人生の中で誰もが喪中という期間を迎えますが
そんな時期だからこその疑問。
喪中の時にお祓いって受けられるの?厄払いは?
約束してたんだけど初詣って行っちゃだめなの?
神社にお参りっていつからならOKなの?
神社と喪中に関する考え方についてまとめました。
参考になりましたら幸いです。
喪中だけど神社に厄払いに行ってもいい?
「神社で厄年のお祓いしてもらおうと思ってたけど、喪中だとお参りしたらダメなのかな…?」
神社でお祓いを予定していたものの喪中になってしまった。誰にでも起こりうるケースだと思います。
こんな場合、どうするのが正しい形なのでしょうか。
近所にある神社の神主さんにお尋ねしたところ、
「不幸があってから50日間は参拝をご遠慮ください」
とのこと。
50日以降なら大丈夫ということですね。
でも気になることがまたひとつ。
厄年のお祓いは節分までに受けるのが一般的とよく聞きます。
ですが、
「50日経つのを待っていたら節分が過ぎてしまう…」
こんなケースもありえるワケです。
こちらも合わせて神主さんに確認してみましたが、
「旧正月の年の節目に合わせて節分までにお参りされる人は多いですが、それが決まりということではないので都合のつく時で構いません」
とのことでした。
厄払いに限らず、すべてのお祓いは一年中受けられるそうなので、50日経つのを待ってから厄払いを受けるようにしましょう。
喪中時は神社へ初詣に行ったらダメ?
お正月には初詣に出かける人が多いですが
「喪中の時は神社にお参りしてはいけない」
こんなことを耳にしたことありませんか?
神社側としても参拝するならばやはり50日以降に、との考えのようです。
なぜ喪中時には神社への参拝がいけないとされているのでしょうか。
それは『死』は穢れであるという神道の考えからきています。
神社は神様が住まうところ。
境内にはいくつものしめ縄を目にすることが多いですが、あのしめ縄は結界であり、聖域との境目を示しているのです。
神様は穢れを嫌います。
その為、死の穢れを神社へ持ち込まないよう「喪中の時は神社にお参りしてはいけない」とされているのです。
「別にそこまで気にしなくてもいいんじゃない?」
このように思う人はそもそも何の為にお参りに行くのかを考えるべきでしょう。
- 年始めの願い事をしておきたいから?
- とりあえず何かのお守りや縁起物が欲しいから?
- お正月のにぎやかな雰囲気を味わいたいから?
これらはすべて人間の都合です。
穢れを持ち込む利己的な人に神様が何かご加護を与えてくれるでしょうか。
一度自分の考えを整理した方がいいかもしれません。
不幸があってから50日経たないうちに新年を迎える人はその年の初詣は控えて、また来年新たな気持ちでお参りされることをおすすめします。
喪中時は神社に1年間お参りできない?
喪中とされる期間は一般的に1年とされています。ではその1年間は神社へお参りできないのか?というと、そうではなく
「50日以降にお参りください」
と神主さんは仰っていました。
厄払いも初詣も50日以降に、と前述しましたが、そもそも『50日』という期間は一体なんなのでしょうか。
この『50日』とは神道における忌明け(きあけ)を意味します。
喪に服す期間を終え、通常の生活に戻るということですね。
つまり喪中であっても忌明けの50日さえ過ぎていれば神社へお参りしてもかまわないということです。
厄払いだけでなく他の祈願も受けることができます。もちろんお札やお守りの授与も問題ありません。
突然の不幸はとても悲しいこと。
ですが神社への参拝は神様への礼儀とマナーを持って気持ちよくお参りするように努めたいものです。
まとめ
- 喪中の時は不幸があってから50日以内のお参りやお札・お守りの授与は控える
- 厄年のお祓いを受ける時期は考え方次第で節分にこだわる必要はない
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