スエード靴にできた白いカビ…
これって自分で落とせる?
なんてうなだれている人は
結構多いはず。
大丈夫。
自宅でできるケアですっきり元通りになりますよ。
しかも使用するアイテムは100均グッズ。
お財布にも優しいのは嬉しい限りです。
それではスエード靴のカビ取りについて
詳しくご説明していきましょう。
スエード靴のカビ取りは100均グッズを活用
スエード靴のカビを落とすにはまずブラッシング。
…となると、ブラシが必要になるわけですが。
スエードはデリケートな素材なので、革を傷つけない専用のブラシでないといけません。
「それってどこで売ってるの?」
とお思いの方、安心してください。
なんと100円ショップで買えるんです。
ちなみに私はダイソーで買いました。
靴屋さんでも売っていますが、500円くらいします。
物自体は100均のものとほとんど変わらないので安いに越したことはありません。
ただ、『スエード用』と記載のあるものを購入してくださいね。
このブラシを使って革表面に生えたカビを払い落としていくわけですが、ブラッシングでカビ菌が舞い上がるので作業は必ず屋外で。
ベランダや庭で、マスク着用の上で行いましょう。
準備ができたら新聞紙を敷いて優しくブラッシング。
白いカビをとんとんとなでるようにこすればOK。
靴全面をブラッシングしていきます。
↓ブラッシング前↓
↓ブラッシング後↓
どうです?
すっきりキレイになりました…が。
この状態だと大まかなカビは取れてはいますが、カビ全部は除去しきれていません。
そこでカビ取りスプレーを使って仕上げていきます。
スエード靴の仕上げはカビ取りスプレーで
ブラッシングによって革表面にかき出されたカビを除去するのにこれを使います。
革専用のカビ取りスプレーです。
靴屋の店員さんに教えてもらったところ、既にできてしまったカビにはこちらがてきめんなのだとか。
100円ショップにもカビ取りスプレーがありますが、こちらの使用はやめておいた方が賢明です。
浴室用、キッチン用ともに使用不可です。
というのは成分がかなり強いために革が変色してしまうからなんですね。
ですのでカビ取り剤だけは100均ではないものをそろえた方がいいでしょう。
ちなみにイオンや靴屋さんで扱っています。
忙しくてお店に買いに行けないといった場合にはネットでも買えますよ。
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このカビ取りスプレーを古布が湿るくらい吹き付け、靴全体を拭きあげていきます。
靴の種類にもよると思いますが結構色移りしますので、捨ててもいい布を使った方がいいです。
私は家にあった古タオルを使いました。
カビが広がらないように、こまめに新しい面を使って拭きあげていきましょう。
全面拭きあげたら終わり…なのですが、今回使ったカビ取りスプレーには抗菌剤が配合されています。
仕上げにスプレーしておくとカビの予防になると靴屋の店員さんに教わったので、全体に吹き付けていきます。
その後、半日~1日ほど風通しの良い場所でしっかり乾燥させれば完了です。
以上がカビの落とし方の手順になります。
使用した新聞紙、古布、マスクにはカビ菌が付着していますので、ビニール袋に入れて口をしっかり閉じてから捨ててください。
また、ブラシは普段のケアにも使用できるように、カビ取り剤をスプレーしておくことをおすすめします。
スエード靴の保管について
一度カビが生えてしまったスエード靴はまたカビが再発してしまう可能性があります。
大切なのは普段の保管方法に問題がないか見直すことです。
カビが発生する原因として、
●温度
●湿度
これら3点が挙げられます。
ですのでカビを予防するには、日常の習慣がポイントになってきます。
まずは汚れについて。
スエード靴を履いた日は外出から帰ったらささっとブラッシングをすること。これだけでもだいぶ違ってきます。
玄関にブラシを設置しておいていつでも使えるようにしておくといいですね。
そして温度と湿度について。
1日履きっぱなしだった靴は思っているよりも足から出た汗を含んでいます。
そのまま靴箱にしまうことはせず、玄関に置きっぱなしにして1~2日程度は乾燥させるようにしましょう。
また、靴箱は空気がこもりやすいので1週間に1回は扉を開けて換気すること。気温の高い時期は特に注意してください。
普段から湿気対策できるように除湿剤を入れておくことをおすすめします。
ちょっとした習慣が大事な靴を守ることにつながります。
お気に入りの靴を長く履けるように扱い方を見直すきっかけになりましたら幸いです。
まとめ
- スエード靴のカビ取りは100均のブラシでも問題なく使える
- 仕上げに使うカビ取り剤は抗菌剤配合のものを使うとカビ予防にもなるのでおすすめ
- 汚れ・温度・湿度に注意して普段からできる対策を心がける