お土産やプレゼントに喜ばれるケーキ。
でも持ち歩きの時間が気になる…なんて人は多いものです。
お店で買ったものにしろ、
自宅で手作りしたものにしろ、
ケーキが傷んでしまわないか心配になりますよね。
「ケーキの保存に最適な温度はどれくらい?」
「常温でも持ち歩きできるケーキって何?」
などなど、悩んでしまう人は少なくないはず。
そこで今回はケーキの保存方法や
常温での持ち運びに関する注意点についてまとめました。
ケーキのお土産を考えている方の参考になりましたら幸いです。
ケーキは常温で何時間もつ?
さて、ケーキといっても色んな種類があります。
生クリームを使ったショートケーキだったり、焼いて仕上げたパウンドケーキだったり。
ケーキの種類によって常温で置いておける時間は異なってくるものです。
ではまず傷みやすいケーキを挙げると、
●レアチーズケーキ
●生のフルーツを使ったケーキ
●生チョコケーキ
これらのケーキは常温保存には向いていません。
生の素材を使ったケーキは常温で放置せず、食べるまでの間は冷蔵庫で保存しておくことをおすすめします。
逆に常温のままでも保存できるケーキを挙げると、
●ガトーショコラ
●アップルパイ
●シフォンケーキ
●タルト
※すべて生クリーム・生フルーツを使っていないもの
これらの焼いてあるケーキは水分が飛んでいるので、生のケーキと比べて比較的日持ちしやすいです。常温保存でも2~3日ほどの保存が可能ですよ。
ただし、気温の高い夏の時期によっては傷んでしまう可能性もあります。
保存状況によってケーキの消費期限は変わってくるので、できるだけ涼しい部屋で保存するようにしましょう。
ケーキは常温で持ち運びしても大丈夫?
お土産やプレゼントでケーキを持ち運びする場合、
「常温でも大丈夫かな…?」
と不安になる人も多いと思います。
ショートケーキやデコレーションケーキのように生素材を使ったケーキについては常温での持ち運びはNGです。
冬場のような寒い時期であれば1~2時間程度なら問題ありませんが、常温のまま長い時間持ち歩くと生クリームがだれてきてしまうので、見た目はもちろん味の面でもよくありません。
お店で買うにしろ自宅で手作りするにせよ、生素材でできたケーキは10℃以下を保つのが美味しさを保つポイントです。
洋菓子店でケーキを買う場合には、店員さんに相談して持ち運び時間に見合う保冷剤をつけてもらうこと。手作りのケーキを持ち運ぶ場合には、クーラーボックスや保冷バッグを用意しておくと安心です。
ただ、保冷剤を用意できたとしてもケーキの美味しさと衛生面を保つことができるのは3時間が限度です。
持ち歩きの時間が3時間を越えてしまう場合には、カップケーキやパウンドケーキ、ガトーショコラのような焼いてあるケーキをセレクトした方が無難ですね。
食べるまでの時間を考慮して、持ち運びに最適なケーキを選ぶようにしましょう。
ケーキの常温保存は腐る可能性が高い?
ショートケーキやデコレーションケーキなどの生素材を使ったケーキは10℃以下での保存が最適です。
要は冷蔵庫に入れておくのが一番安心ということですね。
夏の時期だと気温が30℃を超えてしまうことはザラです。そんな気温の中でケーキを放置しておくと、クリームが傷んで変色してしまうことも。
また、生フルーツを使ったケーキは水分を多く含んでいるため傷みやすく、下手をするとカビが生えて腐ってしまう可能性もあります。生素材を使ったケーキは冷蔵保存して鮮度の良いうちに食べきってしまうのが一番です。
逆にカップケーキやパウンドケーキのような焼いてあるケーキは冷蔵保存は不向きです。というのは、使用されているバターの成分が低温によって固まってしまい、ボソボソとした食感になってしまうからなんですね。
むしろ常温で保存した方がバターの成分が落ち着いてくるので、生地がしっとりとして美味しいですよ。
ケーキの常温保存は種類によりけりです。
それぞれの特徴を確認しつつ、常温保存が可能なケーキは直射日光を避けて風通しのいい場所を選ぶようにしましょう。
まとめ
- 生素材を使ったケーキは水分が多く傷みやすいので基本的に冷蔵保存するのが一番
- 美味しさと衛生面を考慮すると持ち歩きに使う時間は3時間までが限度
- 焼いてあるケーキ類は常温で保存した方が味がよくなることも