新幹線の自由席特急券を持っているけれど
自由席車両の座席もデッキもすし詰め状態…
グリーン車の座席はダメだろうけど
せめてデッキで立ち乗りしてたらダメかな?
なんて思う人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
安易な考えで決められた車両から移動すると
後になって後悔してしまうことになりかねません。
普段新幹線に乗りなれていない人こそ気を付けるべき要点をまとめました。
新幹線のグリーン車は混雑時でも入れない?
お盆や年末年始等の帰省ラッシュの時期に新幹線を利用する人は多いと思います。この時期の車内の混み具合は恐ろしいものがありますね^^;
自由席はもちろん、指定席にいたっても満席。ニュースでも乗車率120~150%といった数字で報道されているのを目にしますが、そのくらいの乗車率になるとあまりの混雑具合に自由席の車両だけでは乗車すること事体が難しくなることも。
かといって自由席券を持っている人の乗車を拒むこともできません。その列車に乗らないと帰れないという人もいるわけですからね。車掌さんはどうにかして全員を乗車させることに尽力しなければいけないわけです。
このような状況に限り、普段は許されていない指定席車両での立ち席が許可される場合があります。さすがに座席があてがわれることはありませんが、通路に並んで立つことである程度の人数は乗車可能になるので車掌さんの判断によって指定席車両へ誘導させるということです。帰省ラッシュ時には自由席も指定席もぎゅうぎゅう詰めのひどい状況が予想できます。
指定席に座っている人からすれば
「自由席の人よりお金を多く払っているのに…」
と思うかもしれませんが、多く支払っている分はあくまでも座席の確保分のみ。快適さまで求めるとなるとグリーン車の特急券を購入するしかありません。
「これだけ人が多いならグリーン車にも立ち席の人であふれてるの?」
と思いきや、意外と空いていることも。
他の車両がこんなに混雑しているのに!?と思う人もいることでしょう。
そんなグリーン車のルールについて続けてご説明していきます。
新幹線のグリーン車はデッキに入るのもNG?
車内があまりに混雑している時は、車掌さんが自由席の乗客を指定席の通路やデッキへ誘導する場合があることは前述の通りです。自由席車両に人を詰め込みすぎると思わぬ事故の原因になることも考えられますので乗客の安全を考慮して…ということですね。
ではグリーン車両にも自由席を誘導するのか?というと、基本的にないと言っていいでしょう。
グリーン車は目的地までの快適さを付加価値とした車両なのでグリーン車に立ち入る際には必ずグリーン券が必要になります。つまりデッキに入るのにもグリーン券を持っていないと立ち入りが許されません。もちろん通路に立つのもNGです。
「あんなにスペースが空いているのに!」
と思う場合もあるかもしれません。
他の自由席や指定席特急券と比べると料金も高いグリーン券を購入した人への対価を用意するという意味合いもありますが、万が一重病人が出た時の為に必要なスペースでもあります。緊急時に対応できるようにとのJR側の判断があることも理解しておきましょう。
グリーン車の立ち乗り料金を請求されてしまう?
「車内の混雑を避けたいから」
と自己判断でグリーン車に移動するのは非常識な行為ですのでやめましょう。最近は車掌さんの目を盗んでデッキに入り、タダ乗りをもくろむ人も少なくないようです。検札時に発覚すればグリーン券の料金を請求されても文句は言えませんし、何より他の乗客にも迷惑です。
グリーン車は通路やデッキはもちろんトイレの使用も禁止。もし通り抜けしているところを車掌さんから見られれば、ただのルール違反者というあらぬ疑いをかけられてトラブルになる元です。
混雑を避けたいのは皆同じ。決まりを守って正しい乗車を心がけましょう。
まとめ
- 新幹線車内の混雑時に自由席から指定席車両への移動はあってもグリーン車への誘導はない
- グリーン車は快適さの対価として通路もデッキもトイレも全てにおいてグリーン料金が必要
- 自己判断でグリーン車へ移動するとグリーン料金の請求を受けることもある
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