車内にうっかり日焼け止めがついて汚れてしまった…
日焼け止めを使う夏の時期にありがちな失敗。
あわててティッシュでふき取ろうとして
更にひどくしてしまった人もいるのではないでしょうか。
ドアやサッシュボードについてしまった日焼け止めを
キレイに落とす方法をご紹介します。
大切な車に日焼け止めの跡を残してしまわないうちに
早めの対処を!
車の内装についた日焼け止めは早めの対処を!
日差しの強い時期には運転する人も同乗する人も日焼け止めを使用する人が多いと思います。車の乗り降りの際、内装にうっかり日焼け止めが…なんて場面、よくありますよね。
日焼け止めは油分でできています。内装についてしまった日焼け止めを急いで落とそうとウェットシートでゴシゴシ!はNGです。油分に水分で対抗してもきれいに落ちることはありません。
女性のメイク落としをイメージしてみてください。メイクをクレンジングするように、まず汚れを浮かせてからふき取ることがポイントですよ。
日焼け止めにもよりますが、大抵の汚れは油の洗浄力が強い台所用洗剤や家にあるクレンジング剤を使用することで十分落とすことは可能です。
ウォータープルーフで落ちにくい日焼け止めがついてしまった場合はホームセンターやカー用品店で扱っている専用の汚れ落としクリーナーの使用をおすすめします。
なんにせよ、付着した汚れをそのままにしてしまうと落とせる汚れも落とせなくなってしまいます。汚してしまったその時の対処が難しくても、当日中にはケアするように努めましょう。
では、開け閉めの際についたドア内側やダッシュボードの汚れの落とし方についてご説明していきます。
車のドアについた日焼け止めの落とし方
ドアの内側に日焼け止めを塗った腕があたってしまった…
結構よくあるパターンではないでしょうか。
ドア内側のつくりは車種によってレザー素材やファブリック素材、樹脂だったりと様々です。素材に合わせた落とし方できれいにしていきましょう。
レザー素材
合皮素材であれば日焼け止めがついてしまった箇所にクレンジング剤をくるくるなじませているうちに汚れが浮かび上がってきます。できれば洗浄力の強いオイルやクリーム系のクレンジングがいいですね。
完全に汚れとなじんだことを確認してから濡れタオルやウェットシートでふき取ります。水分を残さないように仕上げに乾いたタオルで吹き上げるかエアコンを使ったり風通しをよくしてしっかり乾燥させてください。
ファブリック素材
ファブリック素材の場合、しみ込んだ汚れを放置しておくとニオイの元になることも。蒸らしたあつあつのタオルを使って汚れを浮き上がらせていきます(蒸しタオルは塗らしたタオルを軽くしぼってレンジで1分で用意できます)。
熱いまま行うのがポイントです。タオルが冷めないうちにクレンジング剤、もしくは台所用洗剤を少量つけて汚れた箇所を押さえましょう。汚れがタオルに移ったら、きれいな面でもう一度抑えます。
様子を見ながら汚れがタオルに全部移るまでこの作業を繰り返してください。
樹脂
樹脂についた日焼け止めは比較的簡単に落とすことができます。除菌効果の固い高いアルコールタイプのウェットシートですっきり。アルコール成分が日焼け止めの油分をきれいにオフしてくれます。
もちろん車専用の『内装クリーナー』も油性の汚れ落としに強いですし、普段のお掃除にも使えますので、ひとつくらい常備していてもいいかもしれませんね。
ダッシュボードについた日焼け止めの落とし方
手に日焼け止めが残っていたのか、ダッシュボードに白い汚れが…
ダッシュボードは紫外線を浴びやすい箇所でもあります。日焼け止めに含まれた紫外線吸収剤が反応してダッシュボードの表面を傷めてしまう恐れもあるので早めの除去を心がけてください。
前述したようなアルコールタイプのウェットシートを使う、またはクレンジング剤か薄めた台所用洗剤をタオルに含ませて汚れを優しくなじませていきます。清浄成分が残らないようにタオルのきれいな面を使って拭き上げましょう。艶出し用のワックスペーパーで仕上げるとピカピカになるのでおすすめです。
注意してほしいのは100円ショップでも購入できるメラミンスポンジ。汚れを簡単に落としてくれる便利なアイテムではありますが、硬質のメラミン樹脂でできている為、うかつに使用すると表面に傷がついてしまうので要注意です。
どの箇所についた汚れも早めの対処が基本です。シミやニオイの原因になる前にすっきりキレイにしましょうね。
まとめ
- 日焼け止めの油分には油性の洗浄剤で対応する
- 内装の素材に合わせた落とし方ですっきりキレイに
- 車内の掃除に関しては便利アイテムのメラミンスポンジは不向き
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