初詣で購入した縁起物の熊手。
「どうやって処分したらいいんだろう…」
なんて首をかしげている人も多いのではないでしょうか。
縁起物としていただいたものになりますので
雑な扱いをするとばちがあたるかも…
なんて不安に思う人も中にはいるはず。
そこで熊手の処分方法について
詳しく説明していきます。
1年経った熊手をどうしようかとお悩みの方は
必見です!
初詣で頂いた熊手はどう処分する?
お正月の縁起物として、また福引の景品として手にした熊手の処分にお困りの人もいらっしゃると思います。
どのような形で処分するべきか。
原則としては、
『いただいた神社やお寺に返納する』
といった形が一般的になります。
熊手は1年間、一家に福を呼び寄せてくれた縁起物です。
初詣の際にでもお参りがてら、いただいた神社やお寺の古札納め所にお返ししましょう。
ちなみにお返しするのはお正月のみ、と決まっているわけではありません。
初詣でお参りする人がお正月に集中するので、その際に返納する人が多い、というだけの話です。
ですので2月や3月になっても返納はできます。
ですがお正月を過ぎると古札納め所を片付けてしまう神社やお寺もありますので、もしお正月をずらして熊手等の縁起物を処分したい時には
「熊手をお納めしたいのですが…」
と、申し出ると良いでしょう。
その場で受け取ってもらえる場合もありますし、場所を案内される場合もあります。
返納の際にはお焚き上げの料金として、お気持ちお納めするのをお忘れなく。
また、神社やお寺によっては
「金属類は事前に外しておもちください」
という決まりがある場合もありますので、念のため返納先の神社やお寺に電話で問い合わせておくとスムーズかもしれません。
縁起物の熊手を処分する時に気をつけること
熊手を返納する際に気をつけることは、
『いただいた先の神社やお寺にお参りをする』
これを忘れないようにしましょう。
返すだけ返してハイ、サヨナラという形はNGということですね。
拝殿の前で手を合わせて
「1年間ありがとうございました」
と感謝の気持ちを持ってお祈りすることが大切です。
ただ、人によっては帰省や旅行先でいただいたものもあるかもしれません。
遠方で返納するのがなかなか難しい。
そんな場合には別の神社やお寺にお返ししてかまいません。
その際には
「○○神社でいただいたものですがこちらにお返しさせていただきます」
という気持ちをもってお参りするようにしてください。
また、別の注意点としては
●お寺でいただいたもの …お寺
といったようにお返し先を分けるようにしましょう。
お守りと熊手の処分の違い
さて、ここで豆知識をご紹介。
同じ神社に持参するのにお守りと熊手で処分の仕方が異なる、というのはご存知でしょうか。
お守りは『御霊(みたま)入れ』という儀式が行われ、お守りひとつひとつに神様の力が宿っています。
ですので、古いお守りを処分する前には『御霊抜き』という儀式が行われ、その後、お焚き上げされる、という流れになります。
だから神社には必ず古札納め所が用意されてあるんですね。
お守りを自宅で処分しない理由はここにあったわけです。
そして熊手についてですが、お守りのように神様の力が宿っているわけではありません。
ですが福を呼ぶ縁起物ですので、お祓いされた後にお焚き上げされることになります。
知っておくと、家族や友人にちょっとした豆知識を披露できるかもしれませんよ^^
以上、去年の熊手の処分についての解説レポをお届けしました。
縁起物の処分にお困りの方の参考にしていただければ幸いです。
まとめ
- 去年の熊手は原則的にいただいた神社やお寺に持ち込んでお焚き上げをお願いすること
- お返しする先によっては金属類は外すよう案内がある場合もある
- 帰省や旅行先の遠方でいただいたもので返納が難しい場合には近くの神社やお寺にお返ししても良い