年末年始の準備として、会社の総務をされている人は
神棚の管理を任されることもあると思います。
その他、正月飾りの用意や処分についても
きちんと頭に入れておかなけばなりません。
仕事納めと仕事始め。
どちらもきっちりこなせるように
ここで確認しておきましょう。
会社の神棚は正月前にお掃除とお札の交換を
仕事納めの日は会社によってそれぞれだと思いますが、神棚のお掃除は28日までに行うようにしましょう。
その理由として、
31日 … 新年間際に慌てて行うのは神様に失礼にあたる
30日でも良いとする考えもあるようですが、できるだけ余裕をもって28日までに済ませておくことをおすすめします。
準備するもの
- 榊
- お供え(水・塩・酒・米・鏡餅等)
- 正月飾り(しめ縄等)
- 未使用のきれいなふきん数枚
- はたき もしくは マイクロファイバーの掃除ワイパー
- 紙(神棚を一時置いておく為のものとお札交換時に使用するもの)
神棚を掃除する際の手順
①まず手と口を清めます。手は石鹸を使って丁寧に。
②手を合わせ、「これからお掃除させていただきます」と一声かける
③清潔な台の上に(デスクでも可)白紙を広げてその上に神棚を移動する
④はたきや掃除用ワイパーを使って神棚にかかった埃をとる
⑤細かいところはふきんを使い、神棚全体を丁寧に拭き上げる
⑥神棚を元の位置へ戻す
⑦手を合わせ、「これでお掃除を終わらせて頂きます」とお伝えする
⑧掃除後、お札に息がかかることのないように口に紙をくわえてお札を交換する
⑨お供え・正月飾りを設置する
check2使用済みの雑巾等を使うのは絶対に不可
神棚掃除後に処分するもの
掃除を終えたら処分するものを分別しておきましょう。
地域の指定袋に入れてごみの日に出す
- 取り換えた榊・お供え
- 掃除の際に使用した紙・ふきん
神社へ持ち寄りお焚き上げして頂く
- 取り換えたお札
- 正月飾り(松の内以降に処分
会社に設置されている神棚はサイズも見た目も立派なものが多く、家庭用のものと違って掃除が大変です。
ですが神様のお住まいである神棚を清浄に保つのはとても大事なこと。
会社の運気を上げる為にも丁寧な掃除を心がけ、気持ちよく新年を迎えられるようにしましょう。
正月に向けて会社のしめ飾り等はどうする?
神棚の掃除が終わったら、次は会社に設置するしめ縄等の正月飾りの用意です。
ひとつひとつ抜かりのないように、丁寧に行っていきましょう。
しめ飾り
しめ飾りは神様をお迎えするために
「ここは清浄な場所ですよ」
という不浄なものを退ける結界の役割を果たしています。
門松
門松は毎年お正月に地上へ降りてくる歳神様を家に迎え入れる為の依り代(よりしろ)としての意味合いがあります。
「歳神様、ここですよ~!」
という目印のようなものですね。
正月飾りの中で最も重要な飾りと言われています。
鏡餅
鏡餅はお正月に訪れる神様がお供えした鏡餅に宿り、鏡開きの日に皆で食べることでその力を分けて頂く意味があります。
地域によって違いはありますが、12月13日からこれらの正月飾りの用意が始まります。最近ではクリスマスが終わって入れ替わりで正月準備を始めるところが多いですね。
神棚の掃除と同じように、29日と31日は縁起が悪いのでこの日を避けて設置するようにしましょう。
掃除も正月飾りの設置もまとめてできたら効率がいいですが、年末だからこその忙しさがどこの企業もあると思います。
一日ですべてを終わらせる必要はありません。28日までには神棚の掃除、お札の交換、正月飾りの設置が終わるようにスケジュール管理しておきましょうね。
会社の正月飾りはどうやって処分する?
年が明けて正月飾りを外す時期がきて、これらの処分はどうするべきか。
粗末な扱いは厳禁ですので、神社へ持ち寄りお焚き上げをお願いします。
年末に取り換えたお札を一緒に持参してもよいでしょう。(その場合はお札を粗末にならないところへ保管しておきます)
会社のスケジュールの都合によってすぐに持っていくことができない場合は、いつまで正月飾りの引き取りをしているか確認しておきましょう。大きな神社だと年中、古札納め所を用意してあるところもあります。
また、会社によって大きな飾りだったり、数を多くを用意していることもあると思います。
納め所をいっぱいにして周りの方に迷惑がかかることのないようこの場合も、事前に問い合わせをしておくことです。
どうしても都合がつかずに会社で処分する場合は塩で清めた後、一般のごみとして処分します。
この場合は他のごみと一緒にするのは避けて個別に分けてごみの日に出しましょう。
check2鏡餅のみ鏡開きの日まで飾り、下げた後は社員の皆でいただくようにします。
まとめ
- 神棚の掃除は手と口を清めて神様に報告してから行う
- 神棚の掃除・お札の交換・正月飾りの設置は全て29日と31日を避ける
- 正月飾りは松の内明けに神社へ持参し、お焚き上げをお願いする
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