子供が生まれてもうすぐ1ヶ月…といった時に
突然の不幸…
こんな時お祝い事であるお宮参りはどうするべきでしょうか。
喪中期間にあたる神社への参拝について
詳しくまとめました。
お宮参りを控えていたご家族のみなさんが
考えをまとめるお力添えになれば幸いです。
喪中期間のお宮参りはどうする?
悲しいことですが不幸とは突然やってくるものです。それはお祝い事を予定していたご家庭にも起こりうること。
お宮参りを予定していた矢先に喪中になってしまった場合、どうするべきでしょうか。
喪中は故人を偲び、慶事の参加等を避けるものです。
ですが最近は家庭によって喪中の範囲や期間の捉え方が違うので、お子さんのお宮参りとして一緒に参拝する家族の考え方次第といえます。
同じ家族でも個人によって考え方も様々なのでしっかり話し合うことが大切です。
お子さんにとって祖父や祖母にあたる方が亡くなられた場合でも
「お宮参りを楽しみにしていたから…」
と故人の考えを尊重するのも大事なこと。
お宮参りをするか控えるべきか。家族・親戚でじっくり話し合って答えを出すとよいでしょう。
喪中に神社へお宮参りしてもよい?
「喪中に神社へお参りしてはいけない」
このようなことを聞いたことはありませんか?
喪中とは不幸があってから一年間のことをいいます。
神様は清浄なものを好み、不浄なものを嫌います。神道においては、『死』は穢れという考えであるため、参拝を控えるべきとされたのです。
では、近親者に不幸があってから一年間参拝してはいけないのか?
その間お宮参りできないのか?
この疑問に関して近所の神主さんにお尋ねしたところ、
「ご不幸があった日から50日以降であればお参りいただいてかまいません」
とのこと。
なぜ50日なのかというと、忌中の期間が50日であるためです。
喪中の期間は一年とされていますが、忌明けした50日以降であれば喪中でもお参りしても良いということになります。
生まれてきてくれた赤ちゃんの大切なお祝い事です。喪中であることには変わりありませんが、ささやかにお祝いする分には問題ありません。
手を合わせ、お参りさせていただいた感謝の気持ちを神様にお伝えした上で、お子さんの健やかな成長とご加護をお祈りしましょう。
喪中にお宮参りする時は鳥居をくぐらなければOK?
「喪中の時でも鳥居を避ければ大丈夫って聞いたけど…」
鳥居をくぐることなく境内に入ればOKという考えですが、これは全くもって屁理屈としか言いようがありません。
鳥居は神社において神様が鎮座する聖域との入り口であり境目を示すもの。
昔の人が「神社に参拝しない」という意味合いをオブラートに包んだ表現が「鳥居をくぐらない」としただけであって、鳥居を避ければOKという認識は間違いでしかないのです。
正しい意味が置き去りにされて
「鳥居さえくぐらなければ…」
という間違った解釈だけ広まってしまったのでしょう。
前述したように50日以降であれば喪中でもお参りは可能ですので、忌明けするまで待つことです。
神社によって考えが異なる場合もありますので、年の為お宮参りを予定されている神社に事前に問い合わせておくことをおすすめします。
まとめ
- 喪中の範囲や期間の捉え方によってお宮参りするかどうかを家族で話し合うことが大事
- 神社にお宮参りする際は忌明けの50日以降(事前にお参り予定の神社に確認しておく)
- 鳥居をくぐらないということは参拝そのものがNGという意味
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