妊婦さんの一大イベント『安産祈願』。
祈願当日、持っていく腹帯はいつ巻くの?
巻いていくものなの?
神主さんにお祓いを受ける、ということもあって
失礼のないように事前準備やマナーはきっちり頭にいれておきたいもの。
腹帯を巻くということ、そして持参の仕方について
詳しくまとめてみました。
安産祈願を控えている妊婦さんはぜひチェックしてみてくださいね。
安産祈願の腹帯はいつ巻く?
安産祈願を受ける際、腹帯(さらし)を持参する人が多いですね。
腹帯は多産で安産な犬にあやかるという意味から戌の日に巻くものとされてきました。その為、戌の日に安産祈願を受けに行く人が多いですが本来は腹帯を巻く日であって祈願を受ける日ということではありません。もちろん戌の日にお祓いを受けるのは問題ありませんよ^^
ただ「戌の日に安産祈願にいかなきゃ!」と勘違いしている人が多いということです。
- 戌の日の少し前に安産祈願でお祓いして清めてもらった腹帯を戌の日当日に妊婦さんがお腹に巻く
- 戌の日当日にお祓いを受けて、帰宅してから腹帯を巻く
どちらでも構いませんが、昔からの風習に合わせるのであればこういった形になりますね。でもこのやり方だけが正解!ということでもありません。
「じゃあ腹帯を巻いていってはいけないの?」
と思う人もいるでしょう。
では事前に巻いて参拝するのはどうなのか。次の章で詳しく説明していきましょう。
安産祈願の腹帯は巻いて行くもの?
初めての出産を控えている妊婦さんは安産祈願、帯祝い、腹帯、いろんなことがわからない状態。ここでひとつずつ確認しながら整理していきましょう。
まず、安産祈願。
安産祈願は神主さんに祝詞をあげてもらって「無事安産でありますように」と神様にお願いする神社で行うお祓いのことです。
そして、帯祝い。
こちらも妊婦の安産を願う儀式なので安産祈願と混同して考えている人が多いですが、あくまで家庭でのお祝い事にあたります。
元々自宅で帯を巻くという行事ですが、最近は主治医の先生がさらしの巻き方を教えてくれるので病院でする人も増えているようです。
では「安産祈願を受けに行くなら腹帯は巻いていっても大丈夫?」という疑問についての答えですが、安産祈願は妊婦さん自身が受けるお祓いのことなので腹帯がなくても祈願は受けられますし、持参すれば妊婦さんと一緒にお祓いを受けて清めてもらえる、ということです。
つまり腹帯を巻いていればお祓いを受けている状態なのでOKということになりますよね。
まとめると、腹帯を巻いていっても巻かずにそのまま持参しても昇殿祈願の際にどちらの場合もお祓いを受けているということです。
安産祈願に腹帯を持参するのは「お祓いを受けた腹帯を帯祝いに使いたい」という考えからのものです。
なので腹帯を持参しなくても安産祈願は受けられますし、当日気が変わってもお祓い済の腹帯が用意してある神社もありますので祈願受付の際にお尋ねしてみるとよいでしょう。
ちなみに厳格な決まりというわけではありませんが巻いていくなら戌の日当日がいいかな?と個人的には思います。
祈願を受けるのは戌の日以外でも問題ありませんが昔からの風習に沿って考えるなら
「5ヶ月を過ぎた初めての戌の日にさらしを巻く」
ということなので腹帯を巻いた状態での参拝ならば戌の日がベストかな?ということです。
安産祈願の腹帯 持参の仕方とは?
「腹帯ってどんな風に持参したらいいの?」
ささいなことですが、きちんとしたいと思う人ほど小さなことも気になるものです。
持参にあたって特に決まりはないので、箱に入ったままの状態を手持ちのカバンに入れて持ってくる人もいればエコバッグに入れて持参する人もいます。
ですが、親御さんの助言を受けることもあってか風呂敷に包んで持参する人が意外と多いようです。
↓こちらで確認できます↓
前述したように腹帯を巻いた状態でお祓いを受けても問題ありませんが、持参した腹帯に御朱印を押してもらいたいという人はお腹に巻いた状態だと押すことができません。御朱印希望の場合は巻かずにそのまま持参することをおすすめします。
まとめ
- 帯祝いは5ヶ月目の最初の戌の日に腹帯を巻くといわれている昔からの風習でお祓いの有無は関係ない
- 腹帯を巻いた状態で祈願を受けても差し支えないが御朱印希望であれば外していくのが望ましい
- 腹帯の持参の仕方に特別な決まりはないが風呂敷に包んで持参する人が多数
↓こちらもオススメ↓