しばらく履かずにいた靴を久々に出してみたら
カビみたいなものがポツポツ…
なんて経験をしたことありませんか?
それがお気に入りの靴だったとしたら
ものすごくショックですよね。
一度カビが生えてしまった靴はもう処分するしかない?
それともお手入れ次第でまだ履ける?
今回はカビが生えてしまったスエード靴の扱い方について
詳しく解説していきます。
スエード靴にカビが生えたら捨てるしかない?
「スエード靴にカビが…」
「これってもう捨てるしかない?」
なんて状況にお困りの方、結構多いのではないでしょうか。
お気に入りの靴だとそう簡単には捨てられないですよね。
で、結論としてどうなのかというところですが。
まずは生えたカビをよーく見てみてください。
そのカビが白いものだったらセーフ。
お手入れ次第でまだ履くことができますよ。
というのは、白いカビは比較的軽度のものなんですね。
クリーニングに出さずとも自宅でのケアでまた履けるようになります。
逆に白いカビでなく緑や黒いカビだと難しいです。
カビが革の内部にまで浸透してしまっている可能性が高いので、残念ながら処分を考えた方がいいでしょう。
生えてしまったカビのケアはちょっとしたコツが要ります。
ではお家でできるカビの落とし方とお手入れ方法についてひとつずつ解説していきましょう。
スエード靴にカビが生えた時の落とし方
スエードはデリケートな素材です。
なので専用のケア用品をそろえる必要があります。
まずはブラッシング用の靴ブラシ。
必ず『スエード用』と記載のあるものを選んでください。
靴屋さんでも販売していますが、私は100均(ダイソー)で買いました。
このブラシを使ってカビを落としていきますが、カビ菌をまき散らすことになるので作業は必ず風通しの良い場所で行うこと。
新聞紙を敷いてマスクをした状態で始めましょう。
では、革表面のカビを払い落としていきます。
優しくトントンとブラッシングすると…
↓ブラッシング前↓
↓ブラッシング後↓
すっきりキレイな状態になりましたね。
同じように片方の靴もブラッシングでカビを落としていきます。
次に革専用のカビ取り剤の出番です。
私はイオンで買いましたが、靴屋さんならどこでも扱っていますし、お店に行くのが難しい人でしたらネットでも買うことができますよ。
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いろんなカビ取り剤がありますが、この商品はカビの除去だけでなくカビの抑制効果もあるので個人的におすすめです。
このカビ取り剤を湿るくらいスプレーした古布で革表面を拭きあげていきます。
靴によっては色移りすることもありますので捨ててもいい布を使いましょう。
私は家にあった古タオルを使いました。
カビが広がらないように、こまめに新しい面を使って拭きあげていくのがコツです。
全体を拭き終えたら今回使ったカビ取り剤を靴全面にまんべんなくスプレーして陰干しすればOK。
半日から1日程度乾燥させた後ブラッシングしましょう。
また、使用後の新聞紙、マスク、古布はカビ菌が付着しているので、ビニール袋に入れて口をしっかり閉じてから処分してくださいね。
スエード靴にカビが生えないようにするお手入れ
スエード素材の靴は表面が毛羽立っているため、他の靴と比べて汚れが付きやすいものです。
カビが生える条件として
●湿度
●汚れ
この3点が大きく関わってきます。
靴に汚れがついたままにしているとカビの餌となりどんどん増えていってしまうんですね。
同じ靴箱の中に入れてある靴にもカビが移ってしまうこともあるので、日頃からこまめなブラッシングを心がけるとカビの発生を抑えることができます。
また、湿気対策として除湿剤を靴箱の中に設置するというのもアリです。
除湿剤は100均でも手に入れることができるのでお手軽な対策といえますね。
1日履きっぱなしだった靴は思っている以上に足から出た汗を含んでいます。
そんな状態の靴を通気性の悪い靴箱に入れてしまうのはカビ発生の原因となります。
1~2日は玄関に置きっぱなしにして湿気を飛ばした上で、靴箱に入れるようにしましょう。
以上、スエード靴に生えたカビの落とし方とお手入れについての解説でした。
少しでも参考になりましたら幸いです。
まとめ
- 生えたカビが白いものであれば自宅でのケアで元通りになる可能性は高い
- カビ取り剤を選ぶ際は抗菌剤配合のものを選ぶとカビが再発しにくいのでおすすめ
- 湿気や汚れのついたままの状態で靴箱に入れるのはカビの原因となるのでNG