もうすぐ子供のお宮参り。
「神社へのお参りは午前中にするものだ」
と言われたけれど、それって本当?
どの時間帯にお参りするのが一番正しい形なの?
大安とか仏滅とか六曜を気にした方がいいの?
そんな気になるお宮参りの日取りの考え方について詳しくまとめました。
お参りを予定されている人はぜひ参考にしてください。
お宮参りに良いとされる時間帯は?
「お宮参りは午前中にするものだ」
両親や親戚からこんなことを言われたことありませんか?
実際、午前中を選んで参拝される人が多いので週末の神社は午前中とても混雑しています。
なぜ午前中なのか?という疑問について、神職として神社に奉仕している友人に詳しく聞いて参りました^^
日本の総氏神である天照大御神が太陽の神様であることから、
太陽の力を強く感じることのできる午前中を選ぶという考え
朝目覚めて自分の都合よりもまず神様を優先させるといった考え
このふたつの考えからきているのではないかと教えてもらいました。
何より、朝の清々しい時間帯にお参りするのは気持ちがいいものです。こういった理由から午前中の参拝を選ぶ人が多いのでしょう。
では、
「午後からじゃダメなの?」
と考える人もいると思いますが、けしてダメということではありません。
神社側としても、
「お参りにするにあたって、まずお子様の体調を優先していただきたい」
とのこと。
絶対午前中に!と考える必要はないのです。
もし、気にされる人は
「午後からの参拝となり失礼致しました」
と、その気持ちを拝殿前で手を合わせ神様にお伝えすれば問題ないので安心してお参りしてくださいね。
お宮参りに六曜は関係ある?大安と仏滅は?
「お宮参りなら大安に行くべきでしょ!」
と考えている人は多いと思います。
ですが、神社としては大安だろうが仏滅だろうが神道の考えは六曜にまったく関係ないのです。(元々中国で生まれ、日本へ伝来した考えとされている為)
要はお参りする本人の考え方次第。
お宮参りの場合、主役はお子さんになりますが、まだ赤ちゃんなので親御さんの考え方によるということです。
仏滅に良いイメージを持つ人は多くないので好き好んで仏滅の日を選ぶ人はそういないと思いますが、その日しか都合がつかないという人もいます。
「先勝だから午前中にしよう」
「先負だから午後にしておこう」
などど、普段から六曜の考えの元に生活している人は
仏滅をさけるべきかもしれませんが
実際、日常生活の中でそういった考えの人は少ないでしょう。
ですので六曜に関しては
●なんとなく気にするから大安
●仏滅さえ避けておけばいいんじゃないか
●全然気にしないからいつでもOK
このスタンスで考えてかまわないのです。
ちなみに大安が重なった週末午前中の神社はこれでもかというくらい混みあいます。こんな日とお参りの予定が重なった時はお子さんのご機嫌と相談しながら、気合い入れてお宮参りに臨んでくださいね(笑)
お宮参りの日取りを決めるにあたって
お宮参りの日取りに関して色々と説明してきましたが、結局はお子さんの両親やご家族の考え方次第になるということです。
「普段六曜のことはあまり考えないけれど、大安が良い日といわれているなら子供の為にその日を選ぼう」
こういった考えでもいいのです。
大事なのは自分が普段からどういう風に物事を考え、行動しているかということ。
極端な話かもしれませんが、
「あの人がああしていたから私もこうしよう」
という考えであればそうすればいいだけの話です。
実家や義父母との意見が合わなかったり、自分で決めきれないから
「どっちの考えが正しいんですか?どの日がいいんですか?」
などどお参り予定の神社に問い合わせるのは失礼なのでやめましょうね。
神社側から「この日がいいです」ということはありません。ご家族で決める答えを神社に求めるのは控えましょう。
お宮参りは生まれた地域の氏神様に
「どうぞ健やかな成長を見守ってください」
と神様とお子さんを対面させるお祝い事です。
一緒に参拝されたご家族とたくさんの写真を残して、素敵な思い出の1ページにしてあげてくださいね。
まとめ
- 午前中にお参りする人が多いのは事実であるが、午後の参拝でも問題ない(本人の考え方次第)
- 六曜は普段から気にしていないのであれば特別考慮する必要はない
- 何よりもお子さんの体調を優先して日取りを決めることが大事
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