近年、アロマオイルを使って自分で化粧品を作る人が増えてきました。
材料さえ揃えば手作り化粧品は特に難しいものではありません。
保存料も使わず、お肌に優しいものを作ることができます。
スキンケア効果のあるアロマオイルをセレクトして手作りの化粧品作りに挑戦してみましょう。
ここでは毎日使う化粧水、週に一度のスペシャルケアとして使うクレイパック、
そして家族みんなで使えるシャンプー・コンディショナーの作り方をご紹介していきます。
アロマオイルを使ってオリジナルの化粧水を作ってみよう
肌には潤い補給が第一です。
お肌のお手入れに欠かせない化粧水も自分で手作りすれば安価ですみます。
アロマオイルと、グリセリン等保湿力をアップしてくれる成分をプラスしてより効果的な、自分オリジナルの化粧水を作ってみましょう。
材料
グリセリン 5ml
アルコール 5ml
好みの精油 1滴
精製水 40ml
保存用の容器(100円ショップで用意できるものでOK)
作り方
①保存用の容器にアルコールに精油とグリセリンを加えて、よく混ぜ合わせます。
②更に精製水を加えてできあがり。使用時にはよく振ってから使うようにしてください。
ドラッグストア等で販売されているヒアルロン酸を加えれば更に潤いのある化粧水になりますね。
保存料を使っていないので高温多湿をさけ、早めに使い切るようにしましょう。
夏場であれば冷蔵庫で保管することをおすすめします。
おすすめのアロマオイル
普通肌用なら…ラベンダー、カモミール・ローマン、ゼラニウム
敏感肌用なら…ネロリ、ラベンダー
脂性肌用なら…サイプレス、ローズマリー、サイプレス
乾燥肌用なら…ローズオットー、カモミール・ローマン、ネロリ
年齢肌用なら…フランキンセンス、ミルラ、ネロリ
アロマオイルを使ってクレイパックを作ってみよう
クレイセラピーという言葉をきたことがあるでしょうか。
クレイ(泥)はデトックス・代謝促進・抗炎症作用・鎮痛作用・抗菌作用・ミネラル補給等体に様々な影響を与えてくれます。
これらの作用を利用し、さらにアロマオイルの効能と合わせることで有意義なスキンケアアイテムになります。
クレイとアロマオイルを使ってクレイパックを作ってみましょう。
クレイの種類はたくさん
ホワイトクレイ
もっとも一般的に使われるクレイで、敏感肌にもヒーリング・クレンジング効果を発揮してくれます。
グリーンクレイ
洗浄効果にもっとも力を発揮するクレイで油性肌・ニキビ肌に適しています。
レッドクレイ
火山灰からできるクレイで鉄分、脂分を多く含むクレイです。
脂性混合肌や乾燥肌向け。パック、クレイバスに使用できますが、パックに使うと赤みが残る場合もあるので注意が必要です。
ピンククレイ
ホワイトクレイとレッドクレイを混ぜ合わせたものになります。
疲れた肌や敏感肌におすすめで、硬くなった肌に弾力を与え、たるみをひきあげてくれます。
イエロークレイ
水分不足なお肌や日焼け後のお手入れにおすすめのクレイです。
お肌のつるつる感と毛穴の引き締め感を求める人にはもってこいです。
ベージュクレイ
オーストラリア内陸部で発見された汚染されていないピュアなクレイです。
洗浄作用は強いのに刺激はマイルド。ヘアパックにおすすめです。
ブルークレイ
こちらもオーストラリア産のクレイで水分を7.5倍も吸収するという吸着力にとても優れたクレイです。
毛穴をすっきりさせ、お肌をつやぴかにしたい人に。
材料
クレイ 大さじ1
精製水 大さじ1
植物油 小さじ1
精油 3滴
作り方
①精油と植物油を混ぜ合わせておきます。
②クレイに精製水を少しずつ加えながらよく混ぜます。柔らかさは好みで調節してください。
③先に混ぜておいた①を加えて更に混ぜ合わせてできあがり。
使い方
①皮膚の薄い目や口の周りをさけて顔全体にのばします。
②表面が少し乾いてきたら、ぬるま湯で洗い流してください。
③洗い流した後は化粧水等で水分補給をしましょう。
週に一度毛穴の大掃除と皮膚から働きかけるアロマオイルの力でスペシャルなスキンケアを目指しましょう。
アロマオイルを使ってシャンプー・コンディショナーを作ってみよう
市販されているシャンプーはどれも香りの種類に富んだものばかりですがほとんどのものが合成された香料によるものです。
ナチュラルなアロマの香りを楽しめるアロマシャンプーとコンディショナーを作ってみましょう。
材料
市販されている無香料のシャンプー、コンディショナー 各50ml
好みの精油 10滴
作り方
①無香料のシャンプー、コンディショナーにそれぞれ好みの精油を加えます。
②ムラにならないようよく混ぜ合わせればできあがり。
ご家族全員が使えて楽しいバスタイムになるはずです。
いろんな精油をためしてお気に入りのオリジナルヘアケア用品を作ってみてくださいね。
注意点
- 必ずパッチテストを行ってください。
- 自分で作ったものの責任はすべて自分にあります。作成日をラベルに記載する等のきちんとした自己管理を心がけてください。
- 水分を含むものはおよそ1~2週間の保存期間となります。冷暗所(夏場であれば冷蔵庫)で保存し早めに使い切ってください。
- 何らかの皮膚トラブルが起きた場合はすぐに使用を中止し、必要であれば医師の診察を受けてください。
- 光毒性のあるアロマオイルの使用はさけてください。