「新幹線内で体調不良になるのが不安…」
酔いやすい人はもちろん
新幹線に乗ると「気持ち悪い」と具合を悪くする人もいます。
横になることができればいいですが
列車車内だとなかなか難しかったり…
このように新幹線で気分が悪くなる原因とその対策について
わかりやすくまとめてみました。
近々新幹線利用の予定がある人や
今まさに気分を悪くしている人はぜひチェックを。
新幹線に乗ったら気分が悪い…
「新幹線に乗ったら体調悪くなる…」
普段から乗り物酔いしやすい人もいれば、何故か新幹線の時だけ具合が悪くなるという人もいます。その原因は一体何なんだろう?と首をかしげる人は多いのではないでしょうか。
個人差はありますが次のような要因が考えられます。
新幹線で酔う原因 パソコン作業
出張で新幹線を利用するビジネスマンの方をよく目にしますが、移動時間を使ってパソコン作業をする人も多いのではないでしょうか。
このパソコン作業が酔ってしまう原因。使っている本人はあまり意識していないとしても、座席に設置されているあの不安定な台の上で見るパソコン画面は思いのほか小刻みに揺れています。パソコンを扱う時はどうしても目の動きが1点に集中してしまうので揺れている画像を見続けることで酔ってしまうのだと考えられます。
新幹線で酔う原因 シートの向き
シートが新幹線の進行方向と同じ向きの場合、窓から見る風景の流れに特に違和感を感じません。ですが逆の向きの場合、目に映りこんでくる風景の流れと進行方向が合わないので酔ってしまうという人も少なくないようです。
また、普段乗ることの多い普通列車に乗った時目にする風景の流れと新幹線に乗った時に目にする風景の流れでは走るスピードが格段に違うので視界を流れていく風景のスピードは当然違うものになります。
「普段電車に乗っても全然酔わないのに…」
と、新幹線に乗車した時だけ気分が悪くなる人はいつもと違う視界から入ってくる情報に脳がびっくりしているからかもしれませんね。
新幹線で酔う原因 車内が臭い
混雑時には人が密集しているので当然空気も悪くなりがちです。
新幹線は窓を開けることができないのでに空気のこもった空間でいろんな体臭が混ざり合い、車内が何ともいえないニオイになる場合も…。また、車内に人が多くなくてもシート自体が臭いを吸い込んで悪臭を放っている…ということもあります。
特にニオイに敏感な人はこれらの要因が気分が悪くなったり酔ってしまう理由としてあげられるのではないでしょうか。
新幹線での酔い対策について
新幹線に乗ると酔う理由は人によって様々ですが、前述の通りある程度の原因がわかっていることで事前に対策を考えることができます。
パソコン作業をする人は
移動時間にパソコンを扱う人は作業を控えるのが無難ですが、仕事を早く片付けないといけない状況の人もいると思います。小さな文字だとそれだけ文字が列車のゆれによってぶれ方が大きくなるので気持ち悪くなりがち。
そんな時はできるだけ画面に表示する文字のフォントを大きくすることで文字のぶれ具合を抑えることができます。
また、座席備え付けのテーブルよりも自分の膝に置いて作業した方が自分の体に感じる振動と同じなので少しはましに感じるはずです。バッグの上に乗せたりして高さ調節をすると目線が下がりすぎないのでいいですよ。ずっとパソコンの画面を見続けるのではなく、たまに窓の外を眺めたりして目を休ませることを忘れないようにしてください。
シートの向きと気分転換
シート進行方向と同じ向きにするのはもちろんですが、景色を見る際は手前側ではなくなるべく遠くを見ると良いでしょう。窓近くの風景は流れるようなスピードで通り過ぎていくので動きの速い景色を目にするのも酔いをもよおす原因になります。アイマスクで視界を遮ってしまうというのもいい手段だと思います。手軽な方法として車内販売のアイスを食べて気分転換するのも案外いいものですよ。
アイスでなくても冷たいものを口にするというのは個人的にいい方法だと思っています。私自身、電車で気分が悪くなったことがありまして、その日の電車内は真冬の時期で暖房もきいていてその上混雑していました。とても空気が悪い状態だったんですね。
たまたまひとりの日だったので「これはまずい」と思い一度ホームに降りました。外の冷たい空気で深呼吸を繰り返して、ホームの自販機にあったミネラルウォーターを買い、気分が落ち着くまでベンチで休んでいたら時間と共に回復してきましたので動けなくなる前に場所を変えたというのもよかったのかもしれません。
キレイな空気を取り入れること
こもった空気の中にいるというのも気分を悪く要因なんでしょうね。
新幹線だと停車する駅は少ないかもしれませんが、少しの時間でも一度ホームに出て深呼吸すると全然違ってくると思います。ただし乗り遅れに注意!ですよ(笑)
座席の位置的に車両内での移動が難しい人はマスクの内側(肌があたらない位置)にアロマオイルを1滴ほど垂らしておくと良いでしょう。個人的にはスーッとするティートリーのアロマオイルが好きです。抗菌作用にも優れているので風邪が流行する冬場での新幹線利用時にはおすすめです。
アロマスプレーを利用する人もいますが、香りが自分以外にも飛散してしまうと周りの人が不快に思うこともあります。自分には良くても周りの人にとってはそうではないかもしれませんし、ハーブのアレルギーを持っている人だっています。もし使用する際には十分周りに配慮した上で使うようにしましょう。
新幹線の多目的室が使えない時には
具合が悪くなったら新幹線の中に『多目的室』という設備がありますので、車掌さんに相談して使わせてもらえないか声をかけてみるといいでしょう。シートを倒してフラットにすれば横になることもできます。
体調不良の人の休憩や妊婦さんの授乳場所として利用可能な多目的室ですが身体の不自由な人優先になるので、もし先に予約は入っていた場合には使えないことも…。
そんな時は元の席に戻るしかありませんが、その前にデッキで体を伸ばしたりして気分を変えてみましょう。前述したように冷たい飲み物を飲んでみるのもいいと思います。その上で吐き気や頭痛など症状がひどくなるようであればもう一度車掌さんに相談してみることです。
車掌さんが車内を移動中でつかまらない時には車内販売の人でもかまいません。状況を説明すれば対応してもらえます。
場合によっては乗務員さん用の仮設ベッドを使わせてもらえることもあるかもしれません。具合が悪いまま我慢せずに尋ねてみてくださいね。
まとめ
- 新幹線乗車時に酔う原因は普段と違う脳の緊張状態によるものが多い
- 気分が悪くなったら車掌さんに相談して多目的室使用の許可をもらう
- 気持ち悪いと感じる前に腕を伸ばしたり冷たい水を飲んだりして上手な気分転換を
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