家計の節約の為にお弁当を…と考える人は
たくさんいらっしゃると思います。
でも、いざお弁当作りを始めるとなると
「お弁当ってどのくらいもつの?」
なんて首をかしげてしまったり。
保冷剤必須?常温で保存してたらまずい?
そんな疑問についてお答えしていきます。
お弁当は何時間もつの?
「お弁当って朝作ってから何時間くらいもつの?」
お弁当を作り始めてまだ間もない頃は中身が傷んだりしていないかな?と色々心配になったりするものです。家族の為に用意するものであれば余計にそう思いますよね。
ただ、何時間もつか?という疑問に関して「○時間です」という明確な答えを出すのはなかなか難しいところです。というのも、お弁当を持って行く先の環境や条件によってもお弁当の保存状態は変わってきます。
- 会社の事務所や学校といった室内であるか?
- エアコンのきいた涼しい部屋であるか?
- ロッカーや引き出し等の常温の場所になるか?
- 外仕事で常に日のあたる場所に置いている状態か?
- 締め切った車内の中で蒸し暑い中放置している時間が多いか?
など、様々なシチュエーションがあるわけです。さらに言えば、その日に使ったおかずの食材が傷みやすいかそうでないかによっても違ってきます。
菌が活発に増殖し始めるのはおよそ35℃を超えたあたり。手で触るとほんのりあたたかく感じるくらいの温度ですね。これくらいの温度で2~3時間も経過してしまえば菌は爆発的に増えてしまい、腐ってしまう確率も高くなります。家を出るまでにきちんと常温まで冷ましているかどうかがポイントになるでしょう。
それをふまえた上でお弁当は何時間まで、どのくらいもつのか。その環境と条件によることは前述の通りですが、気温の高い夏場でもない限り、朝作ってから6~7時間が安全と言える時間帯ではないでしょうか。
お昼すぎには全部食べてしまうことが安心して食べられる目安だと覚えておきましょう。
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お弁当は保冷剤なしだと傷む?
お弁当の温度管理といえば、やはり保冷剤を使用することだと思います。梅雨から夏場にかけては特に気をつけなければいけません。真冬の時期でればご飯がカチカチになってしまうこともありますのでお住まいの地域の気温によって保冷剤を使うかどうか判断するといいですね。
菌は低温の状態でこそ数を少なく保ったまま大人しくしていますが、温度が上がるにつれて増殖が進みお弁当を腐らせてしまう原因に。夏でも冬でも季節関係なく、お弁当のもちを良くするためには温度管理を徹底する必要があるといえそうです。
ただ、保冷剤に頼りっきりになるのではなく、作る際の工夫も欠かせません。
『お弁当には梅干』とよく言われているのも梅干の殺菌効果をうまく活かしているからですし、昔から保存食には塩をきかせていたように濃い味付けのものをおかずにすることでより安心できるお弁当作りができます。調理次第で菌の増殖を抑えることもできるということです。
ちなみに研いだお米1合に対して梅干しを1個入れて一緒に炊き上げる梅干しご飯はオススメですよ。しゃもじで梅干しを潰してご飯とかき混ぜるだけ。少し塩のきいたご飯の味が好きで、私はお弁当を作る日ではなくてもたまに作っています^^
お弁当のもちを良くする為にもこういったひと手間+保冷剤という組み合わせがベスト。最近は100円ショップにもお弁当用の可愛い保冷剤や保冷バッグが並んでいるので一度チェックしてみるのもいいかもしれませんね。
お弁当を常温で放置しておくのは危険?
『常温』というのも、環境や季節によって違ってくると思います。
夏の常温と冬の常温では当然差がありますし、じゃあ気温の低い冬なら安心かというとそうでもありません。冬でも弁当を持っていく先が暖房のきいた部屋だったとしたら。そんな部屋にお弁当をそのまま放置し続けると菌が一気に増殖してしまうことも考えられるのです。
出先に冷蔵庫があるならそちらに入れて保存しておくのが無難ですが、保冷アイテムを活用することでもお弁当がぬるくなってしまうのを防いで菌の増殖を抑えることは可能です。どの季節に限らず常温での保存は極力さけておいた方が賢明ですね。
外仕事や車の中にいる時間が多い人の場合、置き場所に困らないのであればクーラーボックスを用意してお弁当と保冷剤に加えて凍らせたペットボトルの水やお茶を入れておくのもアリだと思います。
でも、
「クーラーボックスだとさすがにかさばる…」
と思う人も当然いらっしゃるでしょう。
安心してお弁当を食べたい…と考えるのであれば、中身を真空状態にできるお弁当箱の購入を検討するのもいいかもしれません。
ご飯もおかずもあつあつのまま詰められるので作り手にとっても冷ます手間が省けますし、何より常温での保存が可能です。朝作ってから食べるまでの時間が長くて保冷剤が溶けきってしまうかも…そんな心配が不要になりますよ^^
できる範囲での工夫を凝らして、できるだけ早めに食べる。
当たり前のことですが、お弁当を用意する上でそれが一番大切だということを再確認できるきっかけになりましたら幸いです。
まとめ
- 朝作ったお弁当は昼過ぎには食べてしまうことが望ましい
- 保冷剤をうまく活用してお弁当内の菌が増殖をストップさせよう
- どの季節でも常温で放置するのは極力避けるべし
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