真スタジオで撮ったような立派なものでなく、当時家にあったカメラで神社にお参りした様子を撮影したものでしたが、ささやかな形でも親がこういったお祝い事をきちんとしてくれたことに大人になってからもとても嬉しく感じたものです。
今は誰もが当たり前のようにスマホを持つ時代になりました。自宅にカメラがなくても写真を残すことはそう難しいことでありませんし、印刷して額に入れておくだけでも素敵な記念写真ができあがります。
できる限りの形でかまわないのです。
写真を残すということは大人になった時にどれだけの愛情を注いでもらったか子供自身が再確認できる証にもなります。
写真ももちろんですが、七五三のちょっとしたエピソードがあればたとえ記憶になくても改めて聞かされる自分の思い出話に
「自分はちゃんと可愛がってもらっていた」
と、子供も安心できるのではないでしょうか。
着物を着なくても、華やかな形ではなくても、自分の為に手を尽くしてくれた両親の思いはしっかり届くはずですよ。
まとめ
- 七五三に何もしてもらえなかった子供は少なからず悲しく寂しく感じてしまうもの
- 数枚でも写真を残しておくことで親が自分の為にしてくれたことへの感謝を子供が再確認できる
- 『やらない』のか『できない』のかもう一度頭の中で整理すべし
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