娘が結婚して初めて迎える年末年始。
「嫁ぎ先のご両親への年賀状はどうしよう…」
そんなお悩みで首をかしげている方も
多いのではないでしょうか。
最近では年賀状を書く人も減ってしまいましたが、
やはり親として失礼のないお付き合いをしたいですよね。
こちらで例文と一言添えのポイントをしっかり確認して
誰が見ても恥ずかしくない年賀状を用意しましょう。
娘の嫁ぎ先に年賀状を出すのが親のマナー?
「娘の嫁ぎ先への年賀状、なんて書いたらいいんだろう…」
年末にこのような悩みでお困りになる人もいらっしゃると思います。世の中社交的な人ばかりではないので、話し下手な人や文章にまとめるのが不得意な人だと慣れないことに頭を抱えてしまうものです。
そもそも結婚後の親同士は年賀状のやり取りをするものなの?と疑問に思う人もいるかもしれません。実際、年々年賀状を利用する人が減っているのは周知の事実です。
しかし、お中元やお歳暮のやり取りもなく、お互い離れたところに住んでいて顔を合わせる機会も少ないような関係だと両家のつながりとしてはあまりにも希薄さを感じてしまうのではないでしょうか。
時代は移り変わるものですし、必ず送るのがマナーとは言いがたいかもしれません。
ですがお相手のご両親がお堅い仕事をしていたり厳格な考えをお持ちだったりと、嫁ぎ先によっては年始のご挨拶として送った方が良い場合もあります。
土地柄や家によって考え方はそれぞれですが、娘が恥ずかしい思いをしないでいいように結婚して1年目のお正月は様子見も兼ねて一度年賀状を送ってみるのがベターですね。
では、実際に年賀状を出すにあたってどのような内容で送ったらいいのか。文例を用意しましたので、ひとつずつ確認していくとしましょう。
年賀状の例文 娘の嫁ぎ先宛て
年賀状を用意する際、お店で年賀状プリントを頼む人もいれば自宅のパソコンを使って作成する人もいます。どちらの場合も正月らしい華やかなデザインがいいですね。あまり簡素すぎると『義理で出してます』感が出てしまいますので注意しましょう。
娘夫婦の親同士のやり取りということもあり、他の人の年賀状と比べて何かと気を遣ってしまうことも多いでしょう。ですが年賀状の基本構成さえ抑えておけば大丈夫です。
年賀状の内容として例文①と例文②をご紹介していますが、向こうのご両親との距離感に合わせてアレンジしてもOK。あまりくどくどと文章を並べるよりも、さらっとシンプルな仕上がりを目指すと読みやすくまとまります。
年賀状 例文①
謹んで新春のお慶びを申し上げます
旧年中はあたたかいお心遣いをありがとうございました
本年も皆様のご多幸をお祈り申し上げます
○○年 元旦
〈住所・名前〉
【ポイント】
新年の挨拶から始まり、普段娘がお世話になっている感謝を嫁ぎ先のご両親にお伝えします。最後に相手を気遣う言葉で終わります。
年賀状には『。』や『、』といった句読点を入れないので、読みづらくならないように改行をうまく使ってすっきりとしたレイアウトにしましょう。
年賀状 例文②
謹賀新年
よき新春をお迎えのこととお慶び申し上げます
本年も何とぞよろしくお願い申し上げます
○○年 元旦
〈住所・名前〉
【ポイント】
年賀状の冒頭には『賀正』や『新春』といった賀詞(がし)が使われることが多いですが、これらは1文字や2文字の賀詞は目下の人に使うもののとされているため避けた方が無難です。
こちらの例文では4文字の『謹賀新年』という賀詞を使用していますが、あらかじめ賀詞がプリントされた年賀はがきを購入する際は十分気をつけるようにしてくださいね。
年賀状の一言添え書き 娘の嫁ぎ先宛て
きっちりとまとめた年賀状をそのまま送るのもいいですが、手書きの一言添えがあるとやはり温かみを感じるものです。
できるなら気の利いた一言を…と色々悩むかもしれませんが、飾らない自然体の言葉が一番です。あくまでも『一言添え』ですし、あまり仰々しく書いてしまうと相手側が重たい印象を受けてしまうこともありますので^^;
孫がいる場合はその年の近況について書くのもいいですし、寒さの厳しい冬には体を気遣う言葉を添えておくのも良いでしょう。
「○○ちゃんのハイハイが上手になりましたね。健やかな成長、何よりです」
「寒い日が続きますね。どうぞお体ご自愛くださいませ」
インクがにじんで字がつぶれてしまわないように、細めのペンで書きましょう。
最近人気の消えるペンを使うと、向こうのお宅に到着するまでに消えてしまう可能性もあるのでその類のペンの使用は控えるようにしてください。
普段顔を合わせる機会が少ないからこそ、年始の挨拶くらいはしっかりしておきたいもの。納得のいく仕上がりの年賀状ができるといいですね。
以上、参考になりましたら幸いです。
まとめ
- 親同士の年賀状について結婚1年目は用意した方が無難(各家庭の考え方にもよる)
- 年賀状の基本構成さえ押さえておけば問題なし
- 気取らない言葉で手書きの一言を添えて印象良く仕上げよう
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