人生の節目として誰もが迎える『厄年』。
いざ厄払いを受けるにあたって
大安なり仏滅なり六曜を気にしてお参りする人もいます。
これ、実際のところはどうなの?
そんな気になる厄払いと六曜についての関係、
そして祈願を受けるのにいい時間帯や服装について
神社の神主さんにお尋ねしてきました。
厄払いを予定されている人はぜひチェックしてみてくださいね。
厄年の厄払いは六曜を気にするべき?
神社で厄払いを受ける時に、
「やっぱり大安とか良い日を選んだ方がいいのかな?」
こんな疑問を持つ人、多いと思います。
ほんとのとこはどうなの?ということで近所の神社の神主さんにお尋ねして参りました。
「神道の考えに六曜は関係ないので、祈願を受けるご本人が気にされるかされないかによります」
とのこと。実際この手の質問をよく受けるそうなんです。
尋ねる側としては「やっぱ大安!仏滅NG!!」みたいなはっきりした答えが欲しいんでしょうけど、本人の考え方次第としか言いようがないので神主さんも毎回言いにくいかもしれないですね^^;
なので答えとしては、自分が常日頃から六曜の考えを軸にして生活していないのであれば仏滅だろうが赤口だろうが気にする必要はないということ。
いざ何かをする時だけ周りの人が気にしてるから私も…っていうのはどうなのかな?って個人的には思います。
年配の人ほど六曜を気にする人が多いのでやっぱり仏滅の日は参拝者がすごく減るんだとか。
「別に気にしないから仏滅でもいっか!」
って思う人は混雑を避けられるのでいいかもです(笑)
あまり深く考えすぎずにご自分のスケジュールに合わせて都合のつく日に厄払いを受ければ問題ないと神主さんも仰っていましたよ。
厄年の厄払いを受けるのに良い時間帯は?
「お祓いって午前中に受けるものなんでしょ?」
理由はわからないけどこんな話を耳にしたことがありまして。
せっかくお尋ねしてきたので厄払いを受けるのに良いとされる時間帯があるのか確認してきました。
お尋ねした神主さんいわく、
「祈願を受ける際、午前中にといわれているのは自分の都合よりも神様を優先するという姿勢からきているものと思われます」
とのこと。なるほど。
朝起きて、自分の用事を済ませてからお参り…ってことじゃなく自分のことは二の次でまず神様から!ってことですね。
日本の総氏神である天照大御神が太陽の神様であることから太陽が沈んでいく午後よりも昇っていく午前中の方がいいからという説もあるみたいです。
「じゃあ午後はダメなの?午後しか都合つかないんだけど…」
って人もいるワケでして。
でもほどんどの神社は夕方5時くらいまで祈願受付しています。
午後の祈願がNGだったら受付はしないはずですよね。
神社側としても六曜と同じように本人の考え方次第なので午前午後関係なくいつでもお参りされてかまわないとのことでした。
どうしても気にされる人は
「都合がありまして午後からお参りさせていただきました」
と、お賽銭箱の前で手を合わせて神様にご報告すれば問題ないと神主さんにおっしゃっていましたよ。
何事も神様に対して礼儀をもってお参りするという『気持ち』こそが大事なのだと思います。
厄年の厄払いに行く時の服装は?
では厄払いに行く時の服装に関してですが。
厄払いに限らず、すべての祈願において神様に失礼のない服装であるということが大前提。
できればスーツ着用でお参りをするのが望ましいです。
ですがそこまでかっちりした服装でなくともジーンズなどのカジュアルすぎない恰好であればほとんどの神社は問題ないようです。
ただ注意として、夏場には薄着になる人が多いですが、神様の前で露出の多い服装は失礼にあたりますので上から羽織れるカーディガンのようなものを準備しておくといいですね。
ちなみに私が夏場に旅行先で厄払いを受けた時さすがにスーツ一式を持っていくのは荷物がかさばるので、薄手の上着を着てお参りしました(少し透けるくらいの素材のものでした)。
また、男性の短パンもNGです。
サンダルで裸足の人も多い夏の時期でも、お祓いを受ける日は靴下やストッキング着用を忘れずに。
全体的に派手過ぎず、シンプルにまとめるのが無難ですね。
気持ちよくお祓いを受けれるようにきちんとした身なりでお参りするようにしましょう。
まとめ
- 神社の考えと六曜は関係ないので祈願を受ける本人の考え方でお参りする
- 午前中に祈願を受ける人は多いが午後がNGということではない
- お参りの際は露出を控えた華美ではない服装を選ぶこと
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