もらったお中元に対して
お返しは必要ないと聞いたことはありませんか?
でも、
「それって本当?」
「何もしないのはマナー違反じゃないの?」
なんて不安になる人も多いことでしょう。
そこで今回はお中元のお返しについて
詳しく解説していきたいと思います。
いただいたお中元を手に困っている方は必見です!
お中元のお返しって不要なの?
「お中元が届いたけど、お返しって用意した方がいいのかな…?」
なんて状況に戸惑っている人は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
特に結婚して初めて迎える夏の時期に思わぬ人からお中元をいただいて、どうしたらいいかわからないといった人も多いことでしょう。
結論としては、お中元に対するお返しは不要と言えます。
というのはお中元はそもそも日頃からお世話になっている人に対して感謝の気持ちを伝えるための贈り物であるからです。
ただ、お返しの品こそ必ず必要ではありませんが、御礼だけは忘れないようにしましょう。
「いつもありがとうございます」
という気持ちのお品に対して、もらいっぱなしはよくありません。
お中元をいただいたらできるだけ早く書面でお礼状を書きましょう。
お礼状はハガキでOK。
その際に、
●手書き
この2点は必ず守りましょう。
今はパソコンで何でも簡単に用意できる時代ではありますが、手書きの方がやはりあたたかみがありますし、お礼の気持ちも伝わるというもの。
下手でもいいので心をこめて書きましょう。
ではどんな内容にまとめればいいのか。
お礼状の例文をご紹介しますね。
いただいたお中元に対するお礼状の例文
お礼状を書く相手が友人であれ親戚であれ、いただいた品に対しての感謝の気持ちが綴ってあれば十分です。
あとは厳しい夏の暑さに対しての気遣いの言葉でしめるといいですね。
では例文を確認してみましょう。
厳しい暑さが続いておりますが、○○さんはいかがお過ごしでしょうか。
おかげさまで私たち家族は変わりなく元気に過ごしております。
さて、この度はお中元のご挨拶をいただきありがとうございました。
いつもながら優しいお心遣いに感謝申し上げます。
まだまだ暑い日が続きますがどうぞご自愛くださいませ。
取り急ぎお礼まで。
夏本番となり毎日暑い日が続いております。
お父様お母様もお変わりなくお過ごしでしょうか。
この度は美味しい○○を贈っていただきありがとうございます。
家族全員「美味しい!」と大変喜んでおります。
厳しい暑さが続きますが夏バテ等十分お気をつけてお過ごしください。
まずはお礼まで。
お返し不要を真に受けるのは常識外れ?
お中元を贈る人によっては、
「お返しは不要です」
と伝えてくるケースもあります。
ですが、それを真に受けても良いものでしょうか?
結論としてはもらった相手によります。
たとえば目下の人からお中元をいただいた場合。
気を遣ってお返しはなしで、と伝えたのにこちらがお返しを贈ってしまったらかえって恐縮させてしまうかもしれませんよね。
ですので、この場合はお礼状を書いたりお礼の電話をするだけにとどめましょう。
また、親戚のような近しい関係性の人からお中元をいただいた場合。
この場合はお返し不要と言われても、きちんとお返しを用意した方が無難です。
人によっては
「本当に何も返さないなんて…」
なんて思う人も中にはいるからです。
ここら辺の見極めが結構難しいですよね^^;
ただ、お返しはいただいたお品よりも安いものでOKです。
逆に金額が同じくらいのものやそれ以上のものを贈ってしまうのは、相手に対して失礼にあたるので注意してください。
お中元のお返しに関するマナーとは
お中元のお返しを贈る際には、のしを用意しましょう。
いただいたお品と同じように『お中元』もしくは『御中元』と書きます。
もしお返しを贈るのが目下にあたる人の場合は『御礼』と書くと良いですね。
その方が相手先もかしこまることもなく気が楽ですので。
ちなみにお返しがお中元の時期を過ぎてしまった場合には、『暑中御見舞』や『残暑御見舞』で贈るようにしましょう。
その時はまずお中元を受け取った報告とお礼の気持ちを先に電話やメールで伝えることをお忘れなく。
お中元のお返しは必須ではありませんが、相手によって臨機応変に対応することが大切です。
しっかりとお中元マナーを確認して、より良いお付き合いができるように努めましょう。
まとめ
- お中元をいただいたらまずは感謝を伝えるお礼状や電話を忘れないように
- お返し不要と言われても相手によっては用意した方が無難な時もある
- お返しの時期が遅れてしまった時には『暑中御見舞』や『残暑御見舞』として贈るとベター
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