朝早く起きて頑張ってこしらえたおにぎり。
でも、
「おにぎりがべちゃべちゃだった…」
「なんかパサパサしてた…」
なんて悲しいクレームを受けたことはありませんか?
忙しい中頑張って作るのだから
ちゃんと美味しいおにぎりを作ってあげたい。
そんなお弁当に入れる手作りおにぎりについて注意点をまとめました。
べちゃべちゃ&パサパサでお悩みの方はぜひこちらでご確認を。
お弁当のおにぎりがべちゃべちゃになるのはどうして?
「お弁当のおにぎり、べちゃべちゃだったよ」
帰宅した旦那さんや子供からそんな風に言われたら切ないことこの上ないですね^^;
どうしてべちゃべちゃになるんだろう…と首をかしげている人は案外多いのではないでしょうか。家族からの悲しいクレームを受けないように、考えられる原因と対策をあらためて確認していきましょう。
おにぎりにとって余分な水分はNG
おにぎりに使うご飯は炊飯器をセットする際にいつもの水量よりも少なめにして炊くことがポイントです。炊くご飯の量にもよりますが、通常の目盛りよりも1~2ミリほど少ない水量でOK。
そしてご飯が炊けたらまずボウル(なければ深めのお皿)にご飯を移してうちわで軽く扇ぎ、粗熱をとります。ご飯が炊けてそのまま放置しておくと炊飯器の内蓋に蒸気の水分がたまりその水分がご飯に落下してしまうので、ご飯の蒸らしが済んだらすぐにボウルに移すようにしましょう。こうしたひと手間を入れることでご飯の余分な水分を飛ばし、べちゃべちゃ感を防いでくれます。なおかつ冷めてもふっくらとしたおにぎりになりますよ。
また、手につける水にも気をつけましょう。手に水分がないとご飯がくっついて握りにくいですが、だからといってつけすぎてしまうとべちゃべちゃの原因に。片手の指先を濡らし、塩と一緒にもう片方の手に広げるくらいで十分の量ですのであとは慣れで感覚をつかんでいきましょう。
おにぎりをラップで握るからべちゃべちゃに?
素手で握ったおにぎりよりラップで握ったおにぎりの方が付着している菌の数は少ないといいます。ですが、そのラップの使い方次第でおにぎりがべちゃべちゃになってしまうことも否めません。
ラップで握ると菌の付着を抑えることはできますが、握る時は密封状態に近いのでご飯の熱の逃げ場をふさいでしまうことになります。熱々の炊き立てご飯だと蒸気がこもってラップの中がべちゃべちゃになってしまうので前述のように粗熱をとった状態で握ること。
ラップに包んだ状態でお弁当に詰める場合はおにぎりが冷めているのを確認して、握ったラップとは別の新しいラップで包みなおしてからお弁当箱に入れるようにしましょう。
おにぎりを詰めるお弁当箱の密閉性
おにぎりがべちゃべちゃになってしまう原因として、お弁当の密封性も関係してきます。
例えば、最近人気の曲げわっぱのお弁当箱は木でできているのでおにぎりから出る余分な水分を吸収して程よい水分状態に調節してくれるんですね。そのため冷えても美味しいおにぎりを味わうことができるんです。
ただ、レンジが使えなかったり価格も高いことから日常使いのお弁当箱として使うのはなかなか難しいと思います。
となると、よく使われている密封性の高いお弁当箱を使用することになりますが、その機能性から全体の温度をムラなく冷ました状態で蓋をしないと蒸気や湿気がこもってしまいます。おにぎりに使うご飯や握る際の水分にどれだけ注意していてもこれでは台無しですよね。
食材が傷みやすい夏の時期は特に水分が天敵となるのでおにぎりもおかずも温度差を作ることのないように十分に冷ました状態で蓋をするように心がけましょう。
お弁当のおにぎりがパサパサにならない方法は?
では、べちゃべちゃとは逆におにぎりがパサパサになってしまう…というお悩みについてご説明していきます。
パサパサになってしまうのは、おにぎりを冷ます際に必要な水分まで抜けて乾燥してしまうのが主な原因だと思われます。生温かいままお弁当に詰めてしまうと菌の増殖が始まり、食中毒の原因になってしまうという心配から
「しっかり冷ましておかないと!」
と考える人が多いのでしょう。ただ、この時におにぎりをそのまま放置した状態だと表面の水分がどんどん抜けていってしまうんですね。
ですので、握ったおにぎりの冷ます時にはお皿に並べたおにぎりの上に軽く濡らしたふきんやキッチンペーパーをかぶせておくと乾燥防止に一役買ってくれます。傷みやすい時期には水と一緒に少しのお酢をかけて絞ったものをかけておくといいでしょう。お酢には抗菌効果があるのでおすすめです。キッチンペーパーを使う際には水分を保ちやすいリードのような厚みのあるタイプがいいかもしれませんね。
また、小さじ半分程度の米油を混ぜてご飯を炊くという方法もあります。
コンビニのおにぎりってつやつやしてますよね?あれは油を混ぜて炊いたご飯を使用しているからなんです。手軽にできる乾燥防止の方法ではありますが、油の入れすぎには注意してくださいね。間違って入れすぎてしまうと油くさいご飯が出来上がってしまいますので…^^;
ちなみに我が家では炊飯器をセットする時に水で戻した寒天をちぎってお米と水の中に投入しています。もちもち感が増して美味しいですよ。これがいいのかあまりパサパサ感を感じたことはありません。
私は2合に対して棒寒天を3㎝ほど入れていますが、このあたりはお好みで。寒天はスーパーで安く購入することができますので、興味を持った方はぜひ試してみてくださいね。
まとめ
- 粗熱と一緒に余分な水分を上手に飛ばすことが冷めても美味しいおにぎりの秘訣
- おにぎりを冷ます際に必要な水分を飛ばさない為のひと工夫が大事
- べちゃべちゃもパサパサもご飯の水分調節が一番のカギになることを覚えておこう
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