ある日自宅のポストを開けたら、喪中はがきが…。
友人や上司、日頃お世話になっている方からの喪中の連絡には
失礼のないように対応したいものです。
「喪中はがきは返事を出した方がいいの?出さなくてもいいの?」
喪中のマナーについて不安に思う方は是非こちらの内容を参考にしてください。
喪中はがきの返事に関するマナーとは
喪中はがきが届いた時、返事を送るべきか送らないでおくか。突然のことに戸惑ってしまいますよね。
答えとしては、基本的に「返信の必要はない」ということです。
もともと喪中はがきとは、
「年内に身内に不幸がありまして、新年のご挨拶(年賀状)はご遠慮させていただきますね」
という挨拶状のようなものなので、
「仲の良い友人だから、何か返信しておいた方がいいかな…」
「いつもお世話になっている上司の方だから返信なしだと失礼かな…」
と気に病む必要はありません。
電話でお悔やみの気持ちをお伝えしたいと考える人もいるかもしれませんが、電話を受けた側からすれば、
「心配して電話をくださったのだから…」
と気丈な振る舞いで対応されるかもしれません。結果、気持ち的に無理をさせてしまうことになります。そういった面も考えると、電話でのお悔やみは避けた方が無難です。
「普段からやりとりしているから」
と、いつもの調子でメールを送るのも遠慮しておきましょう。
もちろん、お悔やみの気持ちを嬉しいと受け取る方もいらっしゃるので喪中見舞いのはがきをお送りするのも送るのもいいですが、どの程度の距離をとってお付き合いをされているかにもよりますね。
喪中見舞いを出す場合は、喪中はがきを届いてからすぐに用意すること。年内に相手の元へ届くように出しましょう。
喪中はがきの返事 寒中見舞いについて
喪中はがきが届いた時の返事として、喪中はがきをいただいたお礼とお悔やみの気持ちを寒中見舞いでお伝えするのもよいでしょう。
年賀状は1月7日までに出すものなので、出す時期としては松の内(正月の松飾りを立てておく期間)を過ぎてから立春の前日までと、いわれています。
関東 … 1月7日
関西 … 1月15日
※地域によって異なります
喪中はがきが届いてから日が経ちすぎると失礼にあたるので、できるだけ早めに返礼の用意をしておいた方がよいですね。用意するはがきは派手なデザインのものはさけて、落ちついたものを選びましょう。
郵便局で喪中の挨拶や返礼に使用できる商品を数量限定で販売をしている年もあるので、事前に確認しておくといいかもしれません。
↓こちらの記事で詳しく解説しています↓
喪中はがきの返事 クリスマスカードについて
「年賀状は送れないけれど、クリスマスカードはどうだろう?」
そう考える人もいるでしょう。
「あなたのことを思っていますよ」
そんな気持ちを伝えたいのはもちろんわかりますが、極力避けた方が無難です。
というのも、人には色んなタイプがあります。
「気にかけてくれているんだな、ありがとう」
と気持ちよく受け止めてくれる人もいれば、
「無神経な人…常識ないのかな?」
と思う人もいるワケです。
普段から親しくしている間柄だったとしても、相手方の環境にもよります。
例えば、相手が一人暮らしの人の場合、
「年賀状の代わりにこういう形で送ってくれたんだな」
と思われることもあります。
違うケースとして、相手が既婚者で配偶者のご両親に不幸があった場合はどうでしょうか。
受け取った当人が特に不快に思うことがなくても、
「こんな時期にクリスマスカードを贈る非常識な友人と付き合ってるの?」
と配偶者に思われる可能性もあります。
これと同じように受け取られるかもしれないことを考えると、目上の方や上司に送るのにも論外な話ですよね。
宗教上の考えもありますし、クリスマスは日本ではとても華やかで「お祭り騒ぎ」のような雰囲気さえあります。様々なケースを考えると、やはりクリスマスカードを贈るのは避けるべきです。
相手の方はお祝い事を控えている時期ですし、そっとしておいてあげるのが優しさでしょう。
クリスマスカードは月日が経って相手の方の心が落ちつかれた頃に送ってあげてくださいね。
まとめ
- 喪中はがきが届いても基本的に返信の必要はない
- 返事を出す場合は寒中見舞いでお悔やみの気持ちを伝える(出す期間に注意)
- 相手の気持ちや立場を考慮してクリスマスカードは控えた方が無難
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