お弁当のおかずは温めないと危ない?再加熱の意味と注意点とは

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お弁当のおかず用に作り置きをしておいたり
前日の夕飯の残り物を詰めたり。

朝の忙しい時間を少しでも楽にする為に
お弁当を作る際の様々な時短方法を考えるママさんは多いと思います。

でも…お弁当を夜作る場合は朝温めるという作業が必須。
ちゃんと温めなおしてますか?

意外と知られていない再加熱の必要性について
こちらでしっかり確認しておきましょう。

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お弁当のおかずは温めないとどうなる?

前日の残り物や作り置きしておいたおかずを使って、夜のうちにお弁当の用意をしておくという人は多いのではないでしょうか。
粗熱を取ってから冷蔵庫で保管。朝には持っていくだけでいいから楽…なんて思っていた人は要注意ですよ。

「菌が繁殖するのは温かい温度でしょう?」
「冷蔵庫でしっかり冷ましておいたのに何が問題なの?」

そんな風に思う人もいるはず。
しかし、用意したおかずに微量でも菌が付着していた場合、冷蔵庫の中でもじわじわと繁殖が進みます。冷蔵庫から取り出したお弁当の温度が室温に戻された時、その菌は一気に増殖してしまうのです。

「冷蔵庫に入れていれば大丈夫!」

と思っている人は少なくありません。ですが食品の傷みやすい時期だと、先に冷蔵庫内にあったものに菌がついていてそこからお弁当に菌がうつる可能性もありますし、せっかく作ったおかずにきちんと火が通っていなかった場合、たとえ冷蔵庫の中で保存していたとしても菌の増殖は進むばかりです。

低温で保存できることから安心しきって温めなおす手間を省いてしまうと思わぬ形で食中毒の原因を作ってしまうかもしれないことを頭に入れておきましょう。

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お弁当のおかずを再加熱する意味とは

消毒殺菌の徹底した食品工場とは違い、一般家庭の台所には見えない菌がたくさんひそんでいます。冷蔵庫の中でも菌は活動を抑えているだけであって死滅していません。
抗菌・消毒グッズを使ったり手の洗浄を欠かさなかったり。でもどんなに気をつけていても無菌状態でお弁当の用意をするのは難しいでしょう。

なおかつ冷蔵庫を頻繁に開け閉めしていると、菌の活動が比較的大人しくなる10℃以下の温度を保てているかも疑問なところです。気温が高くなる夏場ならなおさらですね。

だからこそお弁当のおかずは加熱殺菌するという意味でもしっかりと温めなおす工程が大事なのです。フライパン等で焼き直すのもいいですが、表面だけにならないよう中心部までしっかり加熱できる電子レンジだとより安心できるかと思います。

一度あつあつの状態にして、それから冷ましてお弁当に詰めること。
せっかく冷蔵庫で冷やしていたのに…と、一見無駄に見えるこの工程は、菌を極力減らしてお昼の時間までお弁当を安全に保つために必要な手間なのです。

お弁当のおかずを温めなおす際の注意

お弁当を夜作る場合、朝温める時の注意点として『中途半端な加熱をしない』ということがあげられます。
しっかりと加熱することで菌を減らすことができるのです。湯気がたつ程にしっかりと温めないと加熱殺菌の意味がありません。

「ほかほかしてる」

ではなく、

「あつっ!」

というレベルまで加熱するのがポイント。
ただほかほかの状態にするだけなら菌が活動しやすい温度環境を用意してしまうだけなので菌を増殖させてしまう結果になります。
逆に、しっかり再加熱したとしても冷ます時間が不十分だとお弁当を口にするまでの間に温かい状態がずっと続くことになるので、いざお弁当を開けた時の中身にどのくらいの菌が増殖しているのか…なんて想像するだけでも恐ろしいものです^^;

十分に加熱して、十分に冷ます。こうすることで菌の増殖を抑えることができるのです。
安全でおいしいお弁当を作る為にはこのひと手間を忘れないことが大切なんですね。

まとめ

  • お弁当に菌が付着していた場合、冷蔵庫の中でもじわじわと菌は増殖する
  • 前日の夜に作っていたお弁当を温めなおすのには加熱殺菌の意味がある
  • 再加熱する時には湯気がたつほどに温めてその後十分に冷ます

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