気温が上がる時期になると
お弁当の傷みが気になるもの。
お昼の時間までに腐らないようにと
保冷剤を入れる人は多いことでしょう。
「でも、保冷剤ってお弁当箱の上と下どっちにいれるの?」
そんなふとした疑問や
保冷剤の使用による結露とその対策についてまとめました。
こちらでしっかり確認してお弁当対策を整えておきましょう。
保冷剤はお弁当箱の上と下どっち?
「そろそろ気温も上がってきたから保冷剤入れた方がいいかな?」
ケーキなどの生菓子を買った際についてくる保冷剤。普段は冷凍庫の中で眠ったままですが、夏が近づくとお弁当を温度管理するのに欠かせないアイテムですよね。
でも、こんな疑問が浮かんだ人もいるのではないでしょうか。
「…保冷剤って上に入れるの?下ににいれるの?」
きちんとした位置に入れておかないとせっかく用意した保冷剤の効果も半減してしまいます。では上と下、どちらが正しいのか。
答えはお弁当箱の『上』になります。
なぜかというと、冷たい空気は下に落ちるからです。例えば、真冬の時期に暖房を入れる際に部屋自体は温かくなってくるけれど床近くは冷えたまま…なんて感じたことはありませんか?温かい空気は上へ、冷たい空気は下へ流れるんですね。
保冷剤を下に入れてしまうと冷たい空気が下にこもったまま。二段重ねのお弁当箱だと上段に冷気は当たらず保冷効果は期待できないでしょう。元々保冷剤付きのお弁当箱だと蓋の部分に保冷剤を固定するように作られていると思います。クーラーボックスに保冷剤を入れるポケットがついている場所も蓋の内側や比較的上部の位置にあるのは冷気の流れを考えてのことです。
ですので保冷剤を使う時はお弁当箱の上へ。お弁当用のバンドで固定しておくと良いでしょう。100円ショップでも手に入りますのでお買い物のついでにチェックしてみては^^
お弁当箱が保冷剤で濡れるのはなぜ?
気温が高い時期には欠かせない保冷剤ですが、
「保冷剤の水滴でバッグの中が濡れてた…」
なんて残念なことになっていた経験のある人、結構多いと思います。毎回お弁当箱や包んでいるランチクロスがびしょ濡れになってもううんざり…といった人もいらっしゃるはず。
この水滴は結露によるものですが、保冷剤を入れても濡れない方法はないのでしょうか。まずは原因を確認していきましょう。
なぜ保冷剤を入れることで濡れてしまうのかというと、保冷剤のまわりにある空気中の水蒸気が凝縮することで結露が発生するから。温度差があることで冷やされた水蒸気が水滴となり、お弁当箱やランチクロスが濡れてしまうんですね。保冷剤をビニール袋に入れたとしても同じように水滴はついてしまいます。
ですので保冷剤を使う時は必ず保冷バッグとペアで使うこと。
「イヤイヤ、使ってるのに濡れてるんだけど!」
そんな状況の人はまず保冷バッグを見直してみてください。
その保冷バッグはちゃんと密封状態になっていますか?
ジッパーはきちんと閉めていましたか?
内側が銀色になっている保冷生地で作られていたとしても、隙間があるとそこから冷気が逃げて結露が起こってしまうんですね。
今まさに私が使っている保冷バッグなんですが^^;
見た目だけで選んでしまったのでジッパー閉じても隙間がひどいです(ちなみに300円ショップで買ったものです)。
安物のクーラーボックスの外側に水滴がついてしまうのも同じようなことです。しっかり外気と遮断して温度差を作らない仕組みになっているか。今使っている保冷バッグに穴が空いたりしていないかまず確認してみてくださいね。
保冷剤で塗れないようにする水滴対策とは
保冷剤を使用する時には温度差を作らないようにすることが第一。
つまりお弁当自体がしっかり冷ました状態でないと、せっかく保冷剤と保冷バッグ両方使っていたとしてもバッグの中の温度差から水滴がついてしまうことになります。なによりお弁当がまだ温かいままだと、中身にも結露が発生して詰めたおかず類が傷んでしまう原因にもなってしまうので十分注意しなければいけません。
また、前述のように使用している保冷バッグから冷気がもれる逃げ道がないか確かめることも大切です。保冷バッグは100円ショップやホームセンターで手に入りますが、購入する際はジッパーの閉じ口がしっかり閉まるタイプのものかどうかを確認した上で購入するようにしましょう。
「びしょ濡れはもうこりごり…」
という人は間に合わせで安いものを買うのではなく、サーモスのような信頼できるメーカーのものを購入した方がより安心かもしれませんね。
また、保冷剤によっては表面がつるつるしたタイプと起毛になっているタイプのものがあります。起毛タイプのものだと少々水滴がついても表面の水気を吸収してくれるのでこちらも合わせて覚えておくと良いでしょう。
もちろん保冷剤の入れすぎも水滴の原因になります。ひとり分のお弁当の保冷に使うくらいであれば1~2個くらいで十分事足りると思いますよ。
まとめ
- 冷気は上から下へ流れるので保冷剤はお弁当の上になるように
- 保冷剤と外気が触れる空気の逃げ道があることで温度差が生じて結露が起こるのが水滴発生の原因
- お弁当の冷まし具合や保冷バッグの密封度をチェックして万全の水滴対策を
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