母の日といえばカーネーションですよね。
その華やかな色合いや見た目を長く楽しめるようにと
鉢植えでプレゼントする人も多いようです。
ただ、もらった側としては
「カーネーションの寿命ってどれくらいなんだろう…」
「もし枯れそうになったらどんなお手入れをしたらいいの?」
なんて心配になる人もいることでしょう。
そこでカーネーションの寿命や枯れてしまう原因、
そして普段のお手入れ方法についてまとめました。
せっかくもらったカーネーションを長く楽しみたい方は必見です!
カーネーションの鉢植えの寿命は?
カーネーションはナデシコの一種で多年草に分類されます。
多年草とは季節が過ぎても枯れることはなく、時期が来れば毎年花を咲かせる植物のことをいいます。
カーネーションといえば母の日をイメージされることが多いので、5月あたりにしか花を咲かせないと思っている人が多いものです。
ですが実際には4~7月、9~10月頃が開花して年間楽しめるお花なんです。
つまり普段のお手入れにさえ気を付けていれば、寿命を短くして終わってしまう…なんてことはないんですね。
ただ、カーネーションの鉢植えの下葉が枯れてきてしまって、
「あ、もう終わりなんだな…」
と早合点して処分してしまう人も少なくありません。
確かに葉が変色してしまうこともあります。
ですが、それだけで寿命がきたと決めつけてしまうのはちょっと早とちりですね。
葉が枯れてしまった時はまず茎の具合を確認してみましょう。
茎の色が緑色の場合はまだまだ元気になる可能性アリです。
枯れた葉は消毒したハサミで切って取り除いて様子を見るといいですよ。
逆に、茎の根元まで黄色っぽく変色してしまっている場合は残念ながら寿命です。
他の茎ができるだけ長生きするように、枯れている茎は全て抜いて処分するようにしましょう。
カーネーションの鉢植えが枯れる原因は?
カーネーションが枯れてしまう原因の多くが、花にとって良くない環境においてしまっているということがあげられます。
まとめてみると、
●水やりが多すぎる
●余分な栄養(肥料)を与えすぎている
●湿気の多いところに置いている
●風通しが良くない
●気温の低い場所に置いている
…といったところですね。
どれかひとつでも当てはまるポイントがあれば、この先カーネーションの成長を妨げてしまう可能性があります。
特に気を付ける点は日光と水やりですね。
カーネーションは太陽が大好きな花なんですが、夏の日差しのように強すぎる日光はカーネーションが枯れてしまう原因となってしまうことも。
1年のうち夏の時期は直射日光の当たらない、かつ明るい場所に置くように注意すること。
その他の季節は日光の当たる場所に置いて問題ありません。
室内なら日の当たる窓際に、屋外なら軒下に置いておくとよいでしょう。
次に気を付けるべきは水やり。
毎日じゃぶじゃぶ水を与えてしまうと土の中で根腐れを起こして枯れてしまう可能性大です。
茎がやわらかくなっているようであれば水のやりすぎと判断できます。
水をあげるのは土の表面が乾いている時のみ。
表面がまだ湿っているようであれば水はやらず放置する、といったように毎日土の具合を確認するクセを心がけましょう。
カーネーションの鉢植えの手入れについて
カーネーションは1年中楽しめるお花だということはお伝えしましたが、それは日頃のお手入れ次第だと言えます。
そこで日光や水やりの他にも大切な3つのポイントをまとめました。
ぜひ、日常のお手入れにお役立てください。
風通しの良い状態を保つ
カーネーションは湿気の多い場所を嫌います。
風通しの良い場所に置いておくのは大前提ですが、株全体の育ち具合にも気を配ることが大切です。
というのも、葉が育ち過ぎて風が通らない状態が続くと根っこが枯れてしまう原因になってしまうから。
葉が密集しているようであれば無駄な葉はすべて取り除いて、風通しの良い状態を保つようにしてあげてください。
肥料のやりすぎに注意
カーネーションが元気な状態を保ってくれるようにとたっぷり肥料を与える人もいますが、これ間違いです。
逆に肥料を与えすぎてしまうことで根腐れをおこしてしまうこともあるんですね。
根元から腐ったような匂いがしたり、葉や花が枯れ始めているようであれば要注意。
根が黒く変色していれば完全にアウトです。
もしカーネーションが元気をなくしているようであれば、鉢の植え替えをしましょう。
根をやさしくほぐしたら、ひとまわり大きいサイズの鉢に植え替えて肥料は与えずに。
水をあげたらしっかり日光に当てて元気を取り戻すまで様子をみましょう。
温かい場所に置いておく
カーネーションは寒い場所が苦手な植物です。
なので気温の下がる冬の時期には外へ置くのは極力避けましょう。
ただ、冬の部屋に置いておく際には湿気の少ない場所を選びましょう。
先述の通り、カーネーションは湿気を嫌います。
冬の時期は加湿器をつけることもあるでしょうから、この点は注意ポイントですね。
1年を通して日当たりの良く、湿気の少ない場所でカーネーションの成長を見守ってあげましょう。
まとめ
- カーネーションは多年草なのでお手入れ次第で寿命を延ばすことが可能
- 日光がしっかり当たるように室内なら窓際、屋外なら軒下に置くのがおすすめ
- 土の中で根腐れを起こさないように水のやりすぎには注意すること