アロマはスキンケア、ホームケアだけでなく健康維持・増進にも役立ちます。
現代社会の中で誰しもストレスのない生活が送れることができればよいですがなかなか難しいものです。
ストレスに負けないように。
ストレスとうまくつきあっていくために。
アロマテラピーを有効に生活の中に取り入れていきましょう。
日々の健康管理の為にアロマオイルの働きをうまく活用できたら素敵ですよね。
ここでは慢性的な痛み、季節の悩み、女性特有の悩みに対応するアロマテラピーの方法をご紹介していきます。
日々の健康管理にアロマテラピー
頭痛
仕事による肩こりや目の使い過ぎによって起こる『緊張性頭痛』。
肩回りの筋肉が緊張し、血管が収縮することで起きる痛みです。
体をリラックスさせてあげる為に温湿布や沐浴法(手浴・足浴)が効果的です。
全身浴で体全体をあっためてあげるのもいいですし、肩回りへのアロマトリートメントも行うのもよいでしょう。
おすすめのアロマオイル
ラベンダー、ユーカリ、ティートリー、ペパーミント、ベルガモット
腰痛
慢性的な腰痛でお悩みの方は主に疲労や姿勢の悪さが原因となることが多く、筋肉が固く緊張した状態や関節を緩めてあげることで痛みの緩和に役立ちます。
患部の緊張を緩め、リラックスさせてあげることが大事です。
痛みのつらい部分に温湿布で温めたり、トリートメントを行ってみてください。
アロマの効能が痛みの軽減に力を貸してくれるでしょう。
季節のお悩みにアロマテラピー
花粉症
花粉症でお悩みの方には吸入法をおすすめします。
ご家庭や職場(周りの方への配慮をお願いします)でアロマポットやでディフューザーを使って蒸気吸入法を使うとよいでしょう。
外に出ることが多い人はアロマオイルの瓶を持ち歩いて必要な時に吸入したり、マスクの内側(肌のふれない部分)にほんの少したらしてもOKです。
睡眠不足や生活リズムの乱れも症状悪化の原因になりますのでできるだけ整った生活リズムを心がけましょう。
おすすめのアロマオイル
ペパーミント、レモン、ユーカリ、ラベンダー
せき
風邪等の体調不良によるせきがつらい時は蒸気吸入法は避けるようにしてください。
せきを誘発することがあります。
こういった場合はアロマオイルを使ったトリートメントオイルを胸に軽くすりこむことで、体温で温められた精油成分が蒸散して、穏やかな吸入効果を期待できます。
アロマオイルを混ぜ合わせたミツロウクリームを使用するのもよいです。
また、風邪の初期症状が出始めている時にも上記の方法はおすすめなのでぜひ試してみてください。
おすすめのアロマオイル
ユーカリ、ラベンダー、サンダルウッド
のどの痛み
風邪が原因でのどに痛みや不快感がある時には蒸気吸入法です。
ゆっくり呼吸し、精油成分を取り込むことで痛みと不快感を和らげてくれるでしょう。
トリートメントオイルをのど周りに軽くすりこむ方法も有効です。
温湿布法も症状改善の手助けをしてくれるのでその時の症状に合わせて使い分けてみるとよいかもしれません。
おすすめのアロマオイル
蒸気吸入法なら…ユーカリ、ラベンダー
トリートメント法なら…ミルラ、ユーカリ
温湿布法なら…ティートリー、サイプレス
鼻づまり
鼻づまりが原因で頭が重くなったり、夜眠れなかったり、つらいですよね。
こんな時には吸入法で症状の改善を目指しましょう。
手軽にアロマオイルをティッシュペーパーに含ませたものを吸入してもよいですし、蒸気吸入法もよいと思います。
後頭部や首回りに温湿布するのも効果的です。
温めながら鎖骨のあたりを軽くマッサージするなどの刺激を与えてみてください。
おすすめのアロマオイル
吸入法なら…ペパーミント、ユーカリ(刺激が強いのでぬるま湯で行ってください)
温湿布法なら…ラベンダー
女性特有のお悩みにアロマテラピー
冷え性
冷え性は多くの女性が持つ悩みのひとつですね。
血液の循環が悪くなり、慢性的に手足が冷えている状態です。
アロマオイルを使った沐浴法で体を芯から温め血行をよくしましょう。
冷え性は不規則な生活がもたらす自律神経のアンバランスと関係しています。
夜更かしをしないように健康的な生活リズムを整えることも忘れずに。
おすすめのアロマオイル
ローズマリー、ジュニパーベリー、ゼラニウム
便秘
慢性的な便秘でお悩みの人はトリートメント法を試してみてください。
へその周りから肋骨の下、みぞおちにかけて腹部の広い範囲をゆっくりマッサージしながらトリートメントします。
お腹を温める温湿布法もよいでしょう。
アロマの力を借りつつ、適度な運動や整った生活リズムを意識して症状を改善していきましょう。
おすすめのアロマオイル
ローズオットー、スイートマジョラム、カモミール・ローマン、レモングラス
PMS(月経前症候群)
むくみや疲労感、何故かイライラしてしまう…
女性特有の月経前に起こる不快な症状、PMSと呼ばれているものです。
日常の生活の中で芳香浴を上手に気分転換して沐浴法で体を温め、体の緊張をといてあげましょう。
トリートメントオイルを持ち歩いて外出先で使うのも賢い活用法です。
下腹部にたっぷり塗って、ていねいにすりこんでください。
自宅であればその上に蒸しタオル等をのせて温めるとよいですね。
月経痛や周期の乱れにも上記の方法はおすすめです。
個人によって痛みや症状はそれぞれですが、うまくつきあう為のアイテムとしてきっとアロマは役立ってくれるでしょう。
注意点
- どの活用法も自分の体調に合わせて使用するアロマオイルの量を調節してください。
- 気分が悪くなった場合はすぐに使用を中止してください。