厄年を迎える人は
厄払いについて様々ないわれを耳にすると思います。
「節分までに厄払いに行ったほうがいい」と言われたけれど
それって本当?
節分を過ぎたらもう厄払いできない?
厄年の切り替わりの考え方と
厄払いに行く時期についてまとめました。
厄年の切り替わりの節目とは?
「そもそも私って、いつから厄年になるの?」
「前厄から本厄への切り替わりの時期っていつなの?」
厄年は前厄・本厄・後厄と3年ありますし、3回連続で厄払いを受ける人は特にその境目が気になるものですね。
昔は数え年で年を計算し、立春を年始(元日)とした旧暦で物事を考えていました。
では、現在はどう考えたらいいのか。切り替わりのパターンは次の2つです。
●旧暦の元旦(立春にあたる現在の2月4日頃)から切り替わり
※立春は2月4日になることがほとんどですが、年によってずれることもあります
厄年にあたる本人がどちらの考え方で捉えるかということになります。
新暦で考えるならば元旦、旧暦で考えるなら立春(当年のカレンダーで確認)を切り替え日とする、ということですね。
さて、厄年の切り替わりについてはわかりましたが厄年のお祓いは節分までに、という人は多いと思います。
それはなぜでしょうか。次の章で詳しく説明していきましょう。
厄年の厄払いは節分までに受けるもの?
一般的に厄払いを受ける時期として新年明けてから節分まで、といわれています。
なぜ、節分なのか?
前述したように旧暦では立春を年始とし、次の節分までを1年と考えていました。
昔は今のような満年齢ではなく数え年で年をとる計算をしていたので厄年を迎える人は2月4日頃に厄年に切り替わり、それから1年厄年、ということになります。
旧暦の大晦日にあたる節分の2月3日までに厄払いをして、
「厄をきちんと祓ってから新年を迎えたい」
といった気持ちから節分までに厄払いを受ける人が増えたのでしょう。
それがいつしか「厄払いは節分までに受けるもの」という考えが広がったのだと考えられます。
地域に根付いた考えによっても厄払いを受ける時期に違いはでてくるもの。
厳格な決まりというわけではなく、「厄払いを受けるなら節分の時期を目安に」といった捉え方で覚えておくといいかもしれませんね。
厄払いが節分を過ぎてしまったらどうする?
「忙しくって節分までに厄払いに行けない…」
「節分をすぎたら厄払いしても意味ないのかな?」
厄払いをしたいと思っていてもスケジュール上なかなか都合がつかないという人もいますし、そもそも厄年であることを知らずに気付いたら節分を過ぎていた…という人もいます。
節分を過ぎたら意味がない、ということではありませんが、厄年のお祓いを受けるのであればできるだけ年の初めのうちに受けておくのが望ましいでしょう。
年の初めを新暦と旧暦、どちらで考えるにしろお祓いを受けるまでの期間が長くなる、ということは厄をかかえた状態が長くなるということです。
「別にいいかなと思ったけど、やっぱり気になるから厄払いしたい」
と思う人もいるはず。
節分までに厄払いを済ませる人が多いのは事実ですが、ほとんどの神社やお寺は一年中お祓いの受付をしています。
思い立ったが吉日です。できるだけ早くお祓いを受けて不安なく1年を過ごせるようにしたいものですね。
まとめ
- 昔は旧暦の立春を年始とした為、節分の時期に厄払いを受ける人が増えた
- 厄払いの時期は厄年の本人が1年の初めを旧暦・新暦どちらで考えるかによる
↓こちらもオススメ↓