神社で祈願を受けた時、
お下がりとしてお米や砂糖菓子を頂いたけれど
これ、持ち帰った後どうしたらいいの?
一緒にお神酒ももらったけれど
家族みんな下戸で飲めないし…
そんな疑問でお悩みのあなたの為に
神社からいただいたお下がりについてまとめてみましたよ。
神社からいただいたお下がりのお米はどうする?
厄払いなど、神社でお祓いを受けた後にいただいた小さな袋。中には…お米?
「このお米、一体どうしたらいいの?」
お札だったら飾ったりお守りだったら持ち歩いたりしますが、こういった類の扱いはさっぱりわからない…と、お困りの方結構いらっしゃると思います。
では、このお米はどうするのかというと、ご自宅でご飯の準備をする際に普段炊いているお米に混ぜていただくのです。通常の食事と同じように食べてしまってかまわないということですね。
神社では祭典の度に神様にお供え物をしますが、この時に捧げられた食べ物やお神酒を『神饌(しんせん)』といいます。
そしてこの神饌を下げたものが私たちが手にする『お下がり』です。神社の方から手渡される際の袋に『撤饌(てっせん)』と書かれてあることがありますがこのお下がりのことを意味しています。
神様にお供えされたものを食べる=神様の力を体の中に取り込む
ということになります。
神社から、神様から分けていただいたありがたいお下がりです。そのまま放置することはせず、ご自宅で召し上がってくださいね。
神社からいただいたお下がりの砂糖菓子はどうする?
お下がりがお米のところもあれば、砂糖菓子のような食べ物をいただくところもあります。いわゆる『落雁(らくがん)』と呼ばれるものです。
これもお米と同じ、神様にお供えされていたものなので持ち帰ったらありがたくいただきましょう。
…しかし、大変失礼ながら、私、個人的にこの手の砂糖菓子はあんまり好きじゃないんですよね^^;
モノによってはものすごい甘かったり口いっぱいに広がるあのモソモソ感…
しかしこういったお下がりは食べることに意味があるもの。私のように落雁が苦手な人は煮物を味付けする時に一緒に入れて食べるという手もあります。
着色してある場合はさすがに煮物には使えないのでご自宅で団子なり何か和菓子を手作りする機会に使ったりとアイデア次第で色々とリメイクできますよ。
開封もせずに月日が経って傷んでしまった…こういった扱いが一番失礼に当たりますのでせっかくいただいたお下がりは自分で工夫してできる限り食べるようにしましょう。
神社から御神酒をお下がりとしていただいた時は?
神社で祈願を受けた時に一番多く頂くお下がりが御神酒(おみき)だと思います。
「家族みんな下戸だし、飲めない…どうしよう…」
参拝する人全員がお酒に強いわけではないですからね。こんな人がいて当然です。ただ、前述したように神様からのお下がりは自分で口にして体内に取り入れることに意味があります。
でもお酒が苦手な人も大丈夫。料理に使えばアルコールも飛ばせて美味しくいただけますよ。
神様にお供えしたお神酒や食べ物をいただく、食べるということが
「神様と一緒に食事をした」
ということであり、神様と共に生きていくという意味にもつながります。昔の人は現代の私たちよりも神様のことをずっと近くに感じていたのでしょうね。
お下がりを口にすることは祈願や祭事の終わりを表す儀式の一環でもあります。飲めないからとそのままにしたりしないで料理に使うなど、うまく活用して無駄にしないことが大切です。
まとめ
- お下がりのお米は自宅でご飯を炊く時に混ぜていただく
- お下がりのお神酒や落雁(砂糖菓子)はそのまま食べても料理に使って食べてもよし
- お下がりを口にして体の中に神様の力を取り入れることに意味がある
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