子供の七五三は家族だけで気兼ねなくお祝いしたい。
そう考える人は少なくないのではないでしょうか。
でも両家勢ぞろいとなると
準備だけでなく何かと気を遣って疲れてしまうものです。
親子だけでお祝いするか。
祖父母も招待してお食事会まできちんとするか。
七五三ならではのお悩みについて紐解いていきましょう。
七五三 家族だけでお祝いするのは非常識?
「家族だけでお祝いしたいけど、一般的にはナシなのかな?」
子供の七五三を目前にこんなお悩みを抱えるご家庭も少なくないと思います。
結論から言えば決して非常識ということはありません。
最近は核家族化が進んでいることもあってか、神社へのお参りも親子だけで済ませているご家族をよく目にします。何かと気兼ねしないで済む家族だけの七五三を選ぶ人が増えているのでしょう。
お参りの後には写真スタジオで記念撮影をするといった流れで七五三当日のスケジュールを組む場合、家族に加えて両家の祖父母も参加するとなると、家族だけでも朝からバタバタしてしまうのに大人数での行動はそれ以上に大変です。帰宅するまでずっと気の休まらない一日になってしまいます。
また、子供が突然体調を崩してしまった場合、日程の組み直しやその連絡を祖父母に伝えなければいけなかったりと何かと面倒な手間も増えてしまうことを懸念している人が多いのも理由のひとつとして考えられるでしょう。
そして神社に納める初穂料だったり撮影・写真代だったり。その他もろもろ計算するとそこそこの費用がかかってしまいますよね。正直家計が厳しい…といったご家庭もあるかもしれません。
そういったこともあってか、スタジオではなく自前のデジカメやスマホで撮った写真を記念に残したり、ご祈祷は受けずにお参りだけ…という自分たち家族のスタイルでお祝いをするご家庭も増えています。
要は自分たち家族が納得できる形であるかどうか。
子供の健やかに育ってくれたことへの感謝を神様にお伝えする行事という七五三本来の意味をきちんと理解していればお祝いの形が周りと同じではなくても問題はないのです。
七五三 食事会を家族だけでしてもいい?
七五三のお参りの後は祖父母や親戚一同を交えてお食事会…なんて予定を立てているご家庭も結構多いのではないでしょうか。
ですが神社へのお参りや記念撮影同様、お食事会も家族だけでやるものではないという決まりはそもそもありません。
もちろんお祝いの席ですのでたくさんの人を交えて祝ってもらうのも子供にとってはありがたいことですし、素敵な思い出になるかもしれません。ただ、朝早くから着慣れない着物を着たり、移動してまた着替えたりすることを考えると子供も疲れてしまいます。そういう視点でみれば家族だけで行う食事会だと何の遠慮もいらないので、そこは大きなメリットだと思います。
最近はファミレスで食事をして帰るというカジュアルなスタイルの家族もいるようですね。実際、子供受けするメニューの多いファミレスは主役である子供からすれば嬉しいものなのでしょう。
子供の性格によっては活発でおとなしくするのが苦手な子もいれば大勢の人に囲まれて小さくなってしまう子もいます。場所はどこであれ、かしこまる必要のない家族だけの食事会は親にとっても子供にとっても色々と都合のいい形なのかもしれませんね。
七五三 祖父母も食事会に呼んだ方がいい?
「やっぱり義両親も食事会に呼ぶべきなのかな…?」
周りの友人が両家の親も一緒に食事会をしていることを耳にすると、自分の家も同じようにするべきなのだろうかと気になってしまうことと思います。
ただ、このあたりについてはご家庭による…といったところでしょうか。
両家もしくはどちらか片方の両親が遠方にお住まいの場合、まず日程の調整が難しいこともありますし、長距離移動だとどうしても交通費が高額になってしまうので、もし自分達が負担するとなるとなかなか痛い出費になってしまいます。
祝い事ですし家から比較的近いところにお住まいなら声をかけるに越したことはありませんが、色んな家庭がありますので義両親との仲が良好な家も複雑な家もあると思います。子供にとっては祖父母であることに変わりはなくても気の合わない人達を交えての食事は微妙な空気になってしまうことも。
子供はそういったことに敏感に反応してしまうので、子供にとっていい思い出になるかどうかを重点においてご夫婦で話し合った上で決めると良いでしょう。
まとめ
- 七五三は家族だけでお祝いしても何の問題もない
- 我が子の性格を考えた上で負担のかからない形を選ぶのが望ましい
- 周りと同じ形に合わせるのではなく自分たち家族の形はどうあるかを思い描くべし
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