若い頃にはあまり関心のなかったお中元。
でも結婚や就職を機に贈ったり頂いたりすることも
増えてくるものです。
いざ知り合いからお中元が届くと
「お中元ってお返しを贈った方がいいの?」
「何もしないのってやっぱり非常識?」
なんて戸惑う人も多いことでしょう。
そこで今回は『お中元のお返し』について
確認していきたいと思います。
お中元マナーについて自信のない人はぜひチェックしてくださいね。
お中元のお返しをしないのは非常識?
初めていただいたお中元。
こんな時気になるのが、
「お中元をもらったらお返しをするものなの?」
ということではないでしょうか。
もらいっぱなしは失礼にあたるのでは…と気になるところですよね。
結論としては、お中元のお返しは用意しなくてもOK。
頂いた側は必ずしもお返しを贈らなければならないという決まりはありません。
というのは、お中元は元々日頃からお世話になっている人に対しての感謝を伝えるために贈るものだから。
どちらかというと目下の人が目上の人に対して贈ることが多いものなんですね。
では、お中元のお返しマナーについて深く掘り下げていくとしましょう。
お中元のお返しはどうするのが正しいマナー?
一般的にお中元のお返しは不要とされていますが、お返しを贈ってはいけないというわけではありません。
たとえば親しくしている友人や会社の同僚からお中元をいただいた場合、
「やはり何かお返しした方が…」
となんとなく気になってしまうものです。
立場としては同等なわけですから、もらいっぱなしだとなんとなくもやもやした気持ちになってしまう人も多いと思います。
もし目上の人からお中元をいただいた場合だと余計にそう思いますよね。
そんな時にはお返しを用意した方がベター。
ただし、ひとつ注意点があります。
お中元のお返しをする際には、いただいた品物よりも安価な品を選ぶということ。
「上等な品物をいただいたから…」
と奮発して高額な品物を贈るのはNGです。
いただいた品物より高いものを贈るのは『お中元を贈らないでください』という意味になり、相手に対して失礼にあたるので気を付けてくださいね。
いただいた品物の金額がわからない場合、たとえばお中元の品が野菜ジュースだったなら
『野菜ジュース ○○セット 金額』
といったようにネットで検索して大体の目星を付けるといいですよ。
調べた金額よりも安い金額で相手に喜ばれるものを選ぶことがポイントです。
お中元のお返しの前にお礼状を 例文を紹介
お中元をいただくとお返しのことで頭を悩ませる人も多いかもしれませんが、まず先にやるべきことがあります。
それはお中元をいただいたことに対してのお礼を伝えること。
受け取った側としての最低限のマナーと言えます。
自分がお中元を贈った場合、何も音沙汰なしだと
「ちゃんと届いたのかな?」
と不安になりますよね。
相手の人も同じように思うはずです。
ですので、お中元をいただいたら当日~翌日の間に電話でお礼を伝えるのがマナー。
受け取った報告と感謝の気持ちを伝えましょう。
そして近日中にお礼状を送ること。
手紙とはがき、どちらでもかまいません。
「何をどう書いていいのかわからない…」
という人の為に例文をご紹介しますのでご参考までに。
連日厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
おかげさまで私たち家族は変わりなく元気に過ごしております。
この度はお中元の○○を贈っていただきありがとうございます。
家族全員で美味しくいただきました。
まだまだ暑い日が続きますがどうぞご自愛くださいませ。
まずはお礼まで。
夏本番となり毎日暑い日が続いております。
○○さんはお変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、この度はお中元のご挨拶をいただきありがとうございました。
いつもながら優しいお心遣いに感謝申し上げます。
厳しい暑さが続きますが、夏バテ等十分気を付けてお過ごしください。
取り急ぎお礼まで。
いただいたお中元に対するお礼と、相手への気遣いの言葉でまとめると良いですね。
お中元のお返しをする相手にもしない相手にもお礼状を送るのがマナー。
自分のことを思ってお中元を贈ってくれた人に対して失礼のない対応ができるように心がけましょう。
まとめ
- 一般的にお中元のお返しは必ずしも必要ではない
- お中元のお返しをする場合はもらった品物よりも安価なものを選ぶこと
- お中元をいただいたらお返しをするしないに限らずお礼状で感謝を伝えるのがマナー
▼こちらもオススメ▼